TBGの力学

 この頁では、TBGというゲームを、物理学なかでも力学の分野から分析することを試みます。TBG愛好者のお一人に、H製作所を退職されたSHさんという方がおられます。その方とTBGを通じて知り合いになった時、川口がTBG発祥の地であることから話題が発展し、川口からTBGについて情報発信をしたいとの思いが一致しました。そのSHさんは得意分野からTBGを力学の面から分析してみたいというような話をされました。その後この思いに着手されたとの話をされていましたが、現在進捗情報の確認ができていません。筆者には、これまでこのHPを通じて精神面を中心に冗談交じりに情報発信していますが、その力学面については、ほんの一面に限って発信するのみでしたが、最近理論的な面からも情報発信したいとの思いが募ってきていました。そこで、密かにため込んできたものを少しづつ発信し、皆様のお力をお借りしてでも楽しんでいただけれる内容にできればと思っています。なお、筆者の誤解があればご指摘いただけるのを期待しつつ、多くの方々からご意見をお寄せいただけることも願っております。(工事中

力7-1 (  ♪♪ 目力を 有効利用 しませんか? )

 目には素晴らしいがあります。動体視力と瞬間視力等です。車を運転される方はお判りのことですが、スピードを出すと、目の前に広がる景色があまり見えなくなります。登山した際に頂上からは180度素晴らしい景色を楽しめる(静止視力)のに対し、高速でドライブしているときは、45度以下の範囲しか見えなくなって(周辺視力とも言います)しまいます。つまり動いているものを連続して追い続ける動体視力が落ちてしまうというものです。ここで動体視力は左右水平方向の視力(DVA動体視力)と前後方向の動きを識別する視力(KVA動体視力)と呼ばれるものに分けられます。また瞬間視力とは、一瞬で数字や図形などを識別して記憶する能力のことで、動体視力とともに、訓練することである程度向上させることが出来るといわれています。この動体視力と瞬間視力を向上することでTBGのスコアをアップさせてくれるのです。その向上策はビジョントレーニングといって、ゲーム感覚で画面と対峙して行うトレーニング法があるようです。ところで、最近話題になりつつあるハンド・アイ・コーディネーションをご存知でしょうか。簡単に言えば、スウィングする時手と目を連動させ空間を認識するように共同作業をさせましょうということです。その方法は、究極的にはショットの前の素振りで芝を擦るようにするだけのことで、それが手と目の空間認識を共有させてくれるのです。後は、素振り通りにショットするだけです。いたって簡単なので早速実践してみましょう。筆者の頭の上で、素振りと同じようにショットすることが出来れば苦労はいらないという素振りシングルさんの声が聞こえてきました。     

力0-0 ( ♪♪ 力学を 友にできれば  Don't worry「心配ご無用」! )

 あなたは、日頃TBGのプレーで使用している道具のことをどのくらい考えて居られるのでしょうか。ここにこそ貴方のスコアを左右する秘密が隠れているとしたらどうでしょうか?これから、数回に分けて、クラブのこと、ボールのこと等について力学の面からご一緒に確認していきましょう。きっとあなたに光明をもたらすことでしょう。 

力0-1 ( ♪♪ 何事も 言葉を知れば 理解でき )

 新しい分野のことを知ろうとすると、言葉の壁にぶつかります。そこで挫折せず言葉の意味を理解することに挑戦する心を持つと、長々とした説明を聞かずとも本質を理解する道が開けます。なかでもTBGに関する力学を説明する際の参考となる言葉も実力アップに役立つのです。これから時々出てきますので、パッシブトルク、フォース、シャローイング、ネットトルク等もこの際覚えてしまいましょう。パッシブトルクとは、グリップに力を加えた時にクラブが重心を中心として回転しようとする力のことです(クラブのシャトルのねじれ強度のことをトルクといいますが、これとは異なります)。フォースとは、手を通じてグリップ(クラブ)に加えられる力のことです。シャローイングとは、ダウンスイングの切り替え(スタート)時点でクラブを寝かせてシャフトに角度を浅くすることで、フェースを閉じながら下しやすくし、クラブを早くスイングプレーンに乗せやすくしてくれる力です。ネットトルクとは、スウィングにおいてクラブが様々な方向に回転しようとする力のことをいいます。これらのことばは、機械工学で「順動力学(フォワードダイナミクス)」(〇〇ミクスに似ていますね)のことを説明する際に使われ、クラブ等に力を加えた時に接続するグリップにどんな力がかかってどう動いてくれるのかを解明していきます。 

