友愛通信(2024)

 

2024-45 ( ♪♪  眠れない! その時効くか メラトニン? ) 

 夜睡眠がうまく取れないという声を聞く機会が多くなってきています。そういう人は、睡眠薬に頼っているようです。海外ではドラッグストアで気軽に購入できる睡眠のサプリメントはというと「メラトニン」ですが、日本ではサプリメントとして承認されていないようです。このメラトニンはホルモンに当たり、服用されると身体は外部からホルモンが補充されてきたといって本来の生成を減らしてしまう恐れがあるようです。高齢者にとっては分泌されなくなったホルモンを補充する意味で効果が望めますが、若者にとっては避けるべきといわれます。なぜこんなことをいうのかというと、TBGの技術に通じるものがあるからです。TBGはご存知の通り、比較的軽い負荷がかかるスポーツで、一日それこそ2時間程度のラウンドを継続することで、メラトニンに頼らずとも理想的な睡眠が得られる効果があるのです。TBGを始めない手はありません。身近な方をお誘いして楽しんでぐっすり眠ってください。そこでちょっと気を付けたい点があります。初心者が「ボールが右に飛び出す」からといって「体を開いてアドレス」したり、「シャトルが籠の高さに上がらない」からといって、「インパクト後にクラブを持ち上げる」ようにしたりといった「対症療法」に逃げ込むのはお薦めできないといいたいのです。経験豊富なプレーヤーであれば、過去の実績を踏まえたテクニックを駆使して目先のゲームをこなすためには、敢て否定しません。しかし、これから先長い期間プレーをしようとしている初心者にとっては、小細工に頼るのではなく、基本に基づいた技術立ち返ることをお勧めしたいのです。そのためにも、良き先輩の助言を得て基本事項を繰り返し練習しましょう。より楽しみが増えますよ。   

2024-44 ( ♪♪  その人の 熱い心を 活かすのは? )

 「**じゃないよ心だよ」とばかり某氏等と共に「モスラ会」を結成した人といえば、「バーブ」というニックネームでハワイアンバンドの歌手からレコード大賞を獲得したバーブ佐竹です。本名は「佐武豊」といい、「佐武」が「サブ」と呼ばれることが多いことから「佐竹」に変え、竹の「バンブー」をもじって名付けたといいます(遊び心が豊富だった?)。レコードデビューは昭和39年「女心の唄(♪あなただけはと信じつつ‥)」で、歌謡界で男性歌手が女心を謳う先駆けともなり250万越えのヒットとなりました(ちなみにこの年は、東京オリンピック開催年でもあり、我が高校合唱部がNHK全国合唱音楽コンクール東京都代表にもなった記念すべき年です)。さて、この弓矢等にも使われる竹には性格の良さを表すときの代名詞のようにも好印象があります。成長が早いことに加え、曲がって伸びた時には、火にあぶってまっすぐに調整が出来るのです。TBGでも、こんな竹のように急成長し先輩を脅かすような新人が出てくることで、TBGがますます繁栄することを願っています。また、鉄は熱いうちに打てといいます。何事も時機を失すると、同じ努力をしても効果が薄れかねません。先輩としては、良き学びの場を提供し、技術習得の支援をして「人事を尽くして天命を待つ」心境で成長を温かい目で待つことになりますが、少なくとも伸るか反るかといった成否を運に任せるように見放すようなことは避けるようにしなければと。ちなみに筆者が技術の教えを請うたとき「まだ10年早い!」という答えをいただくような状況でしたので、いまだに一人前の実力がつかずにいます。残念!

2024-43 ( ♪♪  集団で 重要なのは 相違点 )

 こんな「アリの実験」があります。一匹のアリを瓶に入れて巣穴を掘らせると6時間で232gの土を運びます。そこへもう一匹アリを入れると、同じ6時間でなんと合わせて1530g(一匹当たり765g)の土を運びます。更にもう一匹加えると一匹当たり776gに増えました。ここで後から加えた二匹を取り出し最初の一匹に戻すと最初のときより二割方減り180gにまで落ちてしまいました。この現象をある学者は、アリが疲れたことがあるかもしれないが、一緒に働くことの相乗効果があるのではないかと説明しています。この相乗効果ですが、一番重要なのが「相違点に価値を置くこと」といっています。例えばこの二人が「全く同じ価値観」を持っていた場合には相手に意見を聞いても意味がないのは明らかで、相手に意見を聞いても意味がないでしょう。物の見方が違う人が意見を出し合うからこそ、新しいものが生み出されてくるのです。TBGというゲームはある意味個人競技ですが、その団体活動で一緒にの働く相乗効果を生み出せるような環境を作ることで、その団体の存在価値がますます大きくなるのは間違いないでしょう。その団体がさらに大きく発展する根底には、所属する個性を持った個人が自分の力を団体に向けて出し切ることの重大さが隠れているということなのかもしれません。   

2024-42 ( ♪♪  介護より TBGの効果 恐るべし )  

 少し前になるのですが、介護サービス施設の男女別利用度は約2:8と、女性の通所サービスの利用度の方が高いと厚労省が発表していました。通所という行動には、健康寿命を延ばすことの効果もあるようで、男性の利用向上が叫ばれてはいますが、無理に通ってもストレスがたまっては逆効果です。そこでお勧めなのが、運動の負荷が比較的少ないTBGというゲームを知って、仲間ともに楽しく暮らす道を選択されたらいかがですかとお薦めします。TBGのグラウンドには、足腰への負荷が少ない芝が貼られています。ゴルフのようにクラブを振るスウィングできるという開放的な雰囲気がありストレスが解放され、心臓病による突然死のリスク軽減にもなるようです。コースに行くときは、歩行、立ち上がり、段差や階段の上り下りにより、足先に力がかかり自然と全身のバランスを取ることにもつながります。ラウンドの際は股関節を大きく動かし、立ったり座ったりの動作を自然に行うことになり、一連の行動に健康寿命を延ばす効果が認められます。TBG恐るべしといったところです。  

2024-41 ( ♪♪  これからの 暮らし支える ターゲット )

 外出するのが億劫だとテレビとにらめっこを決め込む男性でも、通院の帰り道に、TBGコースの傍を通って楽し気にプレーする高齢者の姿を見たとたん、こんなに楽しそうなゲームなら自分にもできそうだと、コースに足を運ぶようになるケースがあります。この男性は、今後外出機会を得て歩行能力が大幅に改善されることが期待されます。これまではあまり効果のほどに触れる機会はほとんどなかったのですが、以下のように素晴らしいことはあるのです。TBGのゲーム性から、いつもしゃがんで立ち上がるゲームでもあることから、筋トレにもなります。また、同伴競技者のプレを見ることにもなり、目の筋肉の筋トレにもなります。コースに来れば仲間が集まってくるので、同好の士ということで、共通の話題ができすぐに打ち解けた話もできるようになり、新しい交流の輪が広がります。これは、アニマルセラピーにも通じることでもあり、良いことづくめです。まだTBGを知らない人にこんないい点をお話しできる機会を作っていきたいと思っています。   

2024-40 ( ♪♪  おもてなし 学びの場にも 一工夫 ) 

