道具に関する用語

ここでは、TBGで使用する道具に関する用語について説明します。

(籠、かご、ホール)                             一般には「籠」と呼ばれますが、上部のホールを「アドバンテージホール」、下部を「セカンドホール」と区分されます。アドバンテージホールは、傘を逆さに立てた形をしており、ステンレス製の枠にネットを張った固定式のものと、傘のように折りたためる携帯式のものとがあります。直径110cmあります。セカンドホールは合成樹脂製の輪をしており直径は86cmです。このアドバンテージホールの中央には、差し込み棒の先端を地面に打ち込む(地面に打ち込めない場合は自立式のホール台座を使用)ようにして使用されています。アドバンテージホールは、上部の地面からステンレス枠までの高さは50cm、ネットの底部から地面まで20cmの高さに設置されます。    

(クラブ)                                  プレーで使用するクラブは原則、全日本TBG協会で公認のTBGクラブ、または一般グルフ用のPW(またはPのピッチングウェッジ)を用いることになります。大会主催者は必ずクラブ改造の有無のチェックを大会直前に行うことになっています。この目的は、改造による危険防止のためです。 

 

(シャトルボール)                              シャトルボール(ボール)は、ゴルフボールにバドミントンに似た羽根がついたものをボールとします。合成樹脂製で、球部と羽根のジョイントにはビスを用いて一体化されており、全長105mm、球部の直径40mm、羽根の直径65mm、重量30g以下という制限があります。羽根の役割としては、飛距離を抑えることにあり、羽根につけられたひれは方向性の安定と転がりを抑制させるものです。ここで球部は、ルールを適用する際に重要な役割を持たされており、OB等の判定は球部のみでされることになります。 

(ショットマット)                              バンカーに入ったシャトルボールをショットする場合を除き、ショット時には、ゴルフの練習用マットのようなTBG専用のマット(ショットマット)を使用しなければなりません。このマットは、サイズは、横が35cm以上40cm以内、縦が15.5cm以上20cm以内で、毛足の長さは一定で2cm以下という制限があります。ショットマットを使用する際は、地面に平らに置く必要があり、裏面を使用することはできません。ショットマットは、曲げたり、取っ手をつけたりあるいは裏面に貼物をすることは禁止です。なお、ストッパー(強い風などでシャトルがマット上で動かないようにする目的)をつけることは可能ですが、ショットマットにボールが接地していなければならないとの規定が設けられています。                     

(ソール)                                  主に2つのケースで使われます。                       ①クラブの底面のこと②クラブの底面を地面につけること            ①では、クラブのそれぞれの箇所の名称をさす際に使用されます。        ②では、ショットをする意思でアドレスを取る際のスタートということになり、シ ャトルマットの上に載せたシャトルボールの真後ろにソールすることになります。

(バウンスまたはバンス)                           クラブフェースの裏面についている厚みのことを言います。ゴルフでは、バンカーショットの際、砂にはじかれることを避けることを目的に厚いバウンスのついたサンドウェッジ開発されました。ところが、TBGで使用できるクラブは1本のみです。したがって、TBG専用ウェッジは比較的薄いバンスに設計されています。それでも、バウンスの厚さは様々です。薄いバウンスのものであれば、マットにフェース全体をペタっとつけることが出来、籠入れにはかなり効果があるようです。しかし、全体の重さに制約がありますので、ヘッドの重さとの関係があり飛距離の面で不満が出がちです。クラブ購入に当たっては、仲間の方にお願いして貸していただいたうえで、実際に使ってみることをお勧めします。           

(ホールアウト)                               アドバンテージホールまたはセカンドホールに、その組のプレーヤーが全員シャトルボールを入れた事をいいます。プレーヤーは、ホールアウト後、速やかに各自のシャトルボールを各自が拾い上げて、ホールエリアから離れるようにしましょう。その場で、各自のスコアを確認することはやめましょう。

(マイボール)                                あなたは自分のボールと他の人のボールとをきちんと見分けが出来ているでしょうか。あなたと同伴競技者は通常4人一組です。その人たちが、一見同じボールを使っていれば、誤球という問題でペナルティがかかってしまいかねません。そこでお勧めなのが、あなたのシャトルボールに、あなた独自のマークをつけておましょう。ではそのマークをどんなものでつけるかですが、テープなどを貼り付けるのは厳禁で、マジックインキなどがお勧めです。シャトルボールの重さを変えるようなものでマークを付けるのはルール違反だからです。「にこちゃんマーク(⌒∇⌒)」の方も見受けますが、因みに筆者は「3150(サイコウレイ)」とサインしています。