プレーに関する用語

 ここでは、プレー中の様々な場面で使われる用語について触れていきます。

(アドヴァイス)                                        プレーの決断あるいはストロークの方法決定に影響を与えるような助言または視差のことをいいます。ゴルフでは、キャディやパートナーからアドヴァイスを求めることはできますが、TBGでは、練習プレー中あるいはパートナーがいるフォアサムのようなプレー形式以外では、プレー中にアドヴァイスを求めることはできません。

( OB : オービー、アウト・オブ・バウンズ                   本来プレーし可能と定められた区域以外のエリアのことを指し、OBといいます。この判定は、シャトルボールのうち「球部」により判定することになります。球部をその真上から見て判定しますが、球部の全てがOBラインに重なっている部分がないことといえます。OBラインは、コースにより異なるのですが、レンガや砂、ロープ等により区分されていることが多いようで、その外側のラインのことをいいます。OBとなった場合は、1打罰の上、ホールを基準としてコンパス方式により、籠に近づかないフェアウェー内の地点マットをセットしてプレーを続行します。

(カウンターバランス)                            カウンターバランスとは、アドレスでの上半身と下半身とで釣り合いがのことをいいます。スウィングは、一瞬のうちに終わってしまうことので、スウィング中に体が前に倒れ掛かったり、起き上がるようになっているとすれば、足裏でしっかり地面をキャッチできていないほどバランスが悪いことなのです。あなたのアドレスは、体重が踵にかかりすぎたり、つま先に多くかかったりしていないですか。土踏まずの中央にしっかりと体重がかかっている状態が一番安定がいいのです。この体制をとるいい方法があります。スタンスを肩幅にとり直立します。次に上体を前傾させます。この時はまだ両膝はピーンと伸びていることでしょう。更に上体を前傾させるとまだ両膝が伸びていることから重心がだんだんつま先よりにかかてきます。重心がつま先にかかってきたところで、両膝をわずかに緩め(曲げ)てみると重心が土踏まずのあたりまで移ってきます。この段階で、お尻を後方に突き出すようにしてください。以上により、上体の前傾とお尻の突き出しとでカウンターバランスが取れて、重心が足裏の中間である土踏まずの中心に落ち着きます。この状態が出来れば、打球の飛び方や正確性は一味も二味も違ってくることでしょう。この静止画を理解しやすいように骨組みで表現した図を作って筆者の手元に置いています。興味のある方は一声かけてください。あなたの素晴らしいアドレスの姿を見るのが楽しみです。早速試してみてください。    

(競技方法)                                 競技は、通常4人一組で行われます。競技の種類としては、一般に次の①ストロークプレー②マッチプレー③ツーボールフォアサム④フォアボールの4種類に分類されます。ストロークプレーは、グロススコアで順位を決めるスクラッチ競技とグロススコアからハンディキャップを引いたネットスコアで順位を決めるハンディキャップ競技とがあります。ここでのハンディは、過去の数回のグロススコアを基準に決めるケースが多いところです。マッチプレーは、各ホールごとに勝敗を決めるもので、ハンディを導入するケースもあります。ツーボールフォアサムは、二人が組になって他の二人組と対抗するもので、各サイドが一個のボールを交互にプレーするものですが、ティショットは1ホールごとに組んだプレーヤーと交替して打つことになります。(ティーショットの身全員で打ち、各組の良い方のボールを選びその後は交互にプレーする方法もあります)フォアボールとは、二人体二人が各自のボールでプレーして対抗するもので、各サイドのベストスコアにより勝敗を競う競技です。

(切り返し)                                 スウィングは、アドレス、バックスウィング、トップ、ダウンスウィング、インパクト、フォロースルーという順序に流れていきます。この中で、トップからダウンスウィングへ移行するわずかの間のことを切り返しといいます。ここには、理想的なスウィングを形作るポイントがあります。いわゆるタメがあると、力強いスウィングを作り出しリズム感のあるスムーズな動作になります。この切り返しは、バックスウィングで上体がまだ左方向への動きにあるうちに、下半身がインパクトに向けての動きに入るという一瞬の動きです。この切り返しがスムーズにできれば、上体が突っ込むミスが回避できるとともに、体が開いたままインパクトを迎えることを防ぐこともできます。スウィング全体では、重要なポイントだといえるでしょう。    

(誤球)                                   ほかのプレーヤーのシャトルボールを自分のものと誤って打ってしまう事で、「誤球のプレー」あるいは「誤球をした」というように使われます。          誤球に気付いた場合、そのボールでプレーした回数はカウントせずに誤球をしたプレーヤーは2ペナルティを加え、最初に誤球した地点に戻って本来のシャトルボールで打ちなおすのが正しい処理となります。ただし、誤球後2打以上打っているケースあるいは誤球したホールをホールアウトしている場合は、2打罰の上次のホールへ進むことが出来ます。      

(コック・リストコック、アンコック)                     手首の折り曲げのことで、この折り曲げを解くことをアンコックといいます。このコックの使い方がスウィングの良し悪しを左右します。             

(コントロールショット)                           TBGは、その名が示す通り、進行方向の前後3メートルほどのフェアウェーに向けて設定した、ターゲットにシャトルボールを運んでいくゲームだといっても過言ではありません。そこでどんなショットをしたらいいのかですが、飛距離を犠牲にしてまでも方向性を重視したコントロールショットを選択しましょう。このショットは、単にスウィング全体を小さくしたショットということではありません。肝心のポイントでのきちんとしたインパクトがなされて初めて、目的のコントロールショットとなるのです。大きなスウィングは、さしたるミスになりずらいものです。力を抜いたショットは、30g程のシャトルボールの重さに負けて右に押し出してOBとなってしまうのが関の山です。気を抜かずにコントロールショットに臨んでいきましょう。

(ダフル)                                  シャトルボールの手前のマットをたたくことをいいます。激しくダフルとマットが飛んでしまうことがあります。なお、似て非なる言葉に「ダブル」という言葉あり、ダフルとは異なるのでご注意ください。 

(トップ)                                  シャトルボールの上部や脇などをクラブのエッジで直接叩いてしまうことをいいます。激しく叩くとシャトルボールに深い傷がつくことがあります。   

(ホールイン)                                シャトルボール(ボール)を打って、籠(アドバンテージホールまたはセカンドホール)に入れることをいい、そのホールのホールアウトになります。なお、当該ホールの打数は、アドバンテージホールに入った場合は籠に入るまでの打数がそのホールの打数に、またセカンドホールに入った場合は、罰打として打数に1打プラスした打数がそのホールの打数になります。

(マーク、マーカー)                             印のことをいいます。ティーイングエリアにおいては、ティーマークがあります。OBなどの境界線を示す標識もマークといいます。また、シャトルを拾い上げた個所に目印をつけることもマークといい、普通は、コイン上のものを使いますが、これをマーカーと呼びます。このマークの仕方は競技規則に記載されていますので十分慣れておくようにしましょう。  

(レート・ヒット)                              腕よりクラブヘッドが遅れて降りてきて、ボールをヒットする事をいいます。私たちTBG愛好者が使用するクラブは、ゴルフでいうアイアンクラブであって、さらにいえばウェッジクラブです。「腕よりクラブが遅れてくる」ことでクラブの性能が生かされることになりますので、意識していきましょう。上手い人のショットを見てみると、必ずこれが出来ていますよ。常のこれが出来ればあなたも上級者入り?です。