再現性の高め方(試案)

   ( ♪♪ スコアには 再現性が 反映す )

 TBGのスウィングには、ゴルフとは若干の違いがあります。それは、環境としてのコースであり、羽付きのシャトルボールであり、ホールアウトが籠入れに求められているなど、いろいろあります。これらのポイントに注目すると、TBG特有のスウィング作りがあってもいいのではないかという思いに至り、再現性の高いスウィングの在り方について一考察を加えてみる価値があると考えました。別途参考となりうるような図も作成していますが、ここでは、とりあえず文章でご紹介します。多くの方々にご覧いただき、皆さんから忌憚のないご意見を賜ることを期待しながらここに公開させていただきます。   

18. 「シュッ」という どれもありだと あきれ顔

 スウィングは全身脱力するというのは論外ですが、無駄な力を入れずに振り切るようにすることが大切です。その際、胴体回りの体幹を維持し、肘から手首にかけての力を抜き、腹筋や背筋などの大きな筋肉を上手に使い、コンパクトに腰で素早く回転させるようにすることが再現性を高めるコツです。その良い方法を試してみました。それが、バックスウィングのトップで「バック」、インパクトで「シュッ」と声を出すという単純なことです。ここで「バック」の代わりに「セイ」というのもありかと思います。「シュッ」と声を出すことにより下腹部が締まって集中力も高まり邪念が消えることでナイスショットを生んでくれるのです。昨日、コースで数人の方に同伴していただき実践した結果、その効果のほどを実感したばかりです。毎回続ければ再現性が確実に高まることを保証します。因みに、声を出さなかった時はOBを出してしまったことを付け加えておきます。これらは、辛党にはもってこいの声の出し方と言えます。「バック」「シュッ」は「ビール」を、「セイ」「シュッ」は日本酒の「清酒」繋がりです。もう一つ考えてしまうのが筆者の性格の悪さなのですが、アドレスで「ジョウ」と発し、トップの「リュウ」、インパクトの「シュッ」と繋げればウィスキーなどの「蒸留酒」となります。夜が楽しみになった方がいらっしゃることでしょうが、飲みすぎにはご留意くださいね。   

17. なんどきも 原理原則 忘れずに

 L字型に曲げられたクラブには、いわゆる「力学の原理」がギュッと詰め込まれています。したがって、私達はそのクラブが動きたいようにスウィングすることで、その原理を最大限に生かすことが出来ることを頭の片隅に置いたうえでプレーしたいものです。つまり、スウィング中に余計な力をクラブに与えないようにするのがナイスショットのコツということになります。クラブという物体をよく観察すると、クラブの重心は、物体の中にあるわけではなく空中にあるのです。この重心をうまくコントロールできるかどうかがクラブが動きたいように動かせるか否かを左右するのです。しかし場面に応じてそのコツは異なります。ホールアウトにあたる籠入れでは、ターゲットが身近にあるため、身体を大きく動かす必要はありませんから、再現性を高めるコツとして、できるだけ体の動きを少なくし、マットの一点にリーディングエッジを入れやすくすることです。その際籠に近いほどヘッドには力を入れゆったりとスピードつける意識を持つことになるでしょう。大きくなるショットでは、体幹がぶれないように注意しながら、スウィングの最下点でインパクトを迎えるようにすることが最低限の原則になるでしょう。毎回落ち着いたプリショットルーチンを繰り返し同じアドレスが取れるようにすることが大事です。その際、似て非なる表現として、「力を入れる」ことと「力む」こと、「ゆったり」と「ゆっくり」との違いを意識しましょう。この違いはプレーにおける心の在り方の鍵とも言えます。機械のようになれというわけではないのですが、同伴者の言動に左右されたり周囲の喧騒に負けているようでは、再現性の高い理想的なプレーは望むべくもありません。  

16.スウィングではハンドファーストが有効です

 再現性を高めるためには、スウィングマシーンのようになることを勧める人がいましたが、筆者がそうですが一般の人は人間だもの受け入れがたいものがあります。ということで、いかに再現性を高めるかを試してみました。今回の試行は、右足からフォローにかけてゆっくりと素振りしたときにフェースが描く軌道についてです。シャトルを両脚の真ん中に置いて、右足前のマット上にクラブフェースを置いてハンドレイトでスウィングしようとすると、同じプレーン上をクラブが動きたいように同じ軌道上をフェースが通るようにするのはなかなか難しく、フェースはどうしてもくねくねと曲がりくねった軌道になってしまうのが分かります。それは、重いクラブのヘッドを手に持ったグリップで押すように動かすことの難しさに原因があるようです。それでは、ハンドファーストで試したらどうでしょうか。今度は自然にグリップで重いヘッドを引く動きになりますので、ラインがブレないのです。これが、ハンドファーストにより手で握ったグリップでクラブを常に引くようにすることがスウィングの再現性を高める上でいかに大事なことなのかという証左にもなるようです。ここでは、ハンドファーストに利点があり、ハンドレイトに欠点があることを両面から検証してみたのですが、ほかにもこうすべきといわれたことが正しいかどうかの検証をしてみる機会を持ってみてはいかがでしょうか。そしてあなたに試していただき、その結果を筆者にお聞かせいただければ幸いです。 

