エチケット・マナー

☆0 ( ♫ 楽しもう 紳士淑女の スポーツを! )

 ゴルフといえば、紳士淑女のスポーツとして名を馳せていますが、TBGも右に倣えであるのは間違いありません。TBG愛好者は皆誠実であり故意に不正を犯すプレーヤーは一人もなく、フェアプレーを心掛け、エチケット・マナー・ルールを順守することが期待されています。しかし、言うは易しく行うは難しということも言えます。そこで、TBGを楽しむにあたり、これだけはという項目を挙げていきたいというのがこのページの目的です。ご参考になれば有難いと思っています。

☆1 ( ♫ それぞれの 取り組み姿勢を 考える )

 人それぞれ、TBGへのエチケット・マナーへの取り組み姿勢と考え方を分類してみると、①それらを常に大切にするタイプ②分かっているつもりであっても、時として他人のプレーヤ―に支障をきたしたりするタイプ③他人の迷惑をあまり感じないタイプの3通りに分類されます。それでは、そのタイプによってこのエチケット・マナーの受け止め方はどうなのでしょうか。①守る人にとっては、書かれている通りだと思っている②書かれていることを見て今後注意しようと考える③耳が痛くなることが書かれていると考えるか無関心であるということになりましょうか。筆者は今もそして今後もあなたが①のタイプであることを願っています。  

☆2 ( ♫ 向けている? 人がショット する姿 )

 人がショットをするとき、お喋りをしたり動いたりする人がかなりの数に上ります。残念ながら、これらの人は注意しても治らないかもしれません。重大なマナー違反です。あなたがプレーする時のことを考えたら、理解していただけると思います。クラブが当たりケガをする恐れがありますのでショットする人の近くには立たないでください。移動中まで同じ組の人との会話を禁止しているのではありません。さらにTBGは隣のホールとの距離が近いので、隣のホールにも注意を向けてください。また人がナイスショットをしたときは褒めてあげましょう。逆に褒められたら有難うと素直に言葉を返しましょう。そうすれば、自分も気分がよくなり、あなたもその人からお裾分けをいただけることでしょう。

☆3 ( ♫ バンカーから 出るときレーキで ならします )

 あなたはバンカーショットをした後、レーキで砂をならしていますか?ゴルフ経験者という勲章を自認されている方の中にも、このマナーを忘れている方が見受けられます。あなたが直していかないと、次の人がサンドイッチのショットを目論んでも果たせなくなるかもしれません。砂ならしはキチッと元の状態にならしておきましょう。

☆4 ( ♫ アドバイス するなされるな 競技中 )

 正式競技中のアドバイスはペナルティとなります。聞かれた人も含めて、聞かれないのにアドバイスすることはご法度です。気の置けない仲間との練習ラウンドの時まで禁止しているものではありませんが、スロープレーに注意して行うようにしましょう。敢えて言えば、日頃ラウンドを共にしている仲間であれば、調子の悪い時にその原因を指摘してあげることは大いにお勧めしたいと筆者は考えています。例えば、右にふけるショットが続けて出ているとき、「アドレス時にマットとの距離がいつもより近くなっている」等のアドバイスです。なぜなら、お互いに調子の良い時のスウィングを知っているから、今の調子の悪さの原因が即座に分かるからです。

☆5 ( ♫ 邪魔になる 視界に入る 場所に立つ? )

 同伴競技者がショットに入った時は、動いたり、音を立てたり、視界に入る場所に立ったりなど邪魔になるような行為はしないようにしましょう。また、意外と気づかないのですが、太陽を背にするようなときは、自分の影がショットしようとしているシャトルボールにかかることがあります。こんな些細なことも、自分がその立場に立った時のことを考えればお分かりになることでしょう。また、プレーヤーの直後に立つことも控えましょう。スウィング時にあなたの姿が目に入りスウィングを乱す原因になります。

☆6 ( ♫ プレー時は リズムを崩さず 回りたい )

 動いていないボールを打っていくことになるゴルフの重要な要素として、自分のリズムを守ることは大切です。ところが、そのリズムが、他人によって崩されることになることがあります。プレーの遅い人がその一つです。アドレスに入ってから時間をかけるのもそうですが、ボールのところに向かうのに時間がかかっている人、手順に無駄が多い人も問題です。年齢などでやむを得ないことがある人がいるのは分かるのですが、あなたも前の組があまりにも遅い時はいらいらしがちなのがお判りになることでしょう。また大会などの時は、主催者の責任としてスムーズにラウンドできるような組合せの工夫をしておきたいものです。

☆7 ( ♫ 他人から 注意を受けたら 感謝する )

 エチケット・マナーなどで、人から注意を受けた場合は、素直に謝り感謝しましょう。その人は、あなたを友人・同じ愛好者だと思うからこその注意だと考えるようにしましょう。年上の人は、自分の持っている良い経験を若い人たちに教えていく気構えが大切ですし、若い人・年下のひとは、その貴重な人生の先輩の教えを有難くお聞きし自分のものにしましょう。私達の年齢になれば、年上も年下も、どちらが偉いということは基本的にはないと思いませんか。年上の人は、年をとればとるほど若い人が付き合ってくれることに喜びを感じ幸せだと思ってみることで、今まで以上にTBGを楽しむことが出来るようになります。

