寅年を迎え、新たなページを設け、TBG発祥の地川口であなたをお待ちしています。
(2022-37 ) (♪♪ 余計なら 言わないしない 気にしない ) 筆者は残念ながら参加したことはないのですが、プロゴルフの大会の前には、スポンサーによりプロとアマとが一緒にラウンドする機会が設けられていて、アマの方がプロのプレーを間近に見られるうえ、憧れのプロとラウンドできることだけでも浮足立つであろうに、アドヴァイスを受ける事も可能だといいます。しかしそこにはいろいろ確執があるようです。プロにとっては、そのラウンドは賞金のかかる貴重な練習ラウンドにもなるからです。集中力を高め無心にプレーすることにより、色々な場面を想定してのデータ集めをしたいところなのに、アマの方によって目的を達成できなってしまうようでは翌日からの大会の結果は押して知るべしというところなのかもしれません。それでも、一流のプロと呼ばれる人には、アマへの対応を必要最小限の対応にとどめ、さりげなく「余計なことは、言わない、しない、考えない」ようにしているようです。こういったところが一流と呼ばれるプロのプロたるところなのかもしれません。筆者には、こんな芸当は無理というほかありません。大会前には、万全にコースが整備されているか、バンカーは整備されているか、秋であれば落ち葉が散っていないか等のチェックもしなければならないと考えてきました。大会中であれば、ホールごとにスムーズなプレーが流れているか見渡してみるようにもしてきました。自分のプレーに集中しようとしても、残念ながらできなかったのが現実です。でもプロはそれが出来ているのです。しかし、このプロの言に学び、今後は各組のリーダーや大会主催役員各位に全権委任すれば問題ないのだと知りました。全てが不要とはいいませんが、これからは「余計なことは、言わない、しない、考えない」心つもりで自然の流れ任せ、筆者も一人のプレーヤーとして満足のいくラウンドを目指すべきと悟りました。
(2022-36 ) (♪♪ ミスしても 無駄な反応 してはダメ! ) あなたは、いつもなら何でもないような1mの籠入れにミスしたとき、どんな気持ちになりますか。あのブッダは「悩みすぎない」ようにし、心の反応を見たり、合理的に考えなさいと勧めています。ミスしたことで悩みすぎれば、冷静でゲームをしていたあなたの心がザワついてしまうことになり、次のプレーに尾を引いてしまうことになりがちです。ゲームにはミスがつきものであり、これは永久の真実です。こんな時こそミスはつきものと気持ちを切り替えることにより、三歩歩いて心を静かにすべきだと説いています。ついでに言えば、20mの籠入れに成功したときにも、喜びすぎることなく、今のショットはフロックであり拾いものだと考え、これも三歩歩いたところで忘れましょう。良くも悪くも、いつまでも直前のプレーによる「いわゆる無駄な反応」を引きずらすことなく、次のプレーに向けて「超クールに集中」していきましょう。上級者の方は気持ちの切り替えが実に上手です。ひょっとしたら、このクールさが上級者の方のスコア作りのコツなのかもしれませんよ。
(2022-35 ) (♪♪ スウィングの 精度を上げる コツはこれ? ) スウィングは、人の指紋のように千差万別で、一人ひとりで異なるといわれます。なぜでしょうか。それは、私達の体が十人いれば十人とも異なるものだからです。したがって、基本というものは厳然とあるものの、あなたのスウィングは誰とも異なるのです。ではあなた独自のスウィングはどこをどう構築したらのでしょうか?それを例示すると次のようになるのではないかと考えてみました。①スウィング時の視線の置き方②ターゲットへの意識③鷹のようなターゲットへの集中力④直面しているスウィングのみに集中すること➄脳の働きを有効に使うこと⑥クラブフェイスとボールとの正しいコンタクトの仕方、以上の6点です。これまでに、この6点についてブレイクダウンした解説を行ってきましたが、順序・順番は異なりますが、どれについてもある意味、筆者の取り組んできたものばかりですが、ここに項目のみまとめてみましたので、参考にしてみてください。
(2022-34 ) (♪♪ 今回は 「散歩道」との コラボです ) 別ページの「散歩道」で孫の初体験について載せました。今回はそのページとのコラボになります。初めて食べたものおいしさが分かった時に感じる食べず嫌いということがあるように、物事にもやってみないとわからないことが沢山あります。TBGでも、なかなかうまく行かなかったことが、ちょっとしたヒントを得て、こんなに簡単にできるのかということがあります。TBG特有の籠入れもその一つです。練習場で何度やってもうまくできなかったのに、2つか3つのヒントを得て連続籠入れができるようにもなれるのです。新しいことでもやってみましょう。そのヒントは、あなたが悩んでいて傍にいる人から得られることが多いものです。なぜでしょうか?それは、あなたとラウンドを共にしている友人にはないものを、コースでラウンドしているたの仲間の方々が沢山持ってプレーしているのを知らないだけなのです。時には、周りのプレーヤーの技術をじっくり見る機会を作ってみましょう。それだけでもこれからのあなたの時間を有効に使えるでしょう。それを練習場で実践するのです。そして、これはというものが見つかったら、しばらくその修得に専念してください。暫くはうまく自分のものにできなかったとしてもすぐ諦めてしまうのはご法度です。筆者が残念に思っていることは、すぐにあきらめてしまう人が意外と多いと感じていることです。新たなことを修得したときは、ミスが出て当たり前です。それをある程度の期間続けることで自分のものになるのです。散歩道で紹介している孫は、毎日が初体験でいるのです。今のところ孫は体験したことを自分のものにしているようです。
(2022-33) (♪♪ 恐怖心 それがあなたを 強くする ) せっかくナイスショットを続けてきたにもかかわらず、籠に近づけば近づくほど、この籠入れは無理だという思いが強くなるという人がいます。結果を残してきた人ほど不安と闘ってきたはずだし、残念といわざるを得ませんが、その恐怖心を持っていない人は本物ではないのかもしれません。世には、その恐怖を打ち消したいがために練習する人がいるといいます。プロゴルファーのMさんが3時間以上にわたりひたすら1~1.5mの単調なパットの練習を続けている姿を見かけるといいます。パットはMさんがスコアメイクに大きな影響を与えることを知っている証だといいます。平凡を自認する筆者も、楽しさを優先して「居心地の良い練習」に終始してしまいます。目の前に「楽な道」と「困難な道」があれば世の常として多くの人が「楽な道」を選ぶことでしょう。かのMさんには、まるで困難の克服を快感に感じ取る脳細胞があるかのような錯覚に陥ってしまいます。不安や恐怖を打ち消すために面白くもない厳しい鍛錬を自分に課すという独特のマインドセットを持っていなければ、一流のアスリートにはなり得ないのかもしれません。ラウンドすること自体楽しいことですが、昨日の自分よりも今日の自分、そして今日の自分よりも明日の自分が少しでも成長することを快感に感じるようになれば、TBGでは面白くもないように見える単調な籠入れの練習にも進んで打込めるようになれるのかもしれません。そうすれば、「やる気」と「意思力」の二つの面で、あなたは着実に成長できるかもしれません。「やる気」とは、「興味を持って積極的に取り組む力」のことであり、籠入れの成功率を高めてくれスコアアップというご褒美を受け取れるでしょう。「意思力」とは、「やればできるという自分を鼓舞して辛い作業でもやり遂げる力」のことで、あなたは何事においても共通して活きる新たな力を授けてくれることでしょう。その籠入れに、一つでも新たな光明を見出せるような練習方法をご提案いただけませんか。