力1-1 (  ♪♪ ボールには こんな秘密が 隠れてる )

 TBG愛好者の方の多くは、球技である野球のこともご存知のことと思います。野球では(今高校選抜大会が開催中)プロが使用する硬球というボールの直径は約72mmです。ゴルフで使用されているラージサイズのボールが同46mm、TBGのシャトルは、球部が同40mm(羽根が65mm、全長105mm)です。このサイズは、これら3者のプレーに大きな影響を与えています。プロ野球でバットで打たれた打球は、100m超の外野フェンスを越えますが、あのエンゼルスの大リーガー大谷翔平選手が先日大飛球を記録したとされる140mがせいぜいです。ゴルフでは、クラブで打たれたボールは300mを記録するプロがいます。では、TBGではどうでしょうか。男子の力自慢でも30mをクリアする人はまれです。兄弟関係にあるゴルフとTBGとを比較すると、それぞれのコース事情を如実に反映していることに気づきました。ゴルフコースは全長1万mTBGは1千mで、前述の飛距離と見事に比例しています。ではボールの重さはどうでしょうか。野球の硬式ボールが140g弱ゴルフが43g弱となっていますが、TBGは30g弱です。これらの違いがおいおいプレーに大きな違いをもたらすことになることに触れていきます。

力1-2 (  ♪♪ クラブには 英知の結晶 詰まってる )

 野球ではバットが、ゴルフとTBGはクラブが体との唯一の接点になっています。ご存知のようにバットはI字型、一方ゴルフとTBGはL型の様相を呈しています。クラブのフェース面は若干上を向いて(ロフト角がついて)います。野球はピッチャーが投げてきた動いているボールを打ち返すのに対し、ゴルフとTBGは地面にある静止しているボールを打ちます。ここに打つタイミングは大きな違いがあることが確認できます。ゴルフとTBGには、自分で動きださなければならないことが野球との大きな違いになります。何を判り切ったことをとの沢山のお叱りの声が聞こえてきそうですが、ここに大きな考えさせられる点があります。アドレスを取ったままいつまでもタイミングが掴めずにジッとしている人もよく見かけます。また、地面におかれたボールを打とうとする際、バットでボールを高く打ち上げることは至難の業で、ボールを高い軌道を描くように打つには、クラブにつけられているロフト角があることが重要なのです。あなたがクラブを何の手加減もせずに素直にスウィングすれば、クラブはボールが自然に高く上がってくれるように設計されています。あなたがボールを高く上げようと細工する必要はないことになります。逆にボールを上げようとするとミスになることを念頭において下さい。籠入れがそのいい例で、ボールを50cmより高く上げるようとしてスウィングすると失敗するといわれる所以です。クラブは何も言ってくれませんが、力学の英知が詰まった道具であることに信頼を寄せ、私達は余計なことをしないようにしましょう。あなたが愛しているクラブは決して裏切ることはありません。さらに打球面を見てください。それは、バットが丸いのに、クラブのフェースは平らであり、バットにはその延長線上に重心があるのに、クラブはシャフトの延長線上に重心がないことが大きな功罪をもたらしていることを別途確認していきます。

力1-3 (  ♪♪ 有効打 その方向が 大違い )