1.基本的な考え方

 とかく私達はゴルフの道具であるたいして重くないクラブを振ろうすると、腕や手でクラブを操ってしまおうと考えてしまうようです。しかし、ゴルフクラブは、シャトルを飛ばす目的で設計されていることに思いをいたせば、その機能を活かそうと気持ちを切り替えることで、あなたが期待している成果を達成することが出来きそうです。しかし、悲しいかな器用な手を使ってしまうことで、その性能を敢えていえば殺してしまっているケースが多いように思われます。そこで私達は考えを改め、クラブがどのようにシャトルを運んでくれるのかその仕組みを理解して体を使うようにすれば、あなたの優秀な脳の命令に従って「体の動きをコントロールする自然な動作」をするだけで、その働きを阻害しないようにすることができるのです。これからはダウンスウィングでは腕を使うのはクラブを下げることに限定しましょう。ではどうしたらそれができるのでしょうか。以下にそのヒントを筆者なりにまとめてみました。難しいことはいらない、あるいは胡散臭いと思われる方が多いとは思いますが、今までのままで結構といわず、騙されたと思って日頃のあなたの練習に取り入れていただければ幸いです。

(足裏の重心)クラブは上下方向に動かすものですが、ゴルフのスウィングは、あなたの体の回転運動との合成によって成り立っています。これからは、腕を使ってクラブをコントロールする考えを捨て、重心特に足裏の重心の移動を常に正しく行えるように、日頃の練習のメニューに組み込んでおきましょう。

(禁止事項)特に手は、自由に動かすことが出来ることを理解したうえで、あらゆる場面で悪さをしないようにし、クラブを上下方向の動きだけにするように制限を加えるくらいの意識をも持ってください。小さな子供は放っておくとフラフラ遊びまわってしまうものですが、あなたの手や腕の小さな筋肉はできるだけ使わないようにすることです。

2.直立姿勢をとる 

 二足歩行をする私達にとって、体の中でも大きく成長した大切な脳のは常に重力の影響にさらされています。ここで問題になるのが、私達は最近スマホを手にする機会が増え、デスクワークも多くなってきているため、日常生活に大きな変化を受けていることを理解しましょう。あなたの日常の姿勢を思い起こしてください。重くなった脳が収められている頭を前に下げるように猫背になっていませんか。この「猫背」が曲者で、私達が今楽しんでいるTBGのプレーにとって、諸悪の根源であるかのように喧伝されています。直立姿勢を取る際には、色々なところで判断を下すことになる脳をS字にカーブを採っている背骨でしっかりと支えることが大切であることの意識を持つようにしましょう。意識するだけでも、股関節や骨盤、腰椎がニュートラルな状態を維持しようと全身がすんなりと直立姿勢をとれるようになります。この姿勢で、深呼吸をして胸を広げてください(両手を上げた状態で息を吸うと胸のふくらみを感じやすくなります)。すると、自然に胸が開き、首の周りが持ち上げられ 首の座りがよくなったように感じるはずです。これで直立姿勢は完成ですが、このどっしりと安定した正しい直立姿勢がとれれば、日常生活も生き生きとしてくるばかりか、TBGというゲームを楽しめるようになります。それではスウィングにおけるアドレスの段階に入っていきましょう。

(足裏の重心)きちんとした直立姿勢が採れると、背筋が伸びて自然に足裏の土踏まずの踵に近い部分に重心がかかるようになります。

(禁止事項)頭を下げて猫背になると、頸椎や胸椎、その周辺の筋肉に大きな負担が懸り、日常生活でも、肩こりや首の疲れ、頭痛や眼精疲労の原因になります(脛骨等の言葉は後で補足します)。これから学んでいくゴルフスウィングにおいて、自然な動作の支障が生じます。例えば、猫背の姿勢になると、両肩につながる鎖骨の間隔を狭めてしまい、胸椎部分の自然な回転が阻害されることになります。脳は、猫背では体が動かしづらくなっていることを察知し、他の部分を動かしてカバーするような余計な指令(例えば、「体を動かしやすくなるように上体を起こして背中を反らせ伸びあがったスウィングをせよ」というような)を出さねばならなくなり、余計なことに脳を使ってしまうことで、スウィングに集中できなくなります。

 