(2022-32) (♪♪ あなたには この理論に 活路アリ ) 筆者の耳には、数年前に「4スタンス理論」の考え方が入ってきました。当時は、自分に当て嵌めてみて利益になるのかという程度の興味で、放って置いたというのが本音でした。今、置かれている立場から、この理論を見直そうと考えています。それは、TBGのスウィングにおいて、「それぞれプレーヤーのタイプに応じ体の軸を意識して動く、立つ」という身のこなしに大いに役立つのではないかとの思いからです。プレーヤーのタイプといいましたが、プレーヤーには大きく分けて「AとB」及び「1と2」の組合せで区分される4通りのタイプがあるというのです。簡単に言うとあなたのスウィングタイプは、微妙ではあるのですが、体の重心軸が「土踏まずの前よりにあるタイプA」、「土踏まずの後ろよりにあるタイプB」に分かれ、重心が「内側にあるタイプ1」、「外側にあるタイプ2」にそれぞれ区分され、この組み合わせで4タイプに分かれるというのです。自分のタイプに合ったイメージでプレーしているならその人はスキルアップが望め、体に窮屈感を感じないといいますが、合わないと運動音痴のような状態になり、スキルの向上は望めないのです。もしあなたが自分はドンくさいのでなかなかうまくなれないと思っているとしたら、このタイプの違いにより、コーチの指導方法に合っていないのかもしれません。あなたはどのタイプになるのでしょうか。筆者は、もう少し、この理論を掘り下げて、各人の持ち前のタイプに合ったコーチができるまでに成長したいとの思いでいます。
(2022-31) (♪♪ メス入れる それも時には 必要に ) 古いかもしれませんが「親からいただいた体にメスを入れるとは」ということが言われます。今でもメスを入れる際には麻酔が使われますが、体の一部だけの神経を脳と遮断し無感覚と鎮静作用を起こさせる「局所麻酔」もありますが、筆者が大腿骨骨頭の置換手術をした際はもう一つの「全身麻酔」でした。麻酔から覚めた時、この世に帰ってこられたのだという何とも言えない気持ちであったことを思い出します。この全身麻酔は、世界最初に花岡青洲が江戸時代に行ったといわれ、60歳の女性の乳がん切除だったといいます。全身が無感覚となり、無意識で呼吸も止まり酸素吸入が必要になるのですが、いわゆる昏睡状態を麻酔剤の「点滴による静脈導入」または「マスク装着の吸入導入」でコントロールするものです。筆者は笑気ガスを用いるマスクの方でした。麻酔のメカニズムにはまだ未解明の部分が多いようです。ところで、私達がTBGで壁にぶつかった時に麻酔をすることはないのですがメスを入れるといいます。麻酔剤の代わりになるのが先生の経験に基づく信念とその先生への信頼感の二つが関係してきます。その指導の光景をコースで傍観していると、いずれが欠けても壁を突破するのは困難といえるようです。しかし、誤解を恐れずに言えば、教え魔のような例もあるにはありますが、先生が必ずしも適切な案を提示してくれるとはいえないことがあるようです。全ての人にとって役立つことなど望めないのでしょうが、筆者の今の活動はどちらの部類に入っているのでしょうか。自省も込めて。
(2022-30) (♪♪ これからは こんな笑いを 心がけ ) TVでは、相変わらずお笑い番組で占められています。笑いは健康に良いということは数々の実験で明らかにされています。この笑いには、「随意の笑い」と「不随意の笑い」とに二分されていることはご存じのとおりです。わざと笑ったり、誰かにニッコリ微笑むといった意図的な笑いはこのうちの随意の笑いに当たり、快さを伴わない健康とは無縁の笑いです。緊張した予期が突然なくなることで生ずる情動と快さが伴った笑いが不随意の笑いです。犬がしっぽを振ったり、猫が喉をごろごろ鳴らすように哺乳類動物全般にもみられるのはこれに属します。脳科学者は、笑いは言語によるコミュニケーションの前段階にある原始的な手段で、「自分の間違いを笑うこと」もその一つであり、自分を笑うことによる「自分のことを客観視し、相対化していない笑い」だといいます。それは高度な脳の作用であり、よく笑う人は頭がよく、自分のミステイクに気付ける人だといいます。TBGの練習中に、籠入れに失敗して顔をしかめる人がいます。そんな時は笑ってごまかしましょう。成功したときは、どうだといわんばかりに大いに笑みを浮かべましょう。仲間の方が駄洒落などジョーダンを言ったときも、寒いといわずに大いに笑ってあげましょう。自分も笑顔に、そして何より健康になれます。おおいにTBGを楽しもうとコースに出向いているのです。貴重な時間を無駄にしないためにも。
(2022-29) (♪♪ 非効率 無駄ではないよ 有効に ) 私達は、非効率な行いを切り捨ててしまいがちです。例えば、遠距離旅行に行くときには新幹線を利用しがちです。しかし、時間的な余裕がある時に鈍行列車を使っみたところ、あなたにも経験がおありだと思いますが、気付かなかった景色やそこで友と共有できた時間が素晴らしい旅のお土産になることがあります。これに負けず劣らず、日頃のTBGの練習ではもっと素晴らしいことがあるのです。あなたも壁にぶつかった時、先達にご指導いただくことと思いますが、もしそこでの教えが対症療法的であれば、その後のプレーには効率的でしょうが、その教えは応用はきかないことでしょう。しかし、その際のご指導が非効率的であっても、原因はなんであるのかその原因を根本的に解決するように説明を受けたことにより壁が取り払われたのであれば、その教えは、その時には解決に時間がかかってしまうものですが、今後のいろいろな場面で応用が利くのではないでしょうか。このような一見無駄なようでも、決してその時間は無駄にはならないものなのです。北スポTBG場では、今年度2回目の川口市ギフトボックスのTBG体験教室が9月1日から始まります。これまでの教室と同様、TBG初心者の方が少しでも早く真の実力をつけていただけるような時間を過ごしていただければ幸いです。
