ここでは、TBG用語の中でも間違って使われやすいものについてご紹介します。 ( オナー : honor ) ティインググラウンドから最初にプレーする権利のことで、本来は「あなたにはオナーがある」というように使われたり、「あなたがオナーですよ」というように使われています。ここで間違った言い方として「オーナー : owner」といわれることがあります。このオーナーとは、「所有者、持ち主」といった意味であり、私たちTBGのプレーヤーは、一般にはオーナーではありません(時には、ご自分でTBGのコースを造られた方がおられて、その方はプレーヤでありかつオーナーでもあります)ので、川口の愛好者の方には、発祥の地でプレーしている誇りをもって、間違えた使い方をしないようにしましょう。
(セカンドオナー) オナーに準じた用語にセカンドオナーという用語があります。これは、ティーショットに次のショットを優先して打つことになる権利を言います。別の言い方では、同伴競技者全員が第1打を打ち終えた後、第2打を最初に打つ場合に使われます。通常は、ティーショットの位置に関係することが多いのですが、第2打に当たりティショット位置から近い人が再優先してショットすることになります。筆者の経験からすると、年齢が若いことが大きな原因だと達観して力まずにショットすることが、セカンドオナーの権利を持つ者にとってのナイスショットのコツだと考えるようにしています。
(ブービー : booby やBB 「馬鹿、間抜け」 ) もともとは、競技においての最下位(松尾和子の歌の題名ではありません)を指していた名称ですが、ゴルフなどで、最後から2番目のことを指すようになりました。たびたびBB賞のように表彰対象になったりします。因みに最下位を和製英語風にブービーメーカー(booby maker)と呼ぶことがあります。ときに、賞と賞の間に挟まれた場合に「間抜けの〇位」などと呼んでいる人がいますが、この呼び方はいかがなものでしょうか。
(ルール) あなたと同伴競技者とが狭いコース内で安全にプレーするためには、守らなければならない決まりがあります。それが競技規則(ルール)です。多くのことが決められていますが、読みこなすのが面倒だとは言ってられません。これは、あなた自身をも守ってくれるものですから、できるだけ早く修得しておきましょう。なかでも、救済措置は、正しく適用すればスコアをまとめるうえでも役立ちます。この適用を受ける際は、同伴競技者に一声かけてから救済を受けるようにすることもマナーの一つになります。