3.アドレス姿勢をとる

 直立姿勢をとった後は、アドレスの前傾姿勢に入ります。この姿勢から、シャトルを運ぶべきターゲットに向かってスクエアに立ちましょう。そのあとクラブの両端付近を両手で軽く握って腰(股関節)の位置にあてて下さい。そのクラブの位置を目安にして、骨盤から背中までをフラットにする気持ちで前傾させます。ここで注意しなければいけないのは、首から腰までまっすぐに保つようにすることです。決して首を前倒しないようにしましょう。前傾ができたら、膝を少し曲げて、クラブのセットをするのですが、シャトルは基本的にはスタンスのセンター辺りにおきますが、グリップは体から拳1つ分くらい離して左股関節あたりにセットし、ハンドファースト気味(グリップよりもターゲットと反対方向にクラブフェースがくる)にします。これでアドレスは完成となるのですが、くれぐれも前傾と膝を曲げる順番を間違えないようにしましょう。

(足裏の重心)アドレス姿勢をとることで、直立姿勢の際土踏まずの後方にあった重心が、母指球あたりに移動してきます。ここに重心が来ると、どっしりとしたアドレスになり、前後から押されても体をゆれないようになっていることでしょう。

(禁止事項)非常に重要なことなので何度も言いますが、お辞儀するように頭を下げないことです。ミスを犯した後のように気分が落ち込んでいるとシャトルから目が離せなくなるのか、頭が下がりがちになります。たとえあなたがシャトルにお辞儀をしても、ナイスショットを保証してくれるわけではありません。また、前傾姿勢を取る際、お尻を突き出すようにすることでも頭が下がるようになりますが、そんな恰好をすれば意地の悪い同伴競技者に笑われてしまいますよ。お尻は突き出さずに、お腹を引き締めるようにすると背筋が伸びてきます。ここで、重心の位置がより強くつま先側に来ると、前のめりなスウィングを誘引し、姿勢が前に崩れてシャトルは左に引っ張ってしまう傾向があります。一方、踵よりにくるとのけぞってしまい、窮屈なスウィンとなり右に押し出すような飛球になることでしょう。

4.バックスウィングの始動

 どっしりと安定したアドレスが取れたら、時間を置かずにバックスウィングに入って下さい。バックスウィングは、右股関節の折り込みと背骨の一部を回転させるイメージを持って下さい。右股関節の折り込みとは、右にスウェーすることなく、その場で右の後ろのポケットに手を入れて後方に引くようにすることを意味し、胸椎と胸部が右を向いて骨盤を回転することにより得られる動作です。これであなたの体重は間違いなく右足に乗ってきます。さらに、手でクラブを上げるようにしなくてもクラブが自然に右に移動するような動きになり、顔は大きく右に回ることなく自然にボールの方向をみているはずです。クラブが右腰の横辺りに来た時には、左手の甲はシャトルの方を向いていることを確認して下さい。グリップは、意識してコックを取るのは無用だというのが筆者の持論ですが、自然にコックが取られることまで否定するものではありません。

(足裏の重心)アドレスで母指球あたりにあった重心は左足親指付近に、そして右足の重心はカカト付近に移ります。

(禁止事項)アドレス姿勢をとったところで蝶がシャトルに止まるほど時間を使うと、せっかくナイスショットのスウィングイメージが湧いてきているにもかかわらず、体が硬くなってスムーズなスウィングが出来なくなります。始動時には、右ひざは右にスウェーしないようにするとともに、できるだけ回転せず正面を向いたままに保ってください。左ひざは、右ひざに近寄ることがあっても、極端に前に倒れないようにします。前に倒れると左肩が下がる原因になります。また体を回転させる意識が強いと、腰椎を無理に回すことになり腰痛を起こす元になりかねません

5.トップオブスウィングに向かって

 バックスウィングからトップオブスウィングまでは、自然に体を回転するだけでいいでしょう。トップオブスウィングの位置では、次のような諸点をチェックしておきましょう。体が右方向にスウェーしていないか。顔はさりげなくシャトルを見るように大きく右に移動していないか。胸はターゲットのほぼ反対方向を向いているか。右肘は下を向いているか。肘が下に向いていれば、肩甲骨は下がり気味にやや開くようになっていることでしょう。右股関節がうまく織り込まれていると、やや右に方向を変えた骨盤はアドレス時の前傾を維持したままになっていることでしょう。ここまでできるとほぼバックスウィングは完成します。しかし、ここでスウィングを止めてしまわないようリズムを大切にして、速やかにダウンスウィングに移行することをお勧めします。体の回転は、腰以下が10度程度として上体が90度どまりにします。

(足裏の重心)右足の重心は、踵側にあり、左足はつま先付近になっています。

(禁止事項)TBGでは、たとえ距離を出したいとの思いでフルスウィングをしても、ゴルフのフルショットのように大きく振りかぶってしまうことは厳禁です。筆者の印象ですが、男性のフルショットにおける飛距離は25m位で、女性は20m位ではないでしょうか。無理して飛ばさなくてもOBを出さない方がスコアはまとまります。TBGの生命線は何といってもOBを出さずに、籠入れを確実に行うことだと考えるとフルショットの魅力に固執しなくなります。TBGの使用クラブは、ゴルフのウェッジに相当することを考えれば、日頃から筆者はバックスウィングはコンパクトにまとめスリークウォーター程度に抑えておくべきだと思っています。