(2022-28) (♪♪ 意識した ショットの多くは ミスを生む ) 筆者がたびたび犯すのが、ここぞという時に練習をしたことがないようなショットを選択してしまうことです。ボビー・ジョーンズの持論で「ストロークを意識的にコントロールしようとする努力は、かえって悲惨な結果を生むことになる」という言葉があるのを知らないで。さらに、「プレーヤーが矯正したり変えたりしていいのは、練習場のみである」と続きます。年に一度あるかないかの確率で成功ことがあるからいけないのですが、特に女性とのラウンドにおける難しい場面でおかしています。愚かなるゆえにその愚かさを知ることたびたびです。やはり自分のゴルフをベストに仕上げるには、ゴルフのストロークは、日頃繰り返してきた練習で培った技術を覚え込んだ肉体を信じて、淡々とプレーすることに徹する精神のコントロールを忘れないことにことにあると思うこの頃です。先人が残された言葉を眼にするたびに自分の未熟さを痛感してしまいます。
(2022-27) (♪♪ ホールから 見返す景色 どう見える? ) 先日、「散歩道」で頭を下にして鳴いていたセミのことをご紹介しましたが呼んでいただいたでしょうか?今ここで思い出したのが、コース攻略の素晴らしいヒントです。かの青木功プロがホールアウト後、ティグラウンドの方を振り返ることを勧めていたことです。ティから見ていては気が付かない攻めのルートや落とし穴などが振り返ってみると良く見えるといっていたのです。第一打で無理して飛ばす必要がなかったり、間違っていたと思われる球筋の選択、嵌ってしまった障害物の存在までもが、今プレーしてきたからこそ確認できると言っていたと思います。仏教用語に「雑染(ゾウゼン)としたプレー」という雑に染まるつまり煩悩の汚れに染まってしまうプレーもその一つでしょうか、いつも雑なプレーをして反省している筆者にとっては、ラウンドの反省だけでなく、今ホールアウトしたばかりのホールの見直しが大切だということをあのアブラゼミの姿が思い起こさせてくれたのです。あのセミは、セミプロのアドヴァイザーだったのかもしれません。お盆ということもあり「セミの寿命の7日」を過ぎてしまったであろう今、両手を合わせてしまうほど感謝の想いがあふれてきています。
(2022-26) (♪♪ コースには あまたの宝が 潜んでる ) あなたは、各ホールでティショットをする際何を考えているのでしょうか。これからは、いつもホールに立ったときは全体を見渡し、籠から逆に遡ってどこにシャトルを運んでいけばいいかというコース攻略法を考える習慣をつけるようにしましょう。その攻略法通りにいけば問題なくパーで上がれるでしょうが、どこかで狂いが生じるものです。TBGもミスのゲームであることは間違いないので、狂いが生じた場合はその後の攻略法を見直し、できなくても仕方ないという考えは捨てましょう。男女の違いは確かにあります。年齢による制約もこれからは生じてきても当然です。しかし今のあなたにはまだまだ可能性は残されています。ここで混同しないでいただきたいのは目標と願望とは異なるということです。あなたは目標を立てても「叶う可能性がない」と考えていませんか。願望に等しい目標は何の意味もありません。これからは達成度が分かるような具体性を持ったポジティブな目標を立てて、いつでも見直しができるノートに書きだすようにしてください。TBGの体験教室を先日修了された方は例の「アハ!ノート」に書き出しましょう。自分の手で書いたポジティブな目標は「いつも頭に残ると先生があなたに暗示をかけているので」間違いなく実現できますよ。実力向上へ向けての曲がり角はすぐそこにあります。あなたがそこにたどり着けば、その先には明るい未来が開けています。
(2022-25)(♪♪ あの枝が いつも気になる それならば!! ) 前回のゴールデンルールを読んだという方から質問がありました。「いつも失敗するイメージしかない川口の北スポTBG場の6番ホールの攻略法がないか」ということです。件のホールレイアウトは次のとおりです。距離はレギュラーティで65mのミドルホールです。籠に向かって左手には、風の影響を考慮すべき植栽が続いています。全体的にはまっすぐに見えるのですが、ティーから35mの位置で、右さらに左にと若干曲がっています。その5m先には、枝が垂れ下がっていて、高弾道を持ち球とする方には障害となり、このあたりからほぼ30mにわたって、左右が馬の背状態のままほぼ1mののぼり坂がダラダラと続き、コースの最高地点に籠が鎮座ましましています。このようなホールですが筆者が知る限りでこのホールを苦にされていない方は次のようにラウンドされています。「①1打目、2打目とも低弾道でフルショットし、バーディ狙い②1打目をコントロールショットし、2打目で枝に当たらないようにフルショットするようにして、あわよくばバーディ狙い③コツコツとコントロールショットでつないでいき、悪くてもボギー狙い」以上、筆者がコースの愛好者のショットを参考にさせていただいた3例を挙げさせていただきます。いずれも「コース内の枝と長く続く馬の背をいかにクリアしていくか」がポイントにあるようです。愛好者が得意ショットを活かせる当コースきっての名物ホールになっていると思っています。スコアは、この6番ホールの攻略にあるといってもいいくらいに考える方もいます。そのためにも、日頃から練習のメニューの中で攻略法に見合うショットの種をまいておくことがカギかもしれません。これこそが、三田明が謳っていた「美しい70代(10代?)抱いて咲かせる幸福の花」の種だと考えている筆者です。得意ホールはどしどし作るべきですが、苦手ホールを作ってしまうことは避けねばなりません。種まきが大きな解決策かもしれません。
(2022-24)(♪♪ マーフィーの 黄金律に 光明が )
マーフィーは、人生には永久不滅の法則があり、『あなたがあきらめてしまわない限り、奇跡は必ず現実になる』といっています。筆者もそうなのですが、バーディーチャンスにあるにもかかわらず、「この籠入れは失敗しそうだ」と考えてしまうと、ほぼ確実にミスになってしまいます。それが人間の性だといえば悲しいながらそれまでなのです。周りの人がいっていることではないのに、悲しいかな自分で自分を追い込んでしまうあなたを、マーフィーは黄金律「ゴールデンルール」と呼んで戒めているのです。例えば、商店街でもらった福引券でくじを引いている姿を思い出してください。一等は家族揃っての一泊二日の温泉旅行です。外れてもティッシュペーパーがもらえるなら筆者でも躊躇なくくじを引きます。ところが、ここで外れたら刑務所行きだとしたらどうでしょう。筆者同様あなたもくじを引かないのでは?そうです。マーフィー博士は成功も失敗も、生きている限りは知らず知らずに自分がまいている種がどう花を咲かせるかにあるのだというのです。バラの花を咲かせたかったら、バラの種をまけばいいのです。籠入れをいつも成功させたければ、その技を練習場で磨いておけばいいのです。シンプルに考えて、先達が練習場で何気なく籠入れをしている技を有難く拝借しましょう。この小さな選択が、自分が望む種をまくことになり未来の自分に花を咲かせてくれるのです。さあ、今年度も大きな大会が一休みになった今こそ安定的な技術修得に向け色々な種まきをしておくという行動あるのみです。