 10年ほど前の「オ・モ・テ・ナ・シ」というTさんの言葉に、日本語の特徴を見ました。語尾のあいまいな言い回し故にいろいろな意味に受取られたり、細かいニュアンスの妙を感じる外国人が多いように、日本語の難しさがあるようです。和英辞典をひも解いてみると、「もてなし」には「hospitality」(歓待、厚遇)、「reception」(歓迎、接待、待遇)、「treatment」(待遇、取扱い、治療)等の単語が出てきます。英語を和訳する(必要はないという意見もあるようですが)際、自分が言いたいことを正しく理解されるのかは言語の壁というものがあるようです。その裏には、文化というものがあるのでしょうか。日本にいてTBGの技術を説明する際にも、育ってきた環境による違いを感じています。ときどき説明が終わった後に、耳を疑うような意味の判らない質問をする人がいますが、そういう人は間違いなく説明内容を理解していないのです。最もすべて相手の問題だけではないかもしれませんので、説明途中で相手の顔の表情等に目をやり、本当に伝わっているのか何回も確認する必要性も感じます。言葉で説明の上、その場で実演することで理解していただけることも多いようです。そこでは、教えていただいているのだからと、細かいところが分からないのに分かったふりをするのはやめましょう。一部?の政治家が使う「忖度」は、何かを教えていただく場では無用の長物ですよ。

2024-39 ( ♪♪ 生活の 一部になれば しめたもの )

 加齢とともに私達の筋肉量は20代以降毎年0.5%ずつ減少するといわれます。これからいくと、80歳の方は20歳のときより約30%減少していることになります。では川口市のTBG愛好者もこの轍を踏んでいるかというと、日頃ゲームをされている姿からはそんな姿は微塵も感じられません。やはりTBGという運動が健康に良いといえるのでしょう。ある健康食品のCMでは、「好きを通り越して生活の一部になっている」といっていますが、毎朝9時前から出勤かと思わせるように朝早くからコースに足を運び、1~2ラウンドをこなしていく愛好者には、すでに「生活の一部」になっていて愛好者の健康寿命は確実に延びているのは間違いありません。川口市の保険財政に貢献しているといえるのでしょう。今川口市神根運動場周辺の整備計画(その一つが国際公認水泳場の建設を含む)が進んでいるところですが、我がTBG場では毎日150名を超える方がゲームをされてはいるものの、まだまだ愛好者の輪を広げていきたいと思っています。  

2024-38 ( ♪♪ 菜園の 不思議な効果 活かしたい )

 家庭菜園をされている方はご存知かもしれませんが、「コンパニオン・プランツ」という素晴らしい効果があるということです。日本語では「共栄作物」といって、一緒に植えて育てると病害虫を防いだり、よく育ったり、味が良くなる野菜作りの組合せのことです。「大根+ニンジン」、「スイカ、キュウリ+ネギ類、ニンニク」、「キャベツ、玉ねぎ+レタス」等互いに影響しあってくれるとされます。W大学のM博士は「植物は隣の植物の声を聞いているようだ」といっています。別々の容器に植えた唐辛子とバジルを隣に並べて育てると、唐辛子は単独で育てた時より早く発芽し、成長がよくなります。「植物細胞の内部で生成される微弱な音響振動=音が影響を及ぼしているに違いない」と確信したそうです。そういえば、同じTBGのクラブで技術的に似た者同士が日ごろから一緒に切磋琢磨している人は技術を修得するスピードが速いように感じます。同じくらいの技量のライバルがいるときにも同じことが言えます。早速良きライバルを見つけようとしているあなたは、近いうちに実力が急激に良くなりますよ。しかし、件の博士は、「逆の組合せもあるので気をつけましょう」と警告しています。「大根を値切の近くに植えると大根の根がネギを避けて曲がっていったり、又根になることがある」と。いずれにしても「相性」の良し悪しは避けられないのかもしれませんね。  

2024-37  ( ♪♪ 見直しは 電波時計も 欠かせない )

 お隣さんからラジオ放送が流れてきます。「カキーン」という音とアナウンサーの「入ったー、ホームラン」の声の後わずかのズレを置いて、テレビではホームラン画面が流れてきます。構造的に、ラジオとテレビではズレがあるのです。その回が終わり、高精度で正確な時刻を表示する電波時計のCM画面が流れてきました。「日に6回も時刻合わせを自動的に繰り返し行う」といっていたようで、高精度を謳っているのになぜと耳を疑いました。電波時計は、標準電波と呼ばれる時刻情報を載せた電波を受信し時刻や日付を自動的に修正する時計です。そこで調べてみると、次のような時刻が合わなくなる原因が潜んでいるということが分かりました。情報を受ける製品にもよりますが、通常は1日1回以上決まった瞬間に標準電波を受信することで時刻を調整しているとのことです。しかし「電池の残量不足」、「電波を受信しにくい環境(ビルや地価、乗り物、工事現場等)」、「針の磁気帯」、標準電波送信所の停波」等、色々あるようです。時刻表示の精度はクオーツ精度と呼ばれますが月差±20から30秒程度の誤差があるとのことです。どんなに高精度を謳っても誤差はあるものなのですね。したがって、TBGでどんなに精度の高いショットを行ってきたあなたにも、天候等の外的環境の変化やアドレス時の微妙なズレ、体調の変化等に留意し、日ごろから誤差を少なくす努力を怠ることがないようにしてください。   

2024-36 ( ♪♪ それだけは 再度お願い やめましょう )

 初心者の域を卒業するかという段階の方に、しばらくぶりに練習場でお会いする時に、おや?と感じることがあります。数日前にコツをつかんだかに見えた方が、ミスの繰り返しをしているのです。その方々の特徴として、同じクラブの先輩の方や、気の置けない方、兄弟の方からご指導を受けている傾向があります。スキルを向上されている方も多いのですが、指導を受けた方の「こうしなさい」という持論を押しつけられたことが原因で迷いが生じてしまっていると思われます。このケースでは、やり方のみ指導を受け、なぜそのやり方がいいのかの根拠を話してくれないようです。世に言われる教え魔によるご指導にもスキル向上に役に立つことが多いのですが、やっと身につきかけた段階のスキルを根こそぎ否定させられては、迷いが生じても仕方ないでしょう。スキル向上の指導を受けられた時には、例えば「インパクト後もクラブフェース低く送る軌道をとるようにすると、シャトルがターゲット方向に高く上がってくれるようになる」というような説明をしてくれたはずです。このコメントを忘れなければ、ミスをしたときにすぐ元に帰ることが出来るのです。筆者の持論にも沢山の問題点があることは否定しません。そこで特に初心者卒業段階の方に心にとめていただきたいのが、「自分に役立つ教え」については有難く頂戴し、「自分に役立つのか疑問」なことについては、それを聞き流す勇気を持っていただきたいというのが、このページに目を止めていただいている方へのお願いです。   

2024-35 ( ♪♪ 罰のない 規則あなたは どうしてる? )