6.ダウンスウィング

 トップから切返す際注意したいことは、左足の踏込みからスタートすることです。左足(カカト)に体重を移動する意識で下半身から始動するようにすると、体は意識しなくても自然に左方向に回転する力が生まれます。体の回転はこの力に委ねて、クラブとの接点となっているグリップを下げるようにしましょう。この際、左ひざが前に倒れないようにまっすぐ立てておくようにしてください。左のお尻を背中方向に下げるようにすると、体重が自然に膝から下が前傾することなく左足に乗ってきて、地面からの反動を受けけ右ひざについては地面を蹴ってつま先立ちするようになり、スムーズに力強く体が回転してくれます。

(足裏の重心)左足母指球にあった重心は左かかとに移動し、右足の踵にあった重心は右足土踏まずの後方に移すイメージを持ちます。

(禁止事項)ダウンに入る時、トップでスウィングの動きを止めている人を見かけますが、ダウンスウィングに移るきっかけが掴みづらくなる恐れがあります。またバックスウィンで捩じられて蓄えられた力を放棄することになってしまいます。ダウンスウィングに入る際は、腕でクラブを振ろうとせずに、クラブを上から下に振り下ろすようにします。クラブは上下動させ振り下ろすもので、体の回転と相まってスウィングが完成するのだと理解してください。左足に体重をかける際、左ひざを前に倒すと、踏み込んだ力から生じる地面反力(足に体重をかけることにより、地面から反射するようにして受ける力)が前に倒れるように働いてしまい、体が回転しようとする力を阻害します。せっかく地面が与えてくれようとしている力が生かせません。

7.インパクトを迎える

 こうしてインパクトを迎えるのですが、体はアドレス時の体制に戻るのではなく、若干ターゲット方向に胸や体が回転していることになります。クラブと体との接点であるグリップは、アドレス時にあった左足の付け根の位置よりも若干ターゲット方向にあるのが理想です。当然クラブヘッドは、グリップより右でシャトルをとらえていなければなりません。インパクトと同時に左ひざを素早く伸ばすようにしてインパクトを迎えると若干左肩が後ろに上がるようになりますが、クラブフェースはさらにマットと地面を擦ってターゲット方向に低く伸びていくようにします。このことが、クラブの性能を存分に生かすことにつながり、シャトルボールが長くフェース上にとどまって、方向性をよくしてくれることになります。

(足裏の重心)右足のつま先よりに重心が移動しており、左足はカカト側に来ています。

(禁止事項)腕でクラブを振ろうとして力が入ると、せっかくクラブがシャトルをターゲット方向に飛ばそうとしているのに、クラブの通り道を阻害しミスにつながってしまいます。腕に力が入ると一般的には右肩が極端に下がってしまいます。クラブは上下方向に振るものです。

8.フォローを取る

 インパクトを迎えてもスウィングはそこで終わりではありません。胸がターゲット方向に向いていくように、バックスウィングよりもフォローの方が大きくなるくらいインパクト後もスウィングを続けましょう。クラブを信じた人には、シャトルが左右にぶれることなく方向性の良い飛球ラインを作ってくれます。

(足裏の重心)スムーズに振り切れることで股関節が伸びて左足の外側に重心が乗るようにします。右足の重心はほとんど意識に上らない程度にかかるようにします。なお、無理にお勧めするものではありませんが、スウィング全体を通してのべた足でのスウィングは、体幹の狂いを抑えてくれることでしょう。試してみる価値は大きいでしょう。

(禁止事項)インパクトを迎えたといっても、そこでスウィングが止まってしまってはいけません。シャトルの飛ぶ方向が左右に散ってしまうことになります。フォローを取ることを忘れないで下さい。飛距離を出そうと意識して腕を使ってしまうと、腰がターゲット方向にスウェーしてしまい体がキレイに回転せず、力が有効に使われることなく力強いショットとは無縁になってしまいます。

9.フィニッシュ

 TBGのフィニッシュは、コンパクトにまとめるようにしましょう。左肩甲骨は腰椎側に寄ってきていますか?インパクト後は、素晴らしいスウィングをしてシャトルが勢いよく飛んでいる姿を見ながら、スウィングの余韻を味わう心の余裕を持てると、放たれたシャトルはOBラインを超えそうになっても、フェアウェーに留まってくれることでしょう。