(2022-23) (♪♪ 勘違い 知ったあなたに 死角なし ) TBGは、いつもきれいな弧を描いて籠入れを行うことを目的としたゲームだと勘違いしている人はいませんか。嵐のような強風は別としても、「風の影響が全くない自然環境のもとで行われるゲームは興味が半減してしまう」と感じている方が多いようです。どんな経過を経たにしろ、籠に入ってしまえばそれでホールアウトになってしまいます。しかし、それまでの練習の成果が出たのかどうかは考えておきましょう。筆者は、TBGのようにある程度の技術の習得が欠かせないゲームにおいては、最低限修得しておくべき基本があって始めて楽しめるものだと思っています。その基本をいかに正確にかつ早く身につけるか、更に、その基本を昇華して自分独自のものにできるかはあなた自身の努力にかかっているのです。TBG発祥の地川口でプレーする者としては、残念ながら初心者の方が基本を習得する機会が整っているとはいえないのが現状のようです。四角四面に考えなくてもいいのでは?と考える方が多いのは分かりますが、自分の年齢を考えても、一日でも早くTBGの楽しみを堪能したいと思う方が多いのです。初めは、きれいな弧を描いて飛んでいくシャトルの姿を目にすることはできないでしょうが、それもTBGです。上を目指すことはあきらめないで、先達のプレーを参考に、一つでも二つでも自分の中に取り込んでいきましょう。プレーを通してみれば、初心者でも、あるホールに限定すれば先達のスコアを上回ることは可能です。その時の喜びを体全体で表現して楽しめるのもTBGだと考えている毎日です。
(2022-22)( ♪♪ ひょっとして 素振りで誤解 していない? ) 「その素振りは時間の無駄だよ!」などといわれた方はいませんか?そんな方は、素振りの時とシャトルを置いた本番とで、別のスウィングになってしまい、素振りが実際に打つときのパワーで振られていないのだと思われます。このような方は昔の流行歌ではありませんが、五万といるようです。これでは、冒頭のように何のための素振りなのかということになってしまいます。素振りは、次に打つ球筋をしっかりイメージし、その準備のためにするものです。プロゴルファーは、次のショットに対していい影響を及ぼすようにとの意識を持って素振りをするため、素振りをじっと見ているだけで次にどんなショットを放とうとしてのかが分かるといいます。残念ながら、筆者の素振りは、本番のショットの時に同じパワーで打っているとはいいきれないのが現実です。肩がカチカチになったり、グリップに力が入ったりということが常でした。人の振り見て我が振り直せ、と言われて久しいのですが、身近にこんな光景をたびたび目にすることから、ここ数日の練習で、少しずつ本番に近い素振りができるようになってきました。今は、次の課題として「ここぞという時こそゆったりとスウィング」できるように、次の課題に取り組み始めています。デモンストレーションとしてのスウィングをする機会が多くなるギフトボックスのTBG体験教室が我が北スポコースで始まる時ですので。
(2022-21)( ♪♪ 組織では リーダーシップは 誰が取る? ) クラブ活動の拠点となる「クラブ」を運営する時、リーダーシップを発揮するのはだれなのでしょうか?会長一人と思っている方はいませんか?こんなクラブの場合、早晩クラブ運営が破綻してしまうことが懸念されます。一人の力にはどうしても限界があります。上手く流れているときは、誰が先頭に立ってもある程度うまく流れていくものです。しかし、現在のうまく流れているように見える活動も停滞しがちになってしまい、発展性とか、より良い方向へ活動範囲を広げようとする際に選択肢が狭まってしまいます。ここにリーダーシップの問題が出てきます。クラブ員はどなたも良いものを沢山秘めています。その良い面を日頃から生かさない手はないのです。他人任せという選択肢はありえないのです。それぞれが得意分野でその力を発揮しましょう。そして、クラブ運営の一部を自分の得意分野を誰もが分担していき、全体でクラブを運営していくべきなのです。自分の好きなことを好きなだけやろうと考えている方ほど、積極的に一部の負担をするべきなのです。クラブ活動の活性化は、各自の力を総合するところにあるのです。一人に偏ってるクラブがあったら、明日にでもクラブ員全員に呼び掛けて全員で運営していく方向に変えていきましょう。
(2022-20)( ♪♪ その規則 必要性は どこにある? ) ゴルフ同様、TBGというスポーツは年齢、性別、社会的地位や腕前をも超えた存在として位置づけられています。プレーをするすべての人が一人のプレーヤーという同じ立場で、同じ場を共有しながら楽しめるボーダレスな素晴らしいスポーツです。それだけに、当初は数個に限定されていたのですが、公平性をもとにした規則が沢山あります。なぜこんな規則があるのか、と疑問を持たれたり、理解しがたいものがあるのは事実です。筆者もその一人で、バンカーでクラブをソールできないのはなぜだろうかと、疑問を持っていました。それを最近知りました。「バンカーの砂は柔らかいので、アドレス時にクラブのソールを砂に押しつけたりしたら、ボールは浮いた状態になって打ちやすくなるためソールしてはいけないのだ」ということを。これが原点であるので、やたら、拡大解釈して規則変更すべきか否か考え見るのもありかなと。また、「海沿いのコースで、ボールが海に入ったリしたら、直接は打てないのでゲームを続けるためには、ボールを置き直してプレーすることにすれば解決するが、海に入れなかったプレーヤーとの公平性を保つために罰打を設けることにした」というのです。こういう、規則を設ける必要性を考えると、納得できるというものです。その他の規則についても、調べてみたいと興味が湧いたところです。ここで足を延ばして近隣のコースを訪ねてみると、ローカルルールが設けられているケースを目にするのですが、設けた理由が分からないことがあります。コース管理者の方も、一度原点に戻って考えておくことが必要かもしれません。自分の都合の良いように解釈することは、もっともあってはならない事なのでしょうが。
(2022-19)( ♪♪ 気を付けよう! 安全策に こんなワナ ) 色々話題に上りがちなのがコース攻略だと思いますが、あなたはどこに気を遣っているのでしょうか。いわゆる守りと攻めということですが、何が守りで、何が攻めなのでしょうか。私達アマチュアの場合は、攻めといえばたいていが「ギャンブル」だといわれ、状況や実力を考えずに一か八かのショットにかけた成功確率が極めて低い挑戦のようです。逆に守りはどうかというと、守り損ねにつながり精神的に尾をひいて大たたきにつながってしまうようです。守りの場合にはどんなことが起きているのでしょうか。筆者の場合、距離を抑えてコントロールショットをしたつもりが、フェースの芯でとらえて飛びすぎ、力を抜いたことで右への押し出し、リズムを崩してのミスショットといったところです。守る時は、クラブを短く持ったり、迷って距離が合わないときは逆に飛ばしてしまたり、しっかりとヒットしたりといった、徹底して守るという意志の強さが必要かもしれません。プラス思考による、普段練習をやったことがある成功確率の高い方法を選択することかもしれません。そうはいっても、「堅く行くことの選択はつまらない選択」ととらえるのは間違いだと筆者は考えています。今日もスコアにどう反映したかを振り返っています。