 私達が打っていくボールが静止しているか止まっているかの違いも大きく影響するのですが、野球では、いわゆるヒットになるボールは90度内に打っていけば良く、そのうえ、外野には例外もあります。内野に一度落ちたボールは、外野でラインを超えてもフェアとなり、飛ばしすぎても外野のフェンスを越えればホームランという適用もあります。それに引き換え、ゴルフやTBGには、OBラインの設定がありボールが止まった位置でペナルティが付与されます。打球面をみると、バットは筒状であることにより、主にボールが当たる位置で、フライ、ライナー、ゴロという打球の高さが決まります。打たれたボールはそれを処理するプレーヤーのミスも誘いフェアになったり、ファインプレーでアウトになることもあります。空振りしても、キャッチャーが捕球ミスをして振り逃げにより、ランナーとして出塁ということもあります。極端な例としては、バットを前に振っているのにボールが後ろに飛んでしまうこともあります。それに引き換え、クラブはほぼ平らな面でボールを打ちますので、打ち出されたボールはとりあえずは前方向に飛びますが、狭いフェアウェー(TBGではほぼ3m)以内に収めていかなければなりません。OBをフェアにしてくれる協力者もなくすべて自分の責任となります。力学により説明しなければならないのですが、ゴルフではさらにボールにかかるスピンという大きな問題があります。ボールにフックやスライスというスピンがかかることは、野球にはあまりないことです。さらに、ナイスショットをしても籠をオーバーしたらOBとなることもあります。飛球方向と飛距離がスコア作りには欠かせませんが、野球では好結果となるホームランは許されないのです。力もちの代表格ともいえる力士が必ずしもゴルフで上級者にはなりえない所以でもあります。力は使い方が大事であり、使い過ぎ(パワハラ?)にはくれぐれも注意しましょう。 

力2-1 (  ♪♪ フェース面 芯に当てれば 心地よく )

 ゴルフクラブのフェース面には、クラブに書かれているわけではないのですが、重心があります。は、手でシャフトを持った状態でフェース面にコンコンというようにボールを当ててみると、衝撃がなくなる部分があります。そこがいわゆる芯に当たるのです。クラブの構造上、その芯の若干内側の空間にクラブ全体の重心があります。重心と芯が若干ズレていることに一つのポイントがあります。芯に当たったボールは、力学のなせる業により、ドロー系の打球となり、クラブが設計された目的通りの性能が生かされるのです。ターゲットに向かって方向性に優れていて力強く飛んで行ってくれます。当然風にも強いボールとなります。一方、フェースの先端トゥ側に当たると、ボールの重さに負けてフェースが開くことになりボールは弱々しく右方向に飛びだします。逆に、フェースの手元(ヒール)側にボールが当たると、フェースがかぶってくることになりボールは左側に飛ぶ傾向があります。極端なほど手元側となるネックに当たってしまうといわゆるシャンクとなりボールはびっくりするほど右に飛び出します。これらの状況をもたらす原因は、クラブの重心により力学が働くことで、ボールに一秒間に数千回転といわれる程のスピン(回転)がかかることになり打球には致命的ともいえるほど大きな影響を与えるのです。TBGでも同じ傾向を示すのですが、TBGのシャトルボールはわずか30g弱の重さしかなく、羽根がついていることで極端な動きにはならないといえます。TBGでは、意識的なドローボールやスライスボールが打てない原因です。更に、籠周りだからといって飛びすぎが怖くてスウィングを小さくすると、シャトルは50cmの高さにまで飛びあがれません。そこで籠入れの際、フェースを開き気味にして大きなスウィングに心がけトゥ側にボールを当てることは、打球の勢いを殺してあげることになり大変有効な技術の一つといわれています。まだ経験のない方はぜひお試しあれ!!

力3 -1 (  ♪♪ ニュートンも 想定外の タ―ゲット )

 TBGで使用するクラブはどう動くのかを考える場合には、力学とくに、ニュートンの偉業を無視するわけにはいきません。そのニュートンの運動法則を復習すると、①第一法則「力の作用を受けない物体は等速で直線運動を維持するか静止し続ける(慣性の法則)」 ②第二法則「力が物体に作用すると力の向きに加速度を生じる。その大きさは力の大きさに比例し質量に反比例する(運動方程式)」③第三法則「作用と反作用は大きさが等しく向きが逆である(作用反作用の法則)」の3つです。この3つの法則を理解することは、とりもなおさずTBGの技術向上に役立ちます

力3 -2 (  ♪♪ 慣性を 理解した人 無理しない )