 自己裁定が基本となっている、ゴルフには微に入り細に亘って膨大な量の規則・裁定事例が定められています。ゴルフ愛好者にそれらが読まれているとはとても納得できません。ではTBGではどうでしょうか?TBGが発表された当初には、6条と付則からなる条数で競技規則が定められていたようです。当然いろいろ補足しなければならない状況想定したのか、「上記に記載のないものについては、日本ゴルフ協会の規定を準用する」と付則6条で謳っていました。現在の競技規則は、20条にまで拡充されてきたとはいえ全容は変わっていないにもかかわらず、「ゴルフの規定に準ずる」という記載はいつの間にか削除されています。しかし、その当初の趣旨は残っていると解釈した方がいいのではないかと思っています。この競技規則ですが、罰則が規定されていない事があることを愛好者の方はどう考え、どう対応されておられるのでしょうか?「クラブの改造」についてはどうでしょうか?これは「クラブヘッドをヤスリ等で削ったり、ヘッド裏面に鉛等を貼りつけたり、ヘッドとシャフトの間に鉛等を埋め込むこと」を禁じているようです。「ショットマットの改造」については、「曲げたり、把手をつけたり、裏面に張り物をすること、ストッパーを止めるのに裏面にテープ等で止めること、マット自体を山状にカーブをつけること」を禁じています。その他、禁じるとの表現はないものの、エチケット・マナーの順守については、「競技の安全性、プレーの迅速性」等を考えれば、もっと愛好者の方々に自分はどうしているのか考えていただきたいとの想いでいます。コース設定上の必要性があれば、必要最低限のローカルルールを設けるべきでしょう。  

2024-34 ( ♪♪ 老化へと 導く脚の 先を行く )

 老化は脚からくるといわれます。その脚を鍛えてくれるスポーツとしてTBGが最適だとまだTBGを知らない方を意識しながら広めています。身の回りに目をやれば、それが身のこなし方にも表れています。精神科医として有名なHWさんがかなり前に書かれていた著書の中でこんな事をいっているのを見つけました。CTやMRIの画像を見てきた臨床医師として、老化現象が前頭葉の縮みとなって現れるものであり、その前頭葉が高度で人間的な感情を司っていることからすれば、「人は感情から老化する」のではないかと考えるようになっているようです。その前頭葉が本格的に壊れてくると、新しい物事を柔軟に受け入れることが出来なくなり、気持ちの切り替えが出来なくなり、同じことを繰り返すようにもなる(保続)といわれます。一度機嫌が悪くなるとずっと仏頂面になってしまう人が少なからずいます。そういわれる中でTBGコースを眺めてみると、信じたくないのですが首肯するケースが散見されます。理解に苦しむような場面で大声を出したり、人がプレーしているフェアウェーを横切って行く人がいます。トラブルがあった後当事者間で納得したはずなのに、いつまでも尾を引いていることもこの延長線上にあるのかもしれません。TBGには若さを保つ力があるので、希望的には、TBGに携わっている役員の方には、自分のことだけでなく、会員の方が若々しくプレーしやすい環境作りへ向けて限りない心使いをいただくよう願っています。「老化につながるという感情」に戻れば、TBGの愛好者の平均年齢を考えると、ある程度仕方ないのかもしれませんが、今日も仲間とともに楽しくプレーしたいと願うばかりです。 

2024-33( ♪♪ 達人は こんな流れを 楽しんだ! )

 「達人」の文言の入った著書に目が留まりました。それは、アメリカの教育問題に関するレポートで多くの賞をとられたGLという著者が書かれたもので、「真の自己成長のために」との副題が添えられていました。ある能力(マスタリーへの道)を得るためには、年齢、性別、今までの経験には関係がなく誰にでも可能性があるといっています。その例として、バレーボールやソフトボールで優れた技能を持っている選手が、あることをきっかけにテニスに興味を持っても、テニスのマスタリーになるのに過去の経験となる場合があるというのです。また、学習が伸び悩んでいる時期で学習が伸び悩む「プラトー」という段階が訪れるが、過去の経験ではもっと早く成果が出手のいいのに、「テニスでは自分が思い描いたほど早く成果が出ない」と、辛い時間を経験することがあるようです。過去の経験がなければ、技術を修得する時期ではプラトーの時期を繰り返し少しづつ上達することを楽しむことができているのかもしれません。定期的な練習を楽しむことは、マスタリーへの近道だということを実証するかのようなある方の一例が書かれていました。「自分の世界に浸りきって、完全なリラックスと集中の状態にいるかのように、周りのことには目もくれず、唇を開き加減にするほど静かな息遣いで催眠術師のように滑らかな手つきで仕事にのめり込むことを楽しむ」ように無心になる時間の過ごし方ができるようになることになることだと。余計なことに目がいくようでは真のマスタリーになるには程遠いようです。筆者にとっては、この環境が整いつつあるようで、この先には自分の何層にもなるであろうプラトーを楽しめるようになれるのかもしれません。ご一緒いただけるいろいろな技術を持たれたお仲間の方を募集しています。  

2024-32( ♪♪ 君にでき 猿にはできぬ 振り返り )

 日光猿軍団で有名となった「反省だけならサルでもできる」とサルが取っていたポーズを思い出します。TBGで連続して失敗した籠の周りを一周したミスの後、練習場で必死に練習していた日をつい先日のように思い出します。TBGが人を相手にせずメンタル面が重きをなすゲームであることが分かっていても、その時は、技術面において「ミスの原因を特定しよう」、「なぜ起きたのか」、「どこに問題があったのか」など、結果や要因についてのみ考えていました。このような行為は、教育目標の観点からは今後の成長にはつながらない方法(反省)だと知りました。同じ起きたことを扱ってはいるのですが、重要なのは結果や要因ではなく、それらのミスを踏まえて具体的な次のステップを踏むことにつながる「振り返り」が重要だというのです。反省は、「目的が責任の所在や結果の要因を明確化する」ことにとどまり、これから何をしなければならないのか、今後の糧となる方法ではなく、「振り返り」にこそ学びを深めることが出来る方法だというのです。ラウンドの後などに自分自身で考える時間を作り、数分でいいので習慣化する時間を作り、「今日のプレーは自分の目標にとって効果的だったのか」、「どうすれば目標に近づけるのか」、「実現するには何が必要だったのか」その都度自分自身に問いかけることを習慣化することが「振り返り」だというのです。自分に合った方法を試してみることで、「反省」だけにならないためにも、仲間の方たちと、これまで述べてきた「振り返り」を行うことが新しい発見につながります。一人黙々と考えて続けるのではなく、仲間の方の眼を借り違った角度で理解し、フィードバックをもらうことで、より深い「振り返り」となります。そのうえで、自分の新しい行動などを宣言すれば、実現への意欲も生まれてくるでしょう。一つの例として「①始めるべき行動は何か②やめるべき行動は何か③今後続けるべき行動は何か④今の行動を効果的にするために工夫できる点・変更できる点は何か」これらを自分に問いながら「振り返り」に関することを箇条書きでもいいので、自分の言葉で一言書いて見る習慣をつけましょう。別途提案した「アハ!ノート」の活用の習慣化が出来れば大きな成果が生まれるので実践してみてはどうでしょうか。 

2024-31( ♪♪ これからも 物理学を 友とする )