(2022-18)( ♪♪ 笑顔には ナイスプレーの 花が咲く ) 筆者から見るとかなり良いショットだと思えるのに、ああ駄目だとか否定的な言葉を発し、気難しい顔や、悲しい顔をしている人を見ると残念で仕方ありません。ゴルフ同様TBGもミスのゲームには違いないのです。筆者は完全なショットでなくとも、自分の中で80%のショットなら御の字と割り切るようにしています。仲間とラウンドしていても、笑顔でいる方には話しかけやすいし、親しみやすさが増すものです。一方、笑顔のない人とは、次の機会に一緒にラウンドさせてほしいと思う気持ちが失せるものです。実は、笑顔は自分自身にとっても大切なものなのです。歳をとるとともに、感動する機会が減って来る傾向にありますが、仲間がバーディーを取れたときなど、そのショットをほめる声かけで笑顔になれるものなのです。そんな笑顔は、他の人に向けてはいるのですが、自分に返ってきて自分も楽しくなれるものです。笑いは健康のもと、百薬の長です。明日からは他の人の喜びを自分の笑顔に取り込んでしまいましょう。
(2022-17)( ♪♪ 遺伝子の 研究成果で 若返り ) 知人の山中伸弥教授が、iPS細胞の発見で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞したことを覚えているでしょう。この発見は、遺伝子が老化と大いに関係が深いものがあるといっています。この発見は、ありとあらゆる血液細胞や臓器や組織を移植用に培養できるようになっただけでなく、全身のゲノムの地形を若返らせ初期状態に戻すことが出来るというものでした。それは、水は低きに流れるものと信じてきた、平凡な私の考えを根本から覆すものであり、あたかも、川下に流れ着いた小石を川上に戻すだけでなく、当初の大きな岩に生まれ変わらせてくれるようです。素晴らしい発見を研究室の培養皿の中で発見したということです。今更ながら「研究者の頭の中はどうなっているのだろう」と考えていると夜も眠れなくなってしまいます。話変わって、元気に暮らすには運動がいいと何世紀も前から言われてきたのですが、なぜ運動することがいいのかということが説明できていませんでした。ところが、人体に複雑な管が網目のように張り巡らされていて、そこを血液が通って全身を循環していることが関係していることを突き止めたのです。この血液は、運動により血行が改善されて肺や心臓が健康になり筋肉が増強されるのは事実だが、そこに働いているのが染色体の末端を保護する役目を持つテロメアという血液細胞だということが分かったのです。一般には老化によりテロメアが短縮していくのですが、頻繁に運動する人ほどテロメアを短縮することなく長く保ってくれることが分かったというのです。私達もこれからでも十分に若返りができるとの確証を得たようなものです。TBGを始めた時の年齢は、概して老境の域にある私達ですが、TBGを積極的に楽しむようにすれば10歳以上若返えることが可能になるのです。大いなる期待を胸に秘めながら、仲間の方々と毎日TBGを楽しむようにしましょう。出だしに、知人と書いてしまいましたが、凡人の筆者と山中伸弥教授とは何の関係もありません。筆者の機体にすぎませんので念のため。
(2022-16)( ♪♪ 新人の 発掘に役立つ 市の事業 ) TBG発祥の地川口市には、素晴らしい市の事業があります。それが介護予防ギフトボックスという事業です。市民の65歳以上の者をターゲットにした事業で、TBG協会でも賛同して毎年TBG体験教室を開催しています。令和3年度には、16名が無事教室を卒業し、ほとんどの方が毎日のように元気な笑顔を見せつつクラブ活動を続けています。この体験教室で講師役をしていると、今までの自分のTBG活動で気付かなかったことで勉強になっています。講師役をしていると大きな時間の制約を余儀なくされるのですが、まさに情けは人の為ならずといったところです。ほとんどの方が初心者に近いだけに、当たり前と思っていたことを説明するにあたって本当の意味で理解できていなかったということに気付かされます。ゴルフではパター以外に13本のクラブの特性を活かしてラウンドすることが出来るのに、TBGでは一本のクラブで賄わなければなりません。したがって、いろいろな場面でクラブの使い方を調整することが求められます。しかし、その調節に当たって、自分がこれまで何気なくプレーしてきてミスが出ても笑ってごまかしていたことがなんと多かったことかと。しかし、講師役をしていると、ごまかしはききません。その場その場で最適と思われるクラブの使い方を披露する必要がでてきます。すれが、自分のプレーに生きてくるのです。シャフトを半インチ短く握りなおし、フェースの開きを加えるなどは、理論的に正しいとわかっていても自分でやってみてもうまくできる保証がないことでも、その生徒さんにアドヴァイスすると、その場で見事に成果を挙げてくれるのです。どなたも素晴らしい力を秘めているのです。その時「今のプレーで成功したのはあなたがやったことですよ」とほめてあげることを忘れないようにしています。そして、自分も同じ場面で実践に試してみることを心の中で誓っています。生徒さんの前では偉そうにしている自分ですが、毎日楽しく勉強しています。
(2022-15)( ♪♪ アドレスは スウィングタイプが 作るもの ) 再現性の高いアドレスの取り方としては、小細工が不要である点から、肩・腰・膝をターゲットに平行にすることが基本だといわれています。では、両足はどうしたらいいのでしょうか?つま先を閉じるか開くかは、各自の体の柔らかさに応じて対応しつつ、性格がなせる業かもしれませんが、スウィングには大きく分けて「振り抜くように打っていくタイプ」と「パチンと打っていくタイプ」の二つに分かれます。これらのタイプにより、再現性を高めるには足のセットの仕方が違うようです。振り抜くタイプの方は、若干オープン気味が向いているようで、体が自然に左へ出ていくように意識して、左腰はあまり回転させない方がよいようです。一方、パチンと打っていくタイプの方は、スタンスをややクローズド気味にするとよいようで、体が自然に左へ出ていくようになりますので、心持ち左足を踏み込んでいくようにすることでその位置から体が突っ込まないようになり、良い結果が得られるようです。自分が気持ちよくスウィングできるのがどちらのタイプであるかをつかみ、いつも同じリズムでスウィングできるようになれば、今まで目障りだった目のうろこが取れることになるかも知れません。筆者は、振り抜くタイプに属するように感じており、左足を20度ほどオープンにしたうえで、ショットから籠入れまで全て同じリズムで、ターゲット方向に振り抜いていこうとしています。ただし、TBGで大事なコントロールショットについては、再現性の高い方法を修得すべく、時には半日に及ぶくらい練習場にへばりついています。羽付きのシャトルボールの飛び方に光明を見た今だからこそ、籠入れとともにコントロールショットも奥深いものだと実感しています。