(足裏の重心)左足のみに重心がかかっているようであれば申し分ありません。

(禁止事項)フォロー及びフィニッシュの後で、体が流れていかないように、スウィングの余韻を楽しむくらいの心の余裕が必要です。

10.補足説明

(1)背骨の構造と回転について

 背骨は、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨及び尾骨で構成されています。頸椎は7個、胸椎は12個、腰椎は5個の合計24個の椎骨とその先にそれぞれ1個の骨で構成されています。このうち、頸椎と胸椎は、体を回転させた時、15度位までは回転します。腰椎、仙骨と尾骨の7個の骨は、ほとんど回転できないということです。したがって、TBGのスウィングにおける回転運動は、19個の椎骨が受持つことになります。腰椎以下はいわゆる腰に当たることになりますが、固定されていて両足が回転することにより回転しているように見えるのです。

(2)重心移動による体の回転を実感するために

 アドレスを取った後、体を前傾したまま左足の踵を上げると同時に右足のつま先を上げてみてください。大きい小さいは別にして、上体は自然に右に回転していることでしょう。このことは、左足の踵を上げると左側が前に傾くように重心がつま先側にかかり、右足のつま先を上げることで右側が後ろに倒れるように重心がカカト側にかかり、両方の相乗効果で体が右回転するのです。意識して体を回転しなくても、重心を移動することの成果ということになります。今すぐ体験してみて決して損にはなりませんよ。ダウンスウィングの時の切り返しではこの逆のことが起き、体は左に回転します。この回転の実感は、クラブを持たずに腕を胸に重ねるようにしてつま先と踵の上げ下げをしてみることでも得られます。

(3)左足のつま先を開き気味にすることの効用

 スウィング時に体が右に流れる傾向のある方に試してほしいのが、左足の踵をつけたままつま先だけを若干外側に開いてみることです。インパクト後に体が左へスウェーしてしまうミスを抑え、その場で流れるようなきれいなスウィングになります。このつま先と踵の上げ下げについては、クラブを持たないで練習していくのも自由ですが、スウィングをするときのように前屈みになって、腕を胸の前に組んで行ってみるのもありですよ。また、体が硬くてスウィングが窮屈だという人には、右足のつま先だけを少し開くだけでバックスウィングの際体が回転することを助けてくれることでしょう。

(4)スウィングはリズム感を重視

 すべての場面で同じようなリズムをとるように心がけることで、スウィングは一段と再現性の高いものにすることが望めます。たとえば、クラブをセットするタイミングでに「1」、トップで「2」、そしてフィニッシュで「3」のように数えながら、3拍子でスウィングするのです。もちろんお好みで2拍子や4拍子でも結構です。ティーショットから籠入れまで同じリズムを刻むのがベストですが、籠入れだけは別のリズムをとるようにするのもありでしょう。いずれにしても、毎回リズムが違うようではおして知るべしです。一定のリズムを刻んくれる好みの歌を友にするのもいいかもしれません。賢明なあなたはどんなリズムを刻んでいるのでしょうか。

(5)コントロールを練習メニューに入れる

 ショットの練習や籠入れの練習に加え、コントロールショットをメニューに加えましょう。コースに出れば、風の向きはもちろん強弱などいつも同じということはありません。敢えて言えば、室内のように無風状態ということもありますが、風のないゲームほどつまらないものはないというのが筆者の持論です。練習場に着いた直後が望ましいのですが、たとえ短時間でもいいので、飛球ラインの高低、左右へのブレの克服、飛距離の変化など、実戦を意識した練習を常にメニューに入れておくようにしたいものです。 

(6)メンタル面の強化を

 TBGは何といってもメンタルに左右されるゲームです。1ラウンド120分として8割以上にあたる100分近くが考えている時間ではないでしょうか。前のショットのミスがいつまでも尾を引いていたり、この籠入れは難しそうだ、前下がりのライになるのでいやだな等、後ろ向きな考えになればショットに集中できるわけはありません。ゲーム中は、どんな場面に出くわしてもポジティブに考えるようにしましょう。また、ゲーム中にスコアを崩してきた同伴競技者が出てきたときには、その方から距離を置くようにすることも必要かもしれません。人の面倒をよく見てあげる温かい心を持たれているあなたでも、正規のラウンドにおいては心を鬼にしましょう。練習時は別にして、アドヴァイスにあたることはルール上でも許されていません。

11.シンプルスウィングに挑戦

 ゴルフの理論は日々といっていいほど進化しています。そこで、進化している理論をTBGに当て嵌めてみるのも効果があるのではないかと、こんなことを思案してみました。

(1)アドレスではスウィング全体をイメージしていきます

 これからは、アドレスでスウィングの全体をイメージしてみましょう。これまであなたがこれまでしてきたように、毎回同じルーティンワークを手順良く取り、ターゲット方向に正しくセットアップすることは欠かせません。そのうえで、これからはシャトルに集中しすぎずボーッと見る程度にします。アドレス後はリストコックを意識せずにスムーズに上体と連動してバックスウィングに入りましょう。特に気を付けたいのが上体が突っ込みすぎないようにすることです。突っ込んでしまうと、クラブと体との距離が近くなって、大きなスウィングが出来なくなります。この後紹介することとコラボできれば、全ての動作は理想的な線でとらえた大きなスウィングになってくることでしょう。  