 最近発売された物理学の本に興味を惹かれました。その本は、とかく硬くなりがちな分野について、ユーモアを交えながら説明されています。これから読み進めて行くことになるのですが、とても分かりやすいと感じます。その中に「物理学は類似を探求する学問である」と書かれています。よくあることを分析する際、例えば物体が描く弾道について「空気抵抗がないものとするとこうなります」的に説明されます。しかし、現実の世界では空気抵抗がない世界はありえないのです。この時に納得したのが、TBGにおける弾道です。これまでは、シャトルが描く弾道を動画で確認しようと苦心してきたのですが、そうです「類似」したものを探した方がお利口さんと褒められるのではないかと考え直しました。その一つが、シャトルの弾道は、羽根があることを抜きにしても、この季節欠かせない水撒きに類似しているのではないかと。水撒きに使われる水は決して放物線を描きません。空気抵抗により、地面への落ち際に左右からの風の抵抗もあり、ばらついた弾道となってお辞儀をするように地面に落ちます。水を角度をつけて高く撒くと、45度が最も飛ぶかと思えばもっと低い弾道の方が飛ぶものの、全体の飛距離に影響がでます。撒く高さを変えることでターゲットに向けて飛ばせます。水撒きでシャワーの機能を使うということは、力を分散させることにつながるようです。こんなことを考えながら先の本を読み進めていたら、いつの間にか時間を忘れていました。興味があることに結びつけながら難しい?書物をひも解いてみるのも、ありかもしれませんね。  

2024-30( ♪♪ 基本的 技術を身につけ 階段を )

 かれこれ10年来、TBG発祥の地から、初心者が修得すべき技術力の基礎について発信したいと思っていました。この間、過去に参考にしてきた蔵書と新たに刊行されてきたゴルフ本を参考に、TBG用に読み替えてきた結果がここ数年で形にまとまってきました。技術面等で壁にぶち当たった時には、自分で理解しているところまで戻ってそこから再挑戦する必要があります。その一つが基礎であることに間違いありません。野外スポーツの一つオリエンテーリングでも、進行方向が確認できなくなった場合には確認できたところまで戻ることが基本となっています。最近では、横浜のFさんが貴重な時間を割いていただいたおかげで、力学の理論からの分析を試みてきました。この力学は、物理学と数学の知識が必要です。かのアインシュタインは、相対性理論を構成するにあたり、苦手だった数学を、特殊相対性理論をその恩師ミンコフスキーから、また一般相対性理論をピックの定理(格子状にある多角形の面積を計算できるという定理)で有名なピックから教えを乞うたと言われます。このようにアインシュタインでさえも苦手はあったわけですが、凡人である筆者は一度苦手意識が芽生えるとなかなかそれを克服できないでいます。この苦手意識の克服法としては「①ともかく実行・挑戦すること②ことがうまく運んでいる姿を想像すること③いつでも楽天的に考えること」の三つがあるようです。今これをベースに初心者の方と一緒に基本事項の練習をしています。そして、その初心者の方から、いろいろなことを勉強させていただいているところであり、発祥の地でプレーをしている立場から、今後のTBG活動にこれらをどう生かすかを検討しており、明日の向けては休んでいる暇がありません。あなたとともに基本を大事にしつつ、一段上を目指していきたいと思っています。 

2024-29 ( ♪♪ 出来るだけ ミスを引きずる ことなかれ )

 筆者のように、ミスに敏感に反応する人が多いように感じます。真剣にTBGに向き合っている表れと考えれば、ある意味仕方のないこと許される面はあるとはいえ、クラブで地面を叩いたり、大声を上げるような激情派であったり、肩を落として黙りこくって深刻になったりするタイプであるとすれば別だといえるようです。スコアメークの妨げになりこそすれ、同伴競技者にとって失礼であるばかりでなく、プレーを続けていこうとするのは一苦労するようです。「ベストを尽くして打て。その結果が良ければよし、悪ければ忘れよ」との名言を残したマッチプレーの名手がいます。ミスを犯したといって悔やんだところで、もはや取り返しは利きません。それなら、早く忘れて次のショットに集中した方が得策だといわれています。残念ながら、人間が出来ていない筆者は、自然を愛することで気分転換を図りその境地に達することが出来るのではないかと密かに期待しています。  

2024-28( ♪♪ 同定に スキルを上げる ヒントあり )

 生物の分類上の所属や種名を決定することを「同定(どうてい)」といいます。いきものは一見しただけでは、正式名称が分からないことがります。冬には、各種のカモ類が群れを成して餌を探している光景を目にします。ある親子が「あそこに親子で仲良く並んで泳いでいるカモがいるよ」とほほえましい会話を交わしていました。その方向に目をやると、シマアジの隣にコガモが並んで泳いでいました。「顔の白い模様」をしたアジサシに対し、コガモにはその模様はありません。そうです、頭部以外はよく似ているので、頭部により同定すれば、別のカモだということを判別できるのです。私達のTBGのプレーでもこんな光景はよくあります。姿の違いではありませんが、動作という面であえて「同定」という言葉を使ってみると、「籠入れの際のクラブフェースの動き方」を上手な方とそっくり同じようにしているつもりらしいのですが、シャトルの下へのクラブを入れていく位置や、インパクト後のフェースを送っていく方向等が一定していなかったりという微妙ではあるのですが勘違いはよくあることです。ショットにおいても、身体の回転はなかなか「同定」できないのが実情なようです。一見簡単なようでも、男性の方が先生の教えに忠実に従うことが難しいようです。「同定」のポイントをしっかりとらえる眼を養い、疑問があればその場で確認するということがスキルを上げるヒントといえるのかもしれませんね。  

2024-27( ♪♪ TBG ダブルス戦に 学ぶこと )

 TBGという競技方法には、二理で協力できるダブルス戦というものがありますが、基本は個人競技です。ラウンド中にミスをするとなんでこんな時にミスをしてしまうのかとガッカリすることがあります。下手だなあと自分を戒め、今度こそとの想いで真剣に取り組み上昇志向に翔けるのもTBGです。否定ばかりでは後のプレーに悪影響が出るので、悲観的になりやすいタイプのプレーヤーは早急に軌道修正をすることが求められます。スコアをうまくまとめられる素質を手に入れるためにも精神力の強さでネガティブな発想を封じ込めていきましょう。同伴競技者に必要以上に気を遣いすぎないことも大切です。誰もに言えることですが、気分が沈むと筋肉が硬直し、臨んだプレーに支障をきたすことになります。ラウンド回数をこなすことでもある程度の改善を望むことができるでしょうが、いっそのことダブルス戦を楽しんでみることをお勧めします。一つのショットの条件を前に、自分の選択したプレーと、同じメンバーのそれとを出し合って、その場面での最善策を模索してみるのです。今までは自分だけで決めてラウンドしていたのが、状況は同じなのにこんな考え方もあるのかと、「目からウロコ」状態になるでしょう。今後のプレーに多才な抽斗が出来ることになります。リズム・タイミングを大切にプレーする中で、目線を変えてラウンドするのも楽しいかもしれません。  

2024-2( ♪♪ アドレス時 背骨のS字 無視するな )