(2022-14)( ♪♪ 可愛いね クラブに蝶が 止まったよ ) あなたの周りに、アドレス後なかなかバックスウィングに移らない方はおられませんか。あたかも、クラブに幸運をもたらしてくれる蝶が止まってくれるのを待っているかのようにです。きっとその方は、クラブはインサイド方向に上げてとか、バックスウィングは肩の高さまで上げるとか、いくつものチェックポイントを頭の中で確認されているようにです。もしあなたがこのようなアドレスをされているようなら、今日を限りに、アドレス後は時間を無駄にされないことをお勧めしたいと思います。この習慣がつけば、今までの練習(シャトルの環境によるショットのイメージ作り等)の成果を発揮するチャンスだからです。ある寓話があります。「アリさんがムカデさんにこんなことを聞きました。『ムカデさん、あなたは沢山の足をお持ちのようですが、歩き始めるときは何番目の足から動かすのですか?』と。それを聞いたムカデさんは、頭の中がこんがらがってしまい、そのあと足が動かなくなってしまいました」筆者は、このムカデさんのように頭で考えすぎている方にお目にかかることがたびたびあります。日ごろ練習をしてきているのですから、アドレスに入ったら、無心・無意識でスウィングに入ることを習慣づけることで、日頃の練習の成果が出るようになり、スロープレーとのそしりを受けなくて済むのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。それにしても、アリさんとムカデさんに通じる言葉は何語でしょうか。(ムシしなさいという声が聞こえてきました)私達が初心者の方との練習時に会話がかみ合わないことが多いので参考にしたいという思いが募ってきます。
(2022-13)( ♪♪ 目標を 再現性の 高さとす ) TBGのスコアの安定は、再現性の高さを求めるべきであると考えています。大きく分けるとゲームは、メンタル面が大きいゲームとはいえ、表面的にはフルショット、コントロールショット、籠入れの三つに分類できます。フルショットは、使用するクラブはゴルフのウェッジクラブ様式を踏襲しているといえます。ラウンド中終始一本のクラブを使用することの制約をどうアレンジしていくかが問われます。そこに状況に応じたフェースの使い方が問われます。コントロールショットでは、ゴルフで使用する14本のクラブの役割を、いかにして一本のクラブで賄うかにあり、ここにもフェースコントロールにかかってきます。ゴルフにないTBGの大きな特徴といえる籠入れでは、究極のクラブフェースのコントロールという技術の習得が必要です。このコントロールは、ショットの大きさ、シャフト長く握ったり短くしたりという調整、カット打ちやストレート打ちといったスウィング方向の調整、スウィングマットの活用方法などいろいろあります。ただ、常に頭の片隅に置いておきたいのが羽根がついているというシャトルボールの形状です。この羽根がどういう働きをするかじっくりと考えてみることは、決して無駄にならないでしょう。ショットされたシャトルボールがどのように飛んでいくか、お手元のヴィデオ機器等を活用してスローモーションで確認してみましょう。目からうろこが落ちるようなシーンが確認できるでしょう。色々な場面であなたの体と相談して、あなた独自の再現性の高いスウィングを確立していきましょう。
(2022-12)( ♪♪ 切り返し そこに思わぬ 贈り物 ) 別途TBG用語集でも説明していますが、切り返しはゴルフでもナイスショットを得るために結構重要視されているポイントです。一説では、理想的な切り返しは、バックスウィングからクラブを後ろに押し出すようにし、グリップを右脇に近づけるようにするとされています。このクラブを倒して下すようにスウィングすることでクラブが体の近くを通ることになり慣性力が効いて力強いスウィングが得られるようです。ここで気付いたのですが、この切り返しがうまくできるようになると、クラブが緩いU字を描くようになり、多少クラブの返りが早くなっても遅くなってもタイミングのズレを吸収してくれて、シャトルの左右のブレが少なくなります。その結果、スウィングの再現性が大幅にアップするという大きな贈り物が得られるのです。もしクラブが鋭いV字型を描くようになると、クラブが遅れてインパクトを迎えるとプッシュ弾道になり、反対に早くインパクトになるとプルショットになり、左右のブレが出るようになります。つまり、理想的な切り返しがあなたが望んでいる理想的なビッグショットを生んでくれるのです。こう見てくると、練習で理想的だといわれる切り返し法を習得しない手はありませんね。
(2022-11)( ♪♪ スウィングの 弱点これで 直したと ) プロは、筆者にはとても想像の及ばないような練習をしているようです。ある有名なゴルフのプロは、ヘッドの抜けをよくしたいとスプーンを使って一気に500球を打ち続けたといいます。筆者は休憩をはさんでこの球数を打ったことはあるのですが、「それでは決して欠点が見つかることはなく、お金の無駄使いだ」というのです。件のプロでも、200球を過ぎたころから左足の親指がインパクト直前で浮き始め、押さえが効かなくなって球筋をコントロールするのがつらくなったといっています。さらに打ち続けると、50球目くらいで右肩が痛くなり、指の浮きを右肩で押さえようとした結果で、指一本の弱まりでその影響が肩に伝わったからだと判断しました。それは、さらに右ひじ、左ひざへと影響が広まり、最後に腰が浮いてしまっていたといいます。どういう状況下、素人の筆者には理解できかねますが、いわゆるギッコンバッタンのスウィングになっていたというのです。結論は「スウィングの要は腰」ということです。腰痛になった時、そのプロは腰に針を入れたところ、この一本の針がスウィングを大きく変えたのです。その結果は、フィニッシュが拳3個分低くなったものの、針を抜いたらフィニッシュは元の高さに戻ったといいます。しかし、肩、背中、肘、ひざ、足首に針を入れてもフィニッシュの高さに変化はなかったそうです。プロは針の効果は予想をはるかに超えてるのを実感していました。そのプロが他のプロのスウィングをチェックする際は、背中側からチェックしているようで、背骨と腰の位置のバランスのいい選手はけがをしないことを見抜いています。右肩の落ちた構えをしている者は左手や左ひじを痛めやすいといいます。レッスン時に腰をギュッと抑えるように、つまり親指で腰のツボを押さえてやると背筋がピンと伸びるといいます。腰のスウィングのツボを押さえてやれば、スウィングの悩みの3割は解消できるのだそうです。やはりプロの目は筆者の想像をはるかに超えているのです。このようなレッスンをしてくれる方が近くにいたらいいのにと思うのは筆者だけでしょうか。それとも、そんなゴチャゴチャいっているよりも、楽しくラウンドする方を選択したいのでしょうか。ゴルフとは似て非なるゲームであるだけに、その違いをつまびらかにすべく、TBG発祥の地川口だからこそ(筆者にはできことではありませんが)明日にでも川口の地にこんな方が出現してくれると期待している筆者がここにいます。