(2)バックスウィングでは、リストターンを省略してみます

 リストターンをすれば、戻すことが必要です。ではどのタイミングで戻したらいいかあいまいで、スウィングごとに悩みの種でした。リストターンをなくすことができれば、腕でスウィングをコントロールする要素も不要になるのではないでしょうか。リストコックをする意識(トップオブスウィングで自然にコックされる)は持ちません。この意識によって、ワッグルをする際手首でヘッドを上げるタイミングを意識しなくて済みます。バックスウィングは、体幹を軸にして手首を使わず体の捩じれを感じながら大きな弧を描くようにクラブを上げていくようにします。

(3)腕の使い方を単純にしてみます

 トップオブスウィングが出来たら、少しクラブが寝るようにして切り替えしてクラブの重みを感じようにします。左腕はクラブを引っ張る動作だけにし、右腕はクラブを押し出す動作をすることに専念すれば、スウィングが単純化されるのです。リストコックを意識していないので、タメを意識しなくてすみ、リストターンも意識する必要がなくなり、一気に振り抜くことだけ意識します。こうすることで、インパクト意識せずに、より自然な姿勢で体にかかる負担も少なくなるメリットもあるようです。このように単純化されたスウィングでは、タイミングのズレやスウィング軌道のズレも起こりにくくなってくるでしょう。      

(4)余計な力を入れないようにしてみます 

 飛距離を出そうとすれば、意識的に力を入れていくことになりますが、力は「いれる」ものではなく自然に「はいる」という意志に切り替えましょう。ゆっくりしたタイミングでバックスウィングをし、トップオブスウィングからの切り返し時に左足で地面を押さえつけるような動作をすれば、地面から反発力が生まれるという意識でいるだけで、無駄な力みがなくなります。余計な力が入るとスウィングにブレーキがかかってしまい、一気に振り抜くことが出来なくなります。タイミングよくスウィングする中で、地面を押すという動作により左足の土踏まずに体重が乗ることになり、十分な力が生まれます。        

(5)3拍子のスウィングリズムはいかがでしょうか

 意識しているか否かに関わらず、人にはそれぞれ身についてリズムがあります。例えば歩く速度ですが、人それぞれ違います。恋人とデートする時には、どちらとは言いませんが、必然的に相手の方と歩調を合わせているはずですが、一人歩きの時のリズムはそれとは異なっているはずです。スウィングのリズムもあなた独自のリズムに合わせれば、スウィングの狂いは最小に押さえられることでしょう。筆者が採用しているのは3拍子です。「1」でマットにクラブをセットし「2」でバックスウィングに入り「3」でインパクトを迎える方法です。実際にコースで実証できたのですが、メトロノームを使用する方法も効果大です。ラウンド中に夕飯のメニューを考えたり、前の組の進行状況を気にするようなこともなくなるでしょう。

(6)グリップの大切さを確認してみます 

 スウィング中にグリップに必要以上に力が入ると、いくら腕の振りが加速していてもブレーキがかかってしまうものです。ブレーキがかかると、いかにもタメが出来てヘッドスピードが上がり好都合のように感じがちですが、タイミングのズレにつながってしまうことがあります。逆に緩すぎてもインパクトでフェースがぶれてしまい方向性が安定しません。これからは、左手の中指と薬指の付け根に力を入れ、親指の付け根を膨らませるようにして握ります。右手は中指と薬指をシャフトにかけるように握り、左手の親指の上に親指の付け根のふくらみを乗せるように被せます。左右ともに、親指と人差し指で作られる線が右耳と右肩の範囲内に収まるように握ります。  

12.初心者の籠入れについて(お薬手帳の活用を!)
ビギナーズラックという言葉を耳にされたことがあると思います。TBGの初心者に対して、先達が一つの籠入れのコツを指導されると、初心者の方はその教え通りに忠実にスウィングします。するとどうでしょう、それこそビギナーズラックにより何度も籠入れの楽しさを味わうことになり、当然TBGの楽しさを味わいこれからTBGを続けてみようという気持ちになります。その教えは、おおよそ「球部1個分手前にクラブのフェースを入れ、マットの先シャトル1個分くらいまでの範囲を、低くスウィングスピードを保ったままスウィングしてみてください」というようなものです。ところがどうでしょう、数日のち、多くの方が籠入れは難しいと感じるようになります。それは、周りの人からの「インパクト直後にクラブを引き上げるようにせよ」等のアドヴァイス?によりこの基本を変えてしまうのです。例えていえば、あなたが風邪をひいたとして、医者にかかります。先生は、風邪薬を出してくれることでしょう。その中には、胃を悪くしないように風邪とは無縁の胃薬も入っています。またあなたは日頃から他の病気の治療薬やサプリも飲まれているかもしれません。このような流れであなたは薬漬けとなり、薬の取りすぎ「ポリファーマシー」に陥ってしまうのです。これをTBGに置き換えれば、一つのことに専念すればいいものを、他の情報を知ることで基本から外れていくのです。あなたにとっては大変かもしれませんが、これからは「薬のリスク」から逃れてみましょう。普段の練習でも、余計なスキルに振り回されるといいことがありません。一つのことに専念しましょう。先達から教わったことをその手助けになりうるようにノートに書きこんで、機会あるごとに見直すようにしたらいかがでしょうか。筆者は最近TBG体験教室を開いていますが、その際「アハ!」ノートなるものをお配りしています。ゲーム中に「ああそうか(AH)!」と気付いたことを、手書き(あなたの脳が記憶しやすいように )することをお勧めしているのです。このノートはいわゆる「お薬手帳」に利用されることを期待しています。皆さんもお試しあれ。     