 アドレスの手順は、ニュを軽く曲げて前後のバランスを調整、最後に手の位置を微調整するようにご指導いただいてきました。ここで大事なのは「膝を曲げる前に上体を前傾する」ことといいます。この手順が逆になると必要以上に腰が落ちカカト重心のアドレスになるということでした。猫背にならないためには、前傾する際に、首から腰までをまっすぐに保つことも大事です。ここで、一つ注意点があります。これまではあまり言われてこなかったのですが、私達の背骨はS字にカーブしていることを忘れないでいたいということです。このS字は、私達が壁に背中をつけると腰のすぐ上の位置でカーブすなわちくぼんだ形をしているのです。このくぼみ部分を、アドレス時にできるだけなくすようにして背中をフラットにしましょう。なぜそうするかというと、くぼみがついたままテークバックすると腰椎部分が強く捩じられる形になってしまいます。すると腰に負担がかかり、ついにはケガの危険と仲良しになってしまいます。昔を思い出すようですがグリコのおまけのように体幹も安定してくれます。腰のくぼみをなくすには、腹筋を使いお腹側から押し込むようにするイメージが持てればいいと思います。筆者はここ数か月にわたり、ホームコースで実践中で初心者の方にもコツを伝授していて、エイジシュートにも貢献、飛距離も安定してきました。あなたは自然にできているのかもしれませんが、意識することで、今まで以上にスムーズにスウィングできるのではないでしょうか。 

2024-2( ♪♪ ヘッドアップ 人はダメだと いうけれど ) 

 ゴルフでは、ヘッドアップはご法度といわれます。それは、特にインパクトの瞬間に頭が不必要に上がってしまうミスのことで、正確なショットを打とうとするときほど起きがちで、誰もが是非とも改善したいと思っていることです。ではその原因を探ってみると、次の五つが挙げられます。「①ボールの行方が気になりすぎる②飛ばしたい意識が強く力みが出てボールを上げようとする③ボールと体との距離が適正ではない④トップポジションが浅く捻転不足となっている⑤体重が右足に残ったままインパクトを迎えている」これらを理解すれば、通り一遍ではありますが次ような改善策があるのではないでしょうか。「①ボールの行方が気になってしまうのは仕方ありませんが、インパクトまでボールを見続ける意識(見続けると身体の捻転が制限を受けますので意識だけです)を持ちましょう②高い弾道の飛距離を作り出すには、クラブの力を借りて高く上げるのではなく、インパクト後にヘッドを低く出していくことで自然とクラブ自体が高い弾道を生み出してくれます③アドレスでボールの近くにスタンスを取るとクラブが通る道が制限されてしまうので、自分にとって適正なアドレスの位置を見つけ出してください④身体の捻転が浅くなるとリズムが乱れ、早いタイミングでインパクトを迎えがちになりますのでゆったりスウィングすることを心がけましょう⑤体重が右足に残ったままになると頭とボールとの距離が乱れてしまうの振り切る意識を持つようにしましょう」以上の五つでかなりのヘッドアップは解消されます。お試しください。ただし、英語では「Keep your head up」といわれるくらいですから、一度や二度のヘッドアップに悩むことなく、「何事も前向きに考えていく」ことにこそ無視できない大きなコツがあるのではないでしょうか。    

2024-24( ♪♪ 胸と腰 そこのあなたは どのタイプ? )

 あなたが自分に適したゴルフスウィングを求めているのであれば、胸郭と骨盤なサイズを基準にする方法があるといわれます。それぞれ大小の二つに分けた時、体型がいわゆる寸胴型のタイプは、お相撲さんタイプで胸郭と骨盤は①「大と大」の組合せとなります。バレリーナのような細身の方なら②「小と小」、ボディビルダーのような逆三角形の方は③「大と小」、もう一つの野球のピッチャータイプ④「小と大」の4つになります。あなたはどのタイプで、どんなスウィングをしているのでしょうか。さらに今のスウィングに何かもの足りなさを感じていないでしょうか。回転を大きくすれば大きな飛距離を得ると考え身体を大きく使っていて、思うような結果が出ないという方がいませんか。その方は、上記の4つのタイプと、今のスウィングとがマッチしていない可能性があるのです。①のタイプの方は体の回転がしにくい一方で回転軸は安定するといえます。②のタイプは、体を回転しやすいが途中で背骨が伸びたり反ったりし、上体が左右にぶれやすい傾向があります。③と④のタイプは、幅が小さい方(③なら下半身)が回転しやすいのですが、幅が大きい方(③なら上半身)はぶれやすといえます。この特徴を無視したスウィングをしようとすると、スウィングに無理が生じ再現性に劣るといわざるを得ません。TBGのスウィングは、筆者は大振りしないことをお勧めするのですが、上記の点に留意していくことでスコアをまとめることに役立つことでしょう。ちなみに筆者は腰が大きいので④のタイプに近いと思って、スウィングはできるだけコンパクトにしつつ、インパクト後に体が左に流れないように気を遣っています。  

2024-2( ♪♪ 勘違い 何時でも起きる 再現で )

 毎日ゲームをしていると、いろいろなことがおきます。こんな教訓とすべき事例がありました。協会の元役員であった男性二人と女性の三人がミドルホールをホールアウトしました。高齢者は、OBを連発した後籠入れでミスを犯しました。そのシャトルは、セカンドホールにかろうじて重なったのです。この時、当人は同伴者に確認しINとなったことの確認を受けたのですが、5打と申告しました。それは、セカンドホールにINしたことをどういうわけか1打と勘違いし同伴者二人に2OBだったのだからと誤った説明をしたのですが、他の二人はセカンドホールへのINが2打だと、当人の勘違いだとの訂正が出来なかったのです。当人に責任があるのですが、当人が、2OBまでははっきりと認識していただけに、もう一歩踏み込んで二人のうち一人でもセカンドホールへのINが2打であることについて訂正の再確認を促せていれば問題なかったのです。そこに3人の年齢の問題があったことが伺えます。勘違いは誰にもあることです。その際、「高齢者」を目の前にしたときの言いにくさが絡んでしまったのかもしれません。プレーの再現により解決できていた問題だけに?

2024-22( ♪♪ 万全の アドレス取れば 憂いなし? )

 より良い結果が出せるように努力することは誰でもしていることでしょう。技術習得のための籠入れ等の個別練習がその一つですが、今はアドレスの取り方が打次打と感じています。市販されている本では、スコアは「アドレスで**%が決まる」とも言われています。一例をあげれば、いつも失敗したことがない距離の籠入れで、アドバンテイジホールの上部の枠に引っ掛けて失敗するように、確かにアドレスをいい加減にするといい結果が得られないことがあります。筆者も、最近の大会で2度ミスにより、ダブルボギーとトリプルバギーをたたき、内心熱い思いで狙っていた予選通過の夢が潰えています。因みにこれらは、同伴競技者の籠入れミスの際、「お先に」と安易に籠入れに臨んだものでした。久しぶりに大会で達成したエイジシュートの記録も大幅に色あせてしまいました。どちらか一つのミスで押さえられていれば良かったのですが後の祭りで、アドレスの大切さを痛感したばかりです。アドレスの取り方は各人各様ですが、筆者も今も湯気が出るほど新鮮なできごとですが早速手直しして見ようと思っています。あなたも万全の「あなた独自のスタイル」を作り直してみてはいかがでしょうか。   