 慣性の法則を理解した人は、スウィングで無理をする必要がないことがお判りになった人です。静止しているシャトルボールを活性化させるのはあなた自身なのです。野球では、ピッチャーが投げてきたボールを打ち返すことになりますが、TBGでは、あなたが動かなければ、いつまでたってもゲームがスタートしません。アドレス後に時間を使いすぎると同伴競技者から大なり小なり非難の声が飛んできます。アドレスに入った後は、スムーズにスウィングに入りましょう。コースでジッと静止しているシャトルボールはあなたが動かない限りご主人様のご指示があるまでいつまでも従順に止まったままでいます。その際あなたが動かすわずか30グラム未満のシャトルボールを打っていくのにはたいした力がいらないことはご理解いただけるでしょう。かつての会社の上司を想定して打つような力はいりません。ゆっくリズムを意識して優しくスウィングしていきましょう。筆者が日頃から反省していることですが全く力む必要はないのです。

力3 -3 (  ♪♪ 運動の 方程式から 学べます ) 

 野球では、勝利の方程式でもあるかのようにNさんが使い始めたようなこの方程式」は、直線運動方程式と回転運動方程式に2分されます。直線運動方程式は、直線運動エネルギーのことで質量と加速度を掛け算して得られるのです。質量または加速度が大きいほど大きな直線運動エネルギーが得られます。回転運動方程式は、回転運動エネルギーのことでナーシャ(抵抗と呼ばれ、グリップに与えられた力によりある程度回転して降りてくることでグリップにかかる抵抗)と角速度(一定の方向に与えられた速度)との掛け算となります。スウィング時には、クラブにトルクといわれる回転する力が加わってきますが、あなたは余計なことを考えずに、スウィング時にこの力をうまくため込むことでクラブがしてくれる仕事の邪魔をせずにエネルギーがターゲットに向けられるようにクラブが動くのを手助けしてあげるにとどめることがポイントです。しかしいくら大きなエネルギーが与えられたとしても、OB方向に向けられたのではエネルギーが生かされることに結びつかず、結果として決してスコアに結びつくことはありません。 

力3 -4 (  ♪♪ 動くには 反作用も 考えて )

 力を一方向に出そうとすると、その逆方向に同じ大きさの力が働きます。この同じ大きさの力が反対方向に働くということに目を向けてみます。力を出しすぎれば、あなたの体はその力に耐えきれずに体幹がぶれてしまいます(ここにも体幹がしっかりしていることの必要性が潜んでいます)。ここでは、エネルギー保存の法則も関係します。もし、静止しているシャトルボールに同じエネルギーでクラブを打ち込んだとすると、クラブはそこで止まってします。わずか30gに満たないボールを打つ程のエネルギーですから、その作用でシャトルボールだけが方向性を維持できないほど弱々しく飛んでいくことになります。シャトルボールが静止したままでいようとするエネルギーを上回るくらいの適度な力をあなた自身がクラブに与えるだけで十分だということです。それが方向性のよい生きたボールとなってターゲットに向かって飛んでいってくれることになるのです。くれぐれも、シャトルを打ちぬいたとたんにクラブが反作用によって止まってしまわないようにしてください。    

4-1 (  ♪♪ ターゲット 風向きじっくり 考えて )

 ターゲットを決めるにあたっては、コースにたなびいているのぼりなどを参考にして、風向き風力をしっかり把握しましょう。打ち出されたシャトルボールには、その方向(上下・左右・前後)に力学が働きます。時間の経過とともに、打ち出し直後は与えられた方向性は持続されるのですが、じわじわと風の力が働いて方向を変えていきます。誰もが理解しているように、シャトルは着地地点では風の影響が最大に働き、風に流されるように方向を変えています。元に戻れば、私達は、飛球高度と飛距離を考慮した風の影響度合いを計算して打ち出し方向を決定しなければならないということです。低く打ち出されたシャトルボールは、進行方向への力が強く働き風の影響は少ないのは当然です。高く飛び出したシャトルボールには非情な程強い風の影響を受けますので大きめな読みを入れる必要があります。ここで問題なのが、低い打球にしたかったのに、ボールが大きく舞い上がってしまうことがあります(強く打ち出すと概して高い球になる傾向があります)。逆に高い球で風の恩恵を受けようとしたのに、低い球筋になってしまうと、大きく風読みをしたことが災いとなってフェアウェーに戻ることなくOBラインを超えてしまうことになります。ゴルフはミスのゲームといわれていますので、何事も適度にということです。

力4-2 (  ♪♪ アゲンスト それが悩みの 種になる )