13.あなたなら 近場の籠入れ カット打ち?                 スコアを作る最後の砦となる籠入れは、クラブのフェースを開いたり、カット打ちの軌道採ることが多いようです。ではなぜその打ち方を選択するのでしょうか。その時のシャトルの飛び方を確認して、あなたに最適な方法を選択するにあたり、メリット・デメリットから模索してみました。ここで、共通しているコツととして、クラブのスウィングスピードを落とさないようにしましょう。リーディングエッジは、シャトルの球部1っ個分手前辺りから、マットの先まで低く出ていくようにスウィングしましょう。また、スウィングスピードが足りないと、シャトルは左右にぶれて飛んでいくことになります。さらに、初心者の方に見られがちなのが、手首を使ってしゃくりあげるようにスウィングする方を見かけますが、手首を戻すタイミングのズレを生じがちなので、慣れないうちは手首を使うことはお勧めできません。時々うまく行っても、再現性の点で見劣りが目立ちます。
(1)「フェースを開き、リーディングエッジを右に向ける」            この方法では、シャトルが右方向に飛んで行ってしまうのではないかという心配を持つ方がいます。その心配は、インパクトのスピードをつけてあげることにより解消します。ゴルフでは、インパクト時にフェースが向いている方向にボールが飛んでいったあとスピンにより目標方向に返ってきてくれるのですが、シャトルにTBG独特の羽がついていることにより、インパクト時のフェースの向きにかかわらず、アドヴァンテージホールの上方に飛び上がってくれます。ここで、籠に近ければ近いほど、フェースの開きを大きくする細工が必要です。さらに細かい点を上げれば、インパクト時のフェースとシャトルとの接点はクラブの開き加減を反映して、球部の最下点より若干上のいくらか体よりになってきます。筆者はこの微妙な接点のお陰で、球部がフェース上を、ヒールよりからトゥ方向にすべるように這い上がってくれるのではないかと思っています。
(2)「フェースはターゲット方向に向けたまま左にカット打ちをする」       この方法では、アドレスの取り方が大事です。まず、籠までの距離を考えてフェースを開きます。そのあと、クラブをグリップしたで籠にフェースが直角になるまで体を左に開いています。あとはゆったりとしたリズムで、かつインパクトの範囲ではスピードを落とさずにマットを擦るようにしてショットするだけです。シャトルは、フェース上をヒールよりからトゥよりにはい上がってくれます。籠までの距離が近ければ近いほどフェースを大きく開くイメージが大事です。この際のフェースとシャトルとの接点は、ほとんど球部の最下点になってくると思われます。上記(1)との接点の違いはわずかですが、この違いが良い結果を生んでくれるのだと考えています。注意点としては、ヒールよりにインパクトした際シャンクの可能性があります。通常のショットよりも、若干トゥよりにフェースを入れる(トゥよりでインパクトする)意識を持つとシャンクを防げると思われます。
(3)いずれにしても籠入れがスコアを左右しますので、籠からどのくらいの距離までならアドヴァンテージホールを狙えるのか、自分の指針を練習で作っていきましょう。昨日より今日、今日より明日と、少しずつ精度を上げていきましょう。フェースの開き具合の把握、フェースは払うのかぶつけるのかの選択(上記は、どちらかというと払い打つときの方法です)、バックスウィングの大きさ(籠まで近ければ近いほど大きくバックスウィングを取る意識が必要)等、自分で練習により基準作りをしましょう。その際、再現性の高い納得のいく籠入れが出来た時には、シャトルの回転がどうだったか、インパクト時どんな音がしたのか、よく覚えておき、良きイメージの再現を目指しましょう。信頼の置ける友に確認をお願いしたり、動画を取ってみることもお勧めです。
(4)参考までに、筆者は原則として上記(1)の方法で払い打つ方式を採用しています。マット1枚を切る時には、ライの状況を判断しながら、若干ぶつける意識を持ったうえで(2)を採用しています。マットの先まできれいにスウィングできた時には、球部が先に上がっていくように逆回転しますが、リーディングエッジが羽根の先までいかないうちにクラブが上がってしまうと、球部の回転がまちまちで、方向性も悪いと感じています。インパクト時のスピードが足りないときは、シャトルが高く上がってくれません。ここぞという時に起こしがちなのですが、手や腕でスウィングをコントロールしようとするときは、クラブのご機嫌が悪くなってしまうのか、再現性が極端に落ちると感じています。もう一つ練習に組み込んでいただきたいのが、練習で極端に大きくスウィングすることを体験していただきたいのです。それは、周りに人がいない事を確認したうえで、クラブをマットに寝かせるくらい開いたうえでバックスウィングをフルショット並みに大きくして、シャトルの飛び具合を確認する方法です。きちんとリーディングエッジが球部をとらえると、シャトルは想像をはるかに超えるほど高く飛びあがり、飛距離は極端に短いことが分かると思います。筆者がこれを行うと、打球は3mほどの高瀬に飛びあがり、飛距離はわずか2mほどに収まることが多いのです。この体験をしておけば、籠入れ時にバックスウィングを大きく取ることに恐れを感じなくなります。是非明日の練習に取り入れてみてください。筆者はこれ以外にも、いろいろな試し打ちをしているのですが、北スポーツTBG場で試し打ちをされている方の姿を拝見できるのを楽しみにしています。