2024-21( ♪♪ 悠然と 鳥が大空 舞っている )

 街中で鳥が悠然と舞っている姿を見るにつけ、シャトルが身近にあることに一縷の幸せを感じるのは筆者だけではないでしょう。そして時々このシャトルにその原点があの偉業「人類初の月面への着陸」にあるのだということに想いを馳せます。この偉業に携わった人は40万人を優に超えるといわれ、それぞれの立場で携われることに誇りを持たれていたようです。その逸話としてこんなことが残されています。時のケネディ大統領の「あなたは何の仕事に携わっているのですか」と声をかけられた清掃員のが「大統領、私は人類を月に送るのを手伝っているのです」と誇らしげに応えられた(眉がビショビショだったかもしれませんが、少なくとも日本語ではなかったでしょうね)と。それは1969年のことで、着陸したアポロ11号で使われた宇宙船が、今私達が使っているシャトルボールのモデルとなったのですよ。この偉業を残そう(?)と発案者野嶋孝重さんの頭に浮かばなかったら、私達が楽しんでいるTBGはこの世に生まれなかったのかもしれないと考えると感無量です。では、月面に立ったのが「12人の白人男子のみ」だということをご存知でしょうか。筆者は何か変だと思っているのですが、この疑問を解決しようというわけではないかもしれませんが、最近は、民間企業による宇宙遊泳・月面着陸に挑んでいます。日本人得意「のぼり」を先頭にした旅行気分でTBGのシャトルボールとクラブを手にした「団体の愛好者」の姿を目にする日も近いのではないかと、夢は大きく膨らんでいます。   

2024-20( ♪♪ 好奇心 これに勝る ものはなし )

 何かを学ぶ上で大切なことといえば、それは好奇心を持って学ぶことだといわれています。そんな好奇心にあふれている方には、必ず手を差し伸べようとされている方が身近におられるものです。まずは、周りを見渡してみてください。教え魔の方につかまることもあるかもしれませんが、そんなケースはまれです。一つのことに目を見張るようにして下さい。その中に、あなたが求めるものがあるはずです。身体を動かすことは得意だけれど 人と話すのは苦手だという方は、この機会にTBGというゲームを始めてみましょう。退職後テレビとにらめっこばかりしているのはもったいないないし、決して健康的とはいえません。埼玉県川口市が発祥の地であるこのゲームがあなたを待っています。そして、次の世代を担っていくのもあなたかもしれません。まだマイナーといわれるミニスポーツの域を出きれませんが、連休の時期にはコース内の子供さんの笑顔があふれ、80歳を超える昔の若人も集っている「誰でもが楽しめるゲーム」として、コース内は毎日150名以上の方で楽しんでいます。あなたの好奇心をTBGにぶつけてみてください。必ず虜になること請け合いです。 

2024-19( ♪♪ 目の前の ひとつのことに 向き合えば )

 先日の大会でリーダーをされた方が、つくづく感じたことを話して下さいました。その方は、最近特に実力を上げ、人望もますます高めています。その方がプレーに集中することの難しいと実感されたというのです。その一部が、同伴者のスコアや、ラウンドをスムーズに進めること、隣のコースでプレーされている方々への気遣い等についてです。これらのことに気を遣っているうちに自分のプレーへの集中が出来なくなってしまったのです。これも経験を積むうちに修得しなければならないことなのですが、言うは易しというところです。その辺はプロゴルファーがよく言うことなのですが、自分のプレーに入ったときにいかに気持ちを切り替えることが出来るかが勝負で、その切り替え方は人に教わることではないようです。これを逆手にとって、他のプレーヤーをさりげなく邪魔することもあるそうです。自分のプレーのみにいかに向き合えようにするか、その方法を学びましょう。筆者はこの切り替えが正直言って下手です。今自分独自のこの切り替え方法を模索しているところです。   

2024-18( ♪♪ スコアなど 気にも止めずに 楽しむか? ) 

 スポーツには、最低限のルールとマナーを守って仲間の方たちと笑顔で楽しむ「生涯スポーツ」の分野がある半面、スコアアップを目標としてメンタルやマネジメントを常に気にしながら楽しむ「競技スポーツ」というものもあります。筆者は、健康維持、仲間作り、ライバルとの競争、競技で少しでも上位を目指したいというような目的を持ってTBGを競技スポーツという位置づけで楽しんでいます。そのため自然にスコアアップを最上位の目標としています。このような目標を意識していなかったかれこれ10年以上前に「62」というラウンド新記録を出したのは遥か昔となってしまいました。これではいけないとの思いで、指南書がほとんどないTBGというスポーツの本質をつかもうと、巷にあふれているゴルフ本の中からTBGに生かせる技術等を取捨選択のうえアレンジしてきました。同好の士が数多くの動画、連続画像等を公開いただいている中、筆者は「文章」の形で色々な技術をTBG用にアレンジして公開してきました。幸い文章を読んでいただいた方が動画等で検証した結果を返信していただき、一定のレベルまでには文章化できていたのかなとの想いでいます。これからも続けて、このHPの読者の方々の参考にしていただければと、皆さんのTBGのスコアアップの一端を担うことが出来ればとの想いです。自分の練習不足が勝って、スコアアップに結びつかないのが悲しいところですが、生涯スポーツとして楽しんでおられる方々や初心者の方々にとっても、スコアのこと等気にしない方にとっても、技術の壁が目の前に立ちはだかった時にでも参考にしていただければ幸いです。多くの方々にはお分かりのように、ゴルフ同様、TBGも技術が向上し、理想的なスウィングを手に入れても、必ずしもスコアアップにはつながりません。メンタルやマネジメントの要素が多いスポーツですので、これらの要素を記載した文章が載っているページも参考にしてください。つまりこのHPでは、他の動画や連続画像等ではつかめないことも沢山記載していますので参考になるかもしれません。今日のような、雨でコースに行けない時がチャンスと思い、頁を開いてみるといいかもしれません。   

2024-17( ♪♪ 2センチの 毛足の素材 敵味方? )

 最近の経験から感じたことです。最近手にすることが出来るショットマットの裏面の素材は、ゴム製ということで特に男性にとっては、飽き足らないと感じている方が多いようです。耐久性が高い新しいショットマットの販売が待たれて久しいところです。今回は表面の毛足について筆者の感想を述べてみたいと思います。毛足の向きがあることはご存知の通りですが、これまで筆者が目にしてきた限りでは、毛足の素材については語られていないようです。寝転ぶように柔らかい素材を使った毛足がある半面、芯が強くまっすぐ立っているかのように植えられているものがあります。この芯がある素材は、大きなショットではさほど影響があるようには感じないどころか、浮いているように良い面がるある反面、籠入れのような微妙なタッチが要求される時には、悪さをするときがありますのでご注意されることをお勧めします。クラブのリーディングエッジがマットに接触したと同時にフェース面が左右にぶれてしまうことがあるのを確認できました。フェースのスピードが足りないことで、特にフェースを寝かせるようにしたときに、元気にまっすぐ立っている毛足が引っ掛かるようになることがあるのです。せっかく籠周りまで寄せて優しくバーディを狙ったのに目の前が真っ暗になってしまいます。あくまでも筆者の試打によるものですので参考していただければ幸いです。フェースの立て方を変えてみるのも一法かもしれません。体験された結果をご報告いただけれと思っています。    