☆8 ( ♫ コースでは 挨拶交わす 心がけ )

 毎日のようにコースで顔を合わせる方なのに、挨拶をかわせない方を見受けます。今朝も元気に顔を合わせられた同じTBG愛好者なのですから、明るく声を掛け合いましょう。きっと今日の一日が楽しいものになるでしょう。「お早ようございます」「ありがとうござます」「失礼します」「すみません」は「オアシス」と言われる挨拶の基本です。明るく明瞭に言うことで相手に必ず気持ちが伝わり、自分の気持ちも良くなることでしょう。高校野球の甲子園でよく目にすることですが、試合終了後に球場を退出する際、高校生が球場に向かってありがとうとお辞儀をしています。清々しさを感じるのは筆者だけでしょうか。そういえば、ある愛好者が北スポTBG場を出る際、コースにお辞儀をしている姿を目にしたことがありました。こうご案内してきたものの、なかなかできない事ではあります。

☆9 ( ♫ コースには ゴミを残さぬ 心がけ )

 今はコロナ禍の最中でもあり、コース内ではなかなか物を口にすることが出来ません。しかし、コース内には、飴の包み紙や空となったペットボトル等が放置されています。日頃私達がお世話になっているコースなのに、非常に残念なことです。世の中にはアプリを開発し、捨てられたごみの写真を送信することでゴミ放置の分析をし、公共の場からごみを無くす運動をしている人達もいます。あなたは決して自宅にゴミを放置していないはずです。私達が「利用させていただいている」との思いを持てれば、きっと明日のラウンドも楽しみになるでしょう。我が家で猫を飼っていた時、障子が破れっぱなしだったことがあります。ところが、障子の張り替えからしばらくの間は穴がなかったものの、1箇所に穴があいたとたん、穴だらけになていたことがあります(この例は、「割れ窓理論」というそうです)。 私達は、とかく右に倣えをすることに安堵しがちです。誰かが、コースにゴミを落としていったからといって、右に倣えをすることは控えたいものですね。逆に落ちているゴミを拾う習慣をつけたいものです。

☆10 ( ♫ 打ちません ボールが届く 範囲内 )

 ショットする際は、前の組のプレーヤーがボールが届く範囲外に進むまでショットするのを待ちましょう。前の組の人は後ろから飛んでくるボールには気づきません。また、自分の組の他のプレーヤー全員がショットを終えるまでは、前に出ることのないようにしましょう。痛い思いをするのは打った人ではなくボールが当たったあなたですよ。プラスティック製のボールとはいえ、当たると意外に衝撃を受けるものです。

☆11 ( ♫ その判定 セルフジャッジが 基本です )

 OBの判定とか、籠に入っているか等のジャッジは、自分でするのが基本ですが、異議を生じそうなときは、同伴競技者の同意を得るのが基本です。大会の時には競技委員長の裁定を求めるのも一つの方法です。ベテランの方でも間違えることがあります。判定結果がおかしいと思った方は、初心者でも遠慮なく声を出して確認しましょう。何時までも疑問を感じたままにしますと、その後の自分のプレーが乱れる原因になりかねません。

☆12 ( ♫ 速やかに ホールエリアから 離れましょう )

 同じ組の全員がホールアウトした後は、各自が自分のボールを拾い上げて速やかにホールエリアから離れましょう。籠周りで、各自のスコアの確認をしたり、カードにスコアを記入したりしてはいけません。速やかに次のホールに移動しましょう。全体のスロープレーにならないようにとのこの辺のささやかな気遣いが狭いコース内で気持ちよくプレーしていくことにつながります。

☆13 ( ♫ ラウンド時 前後の組にも 気を遣う )

 TBGというゲームは、自然を肌で感じながら狭い敷地の中で、多くの愛好者と肩を並べるようにして、ゴルフの醍醐味を味わえることが大きな利点ではないでしょうか。そこで気を付けたいのが、一見凶器にもなりうるクラブを振り回すゲームであることから、ショットの際自分の周りに人がいない事を確認しつつ、スムーズにプレーを進めることです。自分の組に初心者が入っていれば、プレーの遅れを伴うことは仕方ないことです。もしあなたの組で前の組との間隔があいて後ろの組を待たせるような状況となった時は、後ろの組をスルーさせるなどの配慮をしてください。その上で、自分の組はスムーズにプレーを進めるように努力しましょう。待たされる方としては、スコアを乱しがちになってしまっても、暴言を吐くなどもってのほかです。そのような状況を作リださないようにしたいものです。組のリーダーのみならず月例大会を主催する方は、コース内でプレーするすべての人のことも念頭において、スムーズにプレーに臨めるような配慮をしていきたいものです。