(2022-10)( ♪♪ 性格が スウィングリズムを 左右する ) 止まっているシャトルが生き生きとして大空を飛ぶようにと命を吹き込ことによりスタートするのがゴルフやTBGです。止まっているだけに、早くも遅くもスウィングのリズムを自分が自由にできると思っている方が多いと思いますが、それを決めているのはどこだと思いますか。これはあまり言われてこなかったことですが、大まかに二分すると気弱か強気かという各自の性格にあるようです。どちらかといえば気弱な方はミスを恐れるあまりスウィングが早くなり、強気の方は心に余裕が生まれていて遅くなることで再現性の高いスウィングになるというのです。あなたの性格はどちらに近いでしょうか?朝一のプレッシャーがかかるティショットや、イーグルチャンス等の極度の緊張下で最も頼れるものは場慣れだと考えている方は、一度あなたの性格分析をしてみる価値は十分にあるかもしれませんよ。あなたが本来持っているスウィングリズムを活きてナイスショットとなることでしょう。試してみる価値は十分ありますよ。敢て補足すれば、分かっていてもなかなかできないものですが、意識して少しゆったり目のスウィングを心掛けることで、さらに再現性の高いショットができることは忘れないでいたいものです。
(2022-09) ( ♪♪ 籠入れは 楕円を描いて ショットする ) 学生時代、どのように楕円を描いたか思い出してください。楕円とは、平面上のある2定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線です。なんでこんな昔の事をいっているのかといえば、この楕円の中に狙いをつけると、籠入れがうまく行くのではないかと考えています。ゴルフでは、ある大きさの円を想定して、その円の中にボールが止まるようにショットせよと教えています。TBGも基本的に同じです。そこで籠入れ時の円の描き方に少しアレンジを加えたらいいのではないかと気づいたのです。これからは円ではなく楕円にしてみたらどうかということです。そこで楕円の想定の仕方ですが、二つの定点のうちショットする際の遠い位置の定点を籠奥から2mほどのの位置に置くのです。もう一つの定点は籠の手前に置くのです。この利点は、籠をオーバーしてOBとなるリスクが減少し、もう一つの定点近くにシャトルが止まっても、もう一度籠入れのチャンスが残るということです。円を狙いとすると許容範囲が狭くなってしまう欠点があるが、楕円を想定すれば心の余裕も生まれてこようというものです。
(2022-08) ( ♪♪ 下半身 静かに使い 成果得よ ) 同伴者より少しでも飛距離が欲しいとの思いから、バランスを崩してまでフットワークを積極的に使っている人がいます。こんな人は大方フェースの芯でシャトルをとらえきれていないようです。実際にはテークバックで体重は右に移りインパクトでは左に多くの荷重がかかるように、体重移動は行われるのが自然です。ただし、その動きは静かに行うように心がけることをお勧めします。テークバックで体が右にズレると、アドレスの位置でインパクトを迎える際にぶれが生じます。その結果フェースの芯でシャトルをとらえることが難しくなるのです。体験された方がお判りのことと思いますが、芯をとらえたシャトルは、クラブの力を最大限に引き出して、方向性がよく飛距離も出るといういいこと尽くめなのです。敢て飛ばないように体を大きく使う無駄な動きとはこの際縁を切りましょう。
(2022-07) ( ♪♪ 意識した フック・スライス かからない ) ゴルフでは、フック(ドロー)系あるいはスライス(フェード)系に飛ぶボールの方が安全性が高いといわれています。それは、アドレスやスウィング方向、クラブフェースの向きの組合せにより、大なり小なりボールにスピンがかかることに起因します。例えば、スクエアなアドレスをとってフェースが開いた状態でターゲット方向にまっすぐインパクトを迎えると、ボールには時計回りのスピンがかかり、いずれ右方向に曲がった飛球ラインを描きます。では、TBGでも同じことが出来るかといえば、不可能です。羽根がついたシャトルには、同じようにショットしてもスピンをかけることは出来ないからです。筆者が理解していることは、「羽根がついていることにより、ゴルフボールにはない力が働くことにより、ショットマットに乗っているシャトルボールは、インパクト時にショットマットに乗っている羽根の先端を支点として球部から浮きあがるようにターゲット方向に回転の力が働いていく」のではないかということです。その証拠に、インパクトの際ある程度のスピードがついていれば、フェースの開閉にかかわらずターゲット方向に飛んでいきます(インパクト時のスピードが不足してしまうと、フェースが開閉されている方向に飛ぶ)。籠入れ時に大きくフェースを開いたショットでも同様です。筆者は今コースでこの理解が正しいかどうか試しています。どなたか、筆者のこの考えの正誤についてご意見をいただければ幸いです。正しいという事であれば、この性質を理解されたTBG愛好者のあなたには、この性質を最大限に使っていただきたいと思っています。
(2022-06) ( ♪♪ なんどきも 距離の打ち分け 念頭に ) TBGで使えるクラブは、ゴルフのピッチングウェッジに相当する一本のみだということは、どんな場面でも使い分けをすることが求められています。では、距離の打ち分けにはどんな方法があるのでしょうか。①バックスウィングの大きさ(フル・スリークウォーター・ハーフ・クウォーター)②フォロースウィングの大きさ(同)③クラブフェースの立て方寝かせ方の3通りが主なものです。スウィングの大きさでは、練習でそれぞれの距離をつかみます。例えば、フルショット25m、スリークウォーター20m、ハーフ15mそしてクウォーター10m(各自で異なる)などです。バックスウィングの大きさに合わせフォローの大きさの目安もつけていきます。ここでのポイントは、バックスウィングの大きさよりもフォロースウィングの方を大きくすべきであり、シャトルボールをとらえれ際のヘッドスピードはどの場合も変えないようにすべきです。フォローを小さくすると軌道が安定せず、再現性の面で問題があります。更に、風の活かし方にも関係してくるのですが、フェースを立て気味にすると低い弾道で飛距離が出るようになり、寝かせると高い弾道を描くようになります。風に当てるようにしていくと飛距離は落ちます。