2024-16( ♪♪ 川口で ローカルルールを 適用へ )

 桜が満開を過ぎようとする中、令和6年度のTBG活動がいよいよ本格化します。そこで、川口市TBG協会では、ローカルルールの一部の変更をしました。まずは、会員の高齢化に伴い、念願だった年齢区分に応じたティーショット位置の変更です。①ゴールドマークを新設し、80歳以上の女子が使用する区分を新設(北スポコースのNo.3とNo.12を除く)②赤マークは85歳以上の男子と80歳以上の女子が使用③白マークは75歳以上85歳未満の男子が使用④青マークは75歳未満の男子が使用(新郷コースは青マークはなく白マークを使用)となりました。ただし、85歳以上の男子と80歳以上の女子は、スタート前にその日に使用するティショットの位置を選択できることになりました。途中での変更は不可(ティーショットの位置の誤りはホールアウト後に3打罰が付加)。二つ目は、ティショットしたボールがフェアウェイに届かなかった時は一打罰のうえ、ゴールドティーの前方のロープから1クラブ以内のフェアウェイから次のプレーをします。三つめは、ティーグラウンドでのプレーで、ティーショットは、左右のティーマークの内側で行うことにとし(アドレスのスタンス位置を含む)、ティグラウンド保護のため、ボールセットはショットマットの先端から球部1つ分(4cmほど)下げてプレーすることになりました。以上、今後の大会開催の際はこのローカルルールが適用されることになりますのでご注意ください。  

2024-15( ♪♪ 騙された? 洗脳されて 成果出す )

 先日「表も若そうな女性」がコースの柵の外でTBGの愛好者の姿を見ていました。すかさず声をかけたところ、「昨日初めてやってみたのですが難しそうで」との返事の陰にTBGに興味が湧いている様子がにじみ出ていました。そこでコースに入ってくるよう促したところ、甘い?言葉に騙されたのか入場していただけました。ゴルフの経験もないとい言う通り確かにグリップもままならない状況でした。女性用のクラブを持ち出し、早速グリップの仕方から学んでいただきました。昨日はこんな風に教えてはいただけませんでしたとのこと。カモがネギを背負ってきたかのようなチャンスなのに、昨日はは誰が指導されたのか?との思いでした。3mほどのところから籠入れの仕方の練習で2時間弱を過ごし、その日はそれなりに籠に入った喜びも味わって帰宅されました。昨日、その方がまた柵の外に姿を現したので、コースに入るように促しました。一度だけ筆者のいないときに練習をされたとのことでしたが、グリップの仕方はしっかり修得され、スウィングにも若干進歩がありました。昨日は2時間弱でしたが、その間に基礎的な話をし、クラブが仕事をしてくれるので、籠入れのときは手首や腕を使わないようにと話し、籠にも入るようになってきて、面白さが分かってきたようでした。クラブフェースにシャトルの羽根の方を載せ、シャトルはこんな方向に上がっていくのだとの説明をした後、マット一枚の位置からの籠入れを実演しました。興味が湧いたのか、自分でもやってみたいというので、セカンドホールから50cmくらいの位置から「フェースの寝かせ方に合わせ、これまで籠入れの時以上にマットをシュッと音が出る位擦る」ようにとのコツを再確認のうえ実践していただきました。するとどうでしょう、TBG教?の洗礼を受けたかのように今聞いた「コツ」を騙されつもりになって?繰り返していました。そして、ついにこの距離の籠入れを何度も成功させたのです。僅か4日目10時間未満のそれこそ初心者がです。基本とその根拠を理解しているかいないかでこんなに早く成果が得られるものなのかと驚嘆です。教えることの責任の重大さを連日のように実感した経験でした。私達の経験者もこの例が語ることの重大さを考えてみる価値は大きいのではないでしょうか。信じる者は救われる!ビギナーズラック恐ろし!!   

2024-14( ♪♪ コースでは プレーと会話で 若返り )

 私達の街中は、アスファルトなどで固められていることが多く、健康に良いとされる散歩をしていても、地面からの反力により足腰がダメージを受けることがあるようです。それに比べTBGコースは、芝が張られているところが多く、私達がそのうえでプレーすることにより自然に足腰を丈夫にしてくれています。私達は素晴らしいプレゼントをいただいているのです。TBGを知らない方はとかくTVとの会話に明け暮れてしまう人が多い中、TBGコースに出向くと仲間との会話が楽しめます。笑いの輪が広がることもたびたびです。この笑いを提供しているのが筆者の身近にいます。5分も明けずに飛ばしている駄洒落です。気が付かない方も多いのですが、気付いてくれて反応していただける方が多くなってきています。今日の話題は「ハッカ飴」をプレゼントした時でした。それは、美味しいことはいいのだが「PCなどを使う方には不評を買うものですが」の一言に即座に反応してくれた方がいました。「ハッカー」いやですよね。飴のお陰で今日も若返ることが出来ました。めでたしめでたし。  

2024-13( ♪♪ 足元を 掬われてなお 信じてた? )

 コースの練習場で、何度トライしても籠までシャトルが上がらず苦しんでいる方がいました。セカンドホールから2mほどの籠入れですが、アドヴァンテージホールの50cmまでシャトルが上がってくれないのです。この状態を見かねたのでしょう、クラブの先輩から教えていただいた通りにやっているというのですが、一向に良くならないと一所懸命にトライしていました。スタンスはシャトルの1個分くらい左に両脚をそろえるようセットし、グリップはと言えば右の股関節あたりに置き、インパクト後はクラブを高く上げています。この3点に問題があると判断し、それぞれのどこが悪さをしているのかを説明して修正することを勧めました。するとどうでしょう、3発目に籠入れができ、びっくりするほど目が輝きました。その後も精度が上がっていきました。試しにとセカンドホールからマット1枚程度の籠入れもやっていただきました。もちろんインパクト時のヘッドスピードだけは修正したのですが、2発目には籠入れが出来ました。そのかたもびっくりされていました。筆者自身、ポイントを抑えたスウィングの重大さを改めて実感し安堵しました。ただし、それが自分で実践できるかは定かではありませんが。 

2024-12( ♪♪ 日時計が 日陰にあるの 何のため? )

 太陽光が主役の「日時計」が、日陰に置かれている聞いた時「???」と考えてしまいます。庭に設計された花時計は見ているだけで楽しくないます。ところで、どんな日時計があるのかと調べてみました。北半球用、南半球用、赤道付近用があるようです。北と南では、時刻の数字の振り方が逆になっているのは理解できますが、赤道付近用が「太陽の天頂が南か北かで異なる」ことでいまだに理解できません。得意の分類を試みると、水平式(各地にある庭時計、港の見えるが丘公園にある日時計、イギリスの教会にある日時計など多数)と垂直式、コマ型など枚挙にいとまがありません。アナレマティック日時計(人が立っても良いように指時針が固定されてない特徴のあるもの)であったり、宇宙ゴマ似の携帯型もあるようです。近隣に目をやれば、高崎市、神奈川県綾瀬市、逗子市などにいつか行ってみたいと思わせる日時計があるようです。中でも、郡上市には「日本まん真ん中センター」と呼ばれる全高37.3Mの建物そのものが日時計というものがあるそうで興味が魅かれます。こんな調べ物をしていたら、「実力のあるTBGプレーヤー」といわれる方が、「日陰に置かれた日時計」とならないように、コースの片隅でひっそりと咲く将来の大輪候補に日が当たるようにお手伝いをする必要性を強く感じました。    