14. ポイントは3つの素振りと籠入れの精度を高めることにあります。       さあこれから練習だと、コースについてすぐラウンドに向かう方がおられますが、年齢を考えると無謀といわざるを得ません。ましてや、TBGのスコアアップを願っている方にとっては、ありえない方法です。今日からは、次の二つを行ってからラウンドに出られるようお勧めします。一つ目は3種類の素振りを行うことです。それは、①悪い癖を直すことを目的にした「誇張した素振り」です。例えば左へ引っ張ってしまうスウィングが出る方は、大げさなくらいに左の方向に向けてスウィングしてください。②体の動きをよくするように「反動をつけフォローを大きくする」ように素振りします。③スウィングのテンポをつかむために「スローモーション」による素振りです。シャトルボールをマットに乗せるとテンポが速くなるのを押さえることが出来るようになります。この3種類の素振りを脳に覚え込ませて実際のスウィングに生かしましょう。二つ目は、その日のスタート前に2、3mといった短い距離でいいですから必ず籠入れの練習をしてからラウンドに向かうことです。籠入れは、スコア作りの最大のコツです。せっかく籠周りまでナイスショットをつないできても、籠周りで3打、4打を費やしてスコアを乱してしまう方が散見されます。もったいないと思いませんか?朝一の籠入れは、その日の体の調子を占うのにも最適です。ぜひ実践してみてください。

15.再現性を高めてくれるのは、ノウハウをしっかり把握することにあります。  ノウハウは、一般的には「誰にでも、最小限の努力で望ましい結果を得るための道具」といえます。しかし、真逆の事をいうように聞こえるかもしれませんが、誰にでも共通のノウハウというものは存在しません。それはなぜかということを3つの場面に分けてお話しします。①初心者に近い方が先生方から技術を学ぼうとするとき。②先生に今悩んでいることを解消しようと質問するとき。③練習場などで、首を傾げながら四苦八苦している場面に出くわしたとき。それぞれについて、次の補足していきます 。 ①のケースでは、初心者ということで、なにをどうしたらいいか西も東も分からないためのノウハウになります。これは、なんといっても 基本的な事項ということになります。TBGで使う用具「クラブ、シャトル、ショットマット、ホール」がどうなっているかの理解に始まり、その性質を正しく掴んでいただくことです。先生は、例えばクラブがなぜL字をしているかに始まって、自然にスウィングすればシャトルは空中に飛んで行ってくれるものだということを説明してあげること等です。シャトルは羽根がついていることにより、ゴルフのように遠くまでは飛ばず風の影響を強く受けるものだということもしかりです。②のケースでは、今悩んでいることをはっきりと先生に伝えることができるかがポイントで、原因がどこにあるのかを見極めてその解消のために何をしたらいいのかということです。③のケースでは、まず初めに目の前で悩んでいる方が援助を求めているか否かをつかんでください。求めていないのに寄り添っていくことは厳禁です。求めているようであれば、自分でできることであれば、②と同様にまさしくワンポイントで対応しましょう。残念ながら、自分で無理と判断したときは、そのノウハウを持っている先達につないであげることも一方のノウハウといえます。いずれにおいても、そこで掴んだノウハウは、ケースに応じたノウハウであり、その修得が再現性を高めることになります。筆者は、これら3つのケースで日々愛好者の方と肩を寄せ合ってTBGを楽しんでいます。これは少しづつですが、自分自信の実力向上のノウハウとして蓄積されてきています。