(2022-05) ( ♪♪ 大脳が ショットのすべてを コントロール ) 前回、あなたの過去の練習で獲得した運動制御(モーターコントロール)という大脳の素晴らしい働きについて紹介しました。あなたの過去の素晴らしいプレーを大脳が色々な場面で再現すべくあなたの体をコントロールするということでした。そうであれば、私達にこれからしておきたいこととして、様々なコースでのプレーを思い出していただきたいのです。あまりラウンドしたことのないコースで思いもかけないところに仕掛けられているトラップに気付けないのに、ホームコースでは意識していないのに例えば、コース脇から垂れ下がっている枝などのトラップに対応しているあなたの姿です。それは、大脳が日頃のプレーで取り込んだ情報として、目の前の風景を頭の中で描き出してくれているのです。あたかも、あなたが意識していないにもかかわらず、あなたの大脳はそのコースの風景を再現してくれているのです。いつもあなたの大脳は大活躍し続けているのです。あなたは、目の前の風景をコースに置き換える訓練をしておくことにより、実践の場ではたとえ新しいコースでも大脳が素早く地形を読み、過去の情報をアレンジして戦略を立ててくれるのです。あなたの大脳は素晴らしい働きをしていることをほめてあげましょう。時には、大脳に過剰とならない範囲で糖分を与えてあげましょう。きっと、次のプレーであなたに素晴らしいプレゼントをしてくれますよ。
(2022-04) ( ♪♪ ショット前 脳の回路を フル活用 ) 私達は誰もがショットの前にはいろいろ考えます。例えば、18m先に池があり、風が右前から吹いているとき、池越えを目指そうとします。しかし、そこまで充分確認してショットに入ってもミスになった経験があります。ここに魔物が潜んでいるというのですが、あなたはどう思いますか?今の確認は、目測や皮膚感覚といった外的状況を取り入れるのはいいのですが、それが自分のスウィングにしっかりと結びついて(イメージが描けて)いないようです。なぜかというと、「求心性の運動」は把握できているのですが、「遠心性の運動」が不足しているのです。前者の運動は、視覚や皮膚感覚などの感覚受容器から大脳への伝導路を活用する運動で、後者は大脳から筋肉などの効果器への伝導路を活用する運動のことです。せっかく読んだ外的状況を大脳が活用できていないのです。つまりコース状況を把握したら、それをいったん冷静に頭の中に入れて大脳からの命令を受けてショットすればいいのです。大脳は、「ショットはハーフショットにし高さは3m、さらにスタンスを10度右に向けよう」といったような具体的な判断を下すのです。「遠心性の回路をフル活用」すれば結果は明らかに良くなるとスポーツ科学の実験で実証されています。私達の体は、よくできたもので、大脳を使えば。その指示をなぞるように体が反応するように作られています。その結果は大脳に再びフィードバックされ、新たないい情報として蓄積されることになります。明日のスコアは、遠心性の運動を活用できるか否かに託されているのです。しかし忘れてならないのは、大脳が活躍するために私達は、練習でより良い情報を大脳に送り続けなければならないということだと思っています。
(2022-03) ( ♪♪ ヴィデオ見た それでもミスは 治らない ) 最近筆者の身の周りに、ヴィデオを見て勉強(?)している人が増えてきました。そこで気になるのが、「見る」だけで「観ていない」人が多いことです。この一字違いが大きな問題であると感じています。PCやスマホでは、ゴルフに関しての多数のヴィデオの中で、自分の都合のいいところだけまねているいるように感じられます。そこでは、当然素晴らしいスウィングの場面が出ています。ドライバーのスウィングをTBGに取り入れるのはかなり無理があることはとりあえず脇に置くとして、そのヴィデオの中では、一連の動作が組み合わさって素晴らしい場面を作っていますが、「見ている」側は、例えば体の動きだけしか取り入れていません。手首の使い方や、クラブフェースの寝かせ方等、一連の素晴らしいスウィングを作り出している細かいところまで「観ていない」のです。一部だけまねても自分が求める理想の結果を得ることは難しいといえます。私達の身に付いた技術を変えるには、関連したところまで全て治し、無意識下で使えるようにしなければ、安心して実戦で使えるプレーにはならないようです。ヴィデオを見て勉強することは素晴らしいことです。せっかく熱意をもって今の自分を変えようと決心したのですから、一部だけでなく多数の関連したところまで目を配って、自分が治さなければならない点を観察してみつけていきましょう。その努力は決して無駄にはなりません。干支に倣って、トライあるのみです。
(2022-02) ( ♪♪ 勘違い 練習場と コースでは ) 練習場でできているのに、コースに出ると成果が出ないことが多々あります。あなたのことではないでしょうが、「練習場シングル」と呼ばれる方がいます。これはTBG下手な人の有難くない呼称です。練習場でできることは自分の実力だと思っているところに勘違いがあるのです。とかく練習場では同じ条件で何球も続けて練習します。でも、コースでは、毎ショット条件が異なります。練習で10の力を出せたとしても、コースでは大目に見ても半分の5程度の力を出せるのがせいぜいかもしれません。メンタルの問題でもありません。最も大きいのが、練習ではどんなミスをしても罰を受けないことです。それが、コースに出ると多くがミスにつながります。これが気分的にも大きな違いです。そこで、自分にプレッシャーを課して練習場の環境をコースに近づけて練習することをお勧めします。練習ラウンドでも絶対に手を抜かないようにしましょう。明日からは、お互いに本番のための練習という位置づけをもっていきましょう。そして、どんどんコースへ出て経験を積むようにしましょう。
(2022-01) ( ♪♪ 新年を 迎えてあなたに ご挨拶 ) 寅年が明けました。丸2年も新型コロナウイルスに地球中が感染の恐怖に怯えてきましたが、今年こそ共生も視野に掲げつつ、全ての人が明るく過ごせる日々にしたいと思っています。今年も昨年に増してよろしくお願いします。特にTBGの愛好者におかれては、これまで感染の恐怖の中にもかかわらず健康を維持されてきたことは素晴らしいことです。これからも皆さんで頑張っていきましょう。TBG発祥の地川口でプレーしていると、特に最近はこの地を一度訪れたいという方からの連絡をいただきます。是非今年こそ干支にちなんで発祥の地の訪問(道場破り?)にトライしてみましょう。私達川口のTBG愛好者も、多くの方がこの川口の北スポーツTBG場及び新郷TBGコースにお越しいただき、発祥に地であなたと対戦できる日を、心からお待ちしております。