2024-11( ♪♪ 「脳」力が ゲームを変える お手伝い )

 私達の「脳」は、素晴らしい力を備えているのに、それが活用されていないといいます。その「脳」は、「①言語脳力②論理数学的脳力③空間認識脳力④音感脳力⑤身体感覚脳力⑥人間関係形成脳力⑦自己観察脳力」の七つに分類できるということですが、あなたはどう受け取られましたか?いずれにしても、筆者にも新たな脳力を開発し、TBGのプレー上で脚光を浴びる余地はありそうです。では上記七つのうちどんな点がありうるのかを検討してみました。①の言語脳力では、「TBGの基礎をティーチングしているときの説得力を強化する」際に生徒さんに訴える力を強化することが出来そうです。②の論理数学的脳力では、「コース状況に応じて合理的なスウィングの選択が出来る」ようになれそうです。③の空間認識脳力では、「映像やイメージする感覚の強化」に役立ちそうです。④の音感脳力では、「リズム感の強化に目覚める」ことが出来そうです。⑤の身体感覚脳力では、「体の動きをコントロールし、直感的に反応する」ことができるようになれそうです。⑥の人間関係形成脳力では、「同伴競技者を理解し、協調してラウンドできる」ようになれそうです。⑦の自己観察脳力では、「自分の感情を分析し自制心を強くする」ことが出来そうです。このように、筆者は七つ全てで脳力を使ってこなかったようです。一つでも、二つでも活用していくようにと、サルでもできる反省をしているところです。最初に実践すべき点としては、インパクト瞬間に最大のスピードを上げる方法として、スウィングの過程でマットを擦る際に「シュッ」と声を出すことを上げられると思います。この感覚を言葉だけで表現するのはわかりずらいですが、①から⑦を組み合わせることで、生徒の方が実感できるようなティーチングがしやすくなっているようです。   

2024-10( ♪♪ 尻を引く 効果のほどを 体験へ )

 左の尻を引くスウィングをコースで体験しました。コースに足を踏み入れた後、左のお尻を引くイメージトレーニングをしていたところで、KTさんとMKさんからお声をかけていただいて、3人でラウンドするチャンスをいただきました。風向きが変わるとはいえ、おおむね西から東方向へ3mほどの風が吹くなかで迎えたのは、スタート後4ホール目となる、北スポコース13番ショートホール34mの舞台でした。12番でオナー(オーナーではありません)となった筆者は、絶好のチャンスとばかり新たなスウィングを試みることにしました。ゆったりとしたバックスウィング後の切り返しで、左のお尻を理想のタイミングで引くと、自分でもあっけにとられるほどのショットになり、シャトルは籠の若干左手にワンバウンドしたあとOBとなりました。飛べばいいというわけでないのは理解しているつもりですが、飛距離34mラン込み40mのショットでした。これは使えるという実感を持った瞬間でした。練習で精度を上げたいと思うとともに、籠入れやコントロールショットへの応用のように、使う状況を間違えないようにしたいと思った次第です。筆者でもできることなので、あなたもぜひ挑戦してみてください。

2024-09( ♪♪ スウィングの 右のお尻の 押し方は? )   

 問い合わせをいただいた「右のお尻の押し方」について補足します。同じことなのですが、過去に、ゴルフのスウィングは常に引くイメージを持つようにすべきとお話ししたことに同期をとれば、「左のお尻の引き方」としてお話しした方がいいかと思いました。これまでに、「右手一本での片手打ち」やインパクト時に「シュッ」と声を発する方法をお話ししてきました。その際の「左のお尻の引き方」を補足するのが今回のおすすめにつながります。右手一本でクラブを振るには、腕だけスウィングするには無理があります。タイミングよく腰も使いながらのスウィングが必要です。また、「シュッ」と声を発することにより、インパクト時にクラブヘッドが最大のスピードを上げることにつながります。そこに今回の「左のお尻を引く」という強いイメージを持たせ腰の回転を促すことを狙ったものです。この回転は、大きなショットでは実施されている方も多いと思われますが、籠入れというコンパクトなスウィングに取り入れることでの再現性を高めるメリットがあることを確認していきたいと思っています。マット一枚ほどの極端に近い籠入れでの活用については必要ないかもしれませんが、この三つで取りあえずの完成形になるかなということで今試行しています。   

2024-08 ( ♪♪ 規則とは 現場レベルで 決めるもの )

 組織を混乱なく運営するには、規則(ルール)の存在が欠かせません。しかし、そのルールも現場の実態が反映されたものでなければない方がましな時があります。例えば交通ルールです。信号がある横断歩道で、今自分が急いでいるからと勝手に赤信号を無視して渡るような人が人がいれば、即交通事故につながります。私達高齢者が事故を起こしてしまうと、これから余生を楽しんでいこうと予定していた生活に大きな汚点となりかねません。TBGのルールであれば、クラブは凶器に変身し、どこからシャトルが飛んでくるかもしれないという危険な場と化しかねず、仲間との楽しいはずのプレーもままなりません。ではルールはどのように決めるべきなのでしょうか。リーダー等の上に立つ者が勝手に決めるようでは、競技そのものを手放しで楽しむことが出来ないかもしれません。ルールを作っても、競技の場で守れないようなものであっては論外です。現場の実態を把握し、誰もが守れるものでなければならないのではないでしょうか。そんなルールも、過去から適用してきたルールだからという理由で、実態にそぐわなくなっているルールが改正されないようでも問題です。時には、変わりつつある実態を関係者が集まってじっくり検討し、変更すべきとの結論に至った場合にはルールの内容を見直す勇気を持ちましょう。そして忘れてならないのは、変更内容と変更することにした理由とともに、すべての関係者に適用時期を忘れずに周知徹底しましょう。

2024-07 ( ♪♪ 明日に向け 寿命のことに 眼を向ける )

 TBGのコースでは、飛距離自慢の方が「最近飛距離が落ちて気が滅入ってくる」という声を聞きます。年齢だからというには納得できない若さを持たれている方です。普通、寿命といえば、平均寿命、健康寿命の二つです。令和元年の統計では、それぞれ男子「81.41歳、72.68歳」、女子は「87.41歳、75.38歳」と公表されています。この寿命には、この2種類以外に「ゴルフ寿命、飛距離寿命」というものがあることはあまり知られていません。それぞれの年齢については公表されていないのですが、上記の飛距離寿命については「体幹」が使われていない方が嘆いているといわれています。まだ遅いことはありません、体幹を使ったスウィングに挑戦しましょう。タイカンが強化されれば、肝心な時にミスを犯