 日常生活でもフォローの風が吹いているときは、何をやってもよい方向に流れていくものですが、アゲンストの時はいろいろ問題が起きがちです。TBGでも例外ではありません。その一つが、意に反して飛距離が落ちることです。非力な筆者には少しのアゲンストの風にも手を焼きがちです。ついつい力が入ってしまうのです。結果は言わずもがなのミスショットとなります。向かい風は距離が落ちて当たり前という考えでショットするように心がけましょう。また、意外と理解が及ばないのがまともなアゲンストのケースです。いったんシャトルボールが曲がりだすと、左右どちらに曲がるのかの判断ができないのです。ゴルフでも、どちらに曲がるのかが分からないまっすぐなボールを打つよりも、インテンショナルに曲げるボールの方が曲がりを計算しやすいといわれる所以です。まともなアゲンストの風にはくれぐれも注意を怠ることのないようにしましょう。ただ良いこともあります。アゲンストの風にシャトルボールを当てに行くようにすれば、籠入れの時の距離感は意外と計算しやすくなってきます。フォローの風では、飛びすぎるリスクが大きいため、籠入れが難しいのとは逆にこんな利点がありますので、練習場で試しておきましょう。

力4-3 (  ♪♪ 横風も 味方にすれば ハッピーに )

 横風も、ライン取りをしっかり決めていくと味方にすることが可能です。まず、第1打についてですが、ティグラウンドの左右どこからショットをするかはあなたの選択次第です。右からの風を想定した場合、ティグラウンドの右からコースなりにショットしていけば、打ち出しと同時に風が左にシャトルボールを運んでいきます。強い風でしたら、コースの右外側に外してショットすることを選択することもありです。ティグラウンドの左端からショットすれば、打ち出し直後は、風と喧嘩させるショットになります。この風と喧嘩せるショットは、跳びすぎのリスクが少ないので、結果的に風の計算が楽になるように感じています。当然風のない時と比較して飛距離は落ちますが、いずれの選択も慣れてくることでコースを広く使えることになります。くれぐれも、高く打ち出すほど風の影響を強く受けますので、読みすぎると風の強さが変わった時にけがをすることになるのはどの場合も同じです。男心(女心?)となんとやらで、何事も慣れないうちは問題が起きがちだということです。    

5-1 (  ♪♪ 私にも 引力決して 無視できぬ )

 打ち出されたシャトルボールにも、常に地球の引力というあのニュートンが発見した実に偉大な力が働きます。打ち出し直後には上に向いていた力は、徐々に下降方向にと向きを変えます。高く打ち出されたシャトルボールは、着地時点では、ほとんど下向きの力しか残っていません。当然、着地したら数バウンドでそこに止まってしまうことでしょう。ところが低く打ち出されたシャトルボールは、進行方向の力が若干残って着地しますので、地面をすべるようにバウンド繰り返しながら止まることになります。意図的につけられた傾斜などターゲット地点のライを考慮することをお忘れなく。特に籠に奥行きがない場合は、オーバーしたシャトルボールはどうなってしまうかを考えておいてください。そのようなシチュエーションにおいては、例え籠入れが成らなかった場合でもOBにだけはならないように、多少高めに打ち出していくのがお勧めです。        

力6-1 (  ♪♪ 飛ばすのを 遠心力が 助けます )

 クラブのフェースを見れば、フェースは円に近い軌道上を動くのが分かります。そこで円運動をすることでクラブにはどんな力が働いているのか見ていきます。その答は遠心力です。この遠心力はクラブフェースがシャフト軸に重なろうとする動きを見せることで重心が下がり、ロフト角を寝かせて(角を大きくして)シャトルボールを飛ばす役をしてくれます。一方で、ヘッドに遠心力がかかることで外側に向かってヘッドを引っ張るような力が加わり、クラブの方向を変えてターゲット方向にシャトルボールを運んでくれる働きをします。簡単に言えば、遠心力がかかることで、私達が意識しなくても、クラブ自信が勝手にボールを捕まえてシャトルボールをターゲット方向に飛ばしてくれる働きをしてくれるのです。このように、野球で使われているバットにはなく、ゴルフやTBGのクラブには素晴らしい設計が施されていますので、プレーヤーはその働きを阻害しないように優しく扱ってあげる義務があるのです。優しく接することは、何事にも利点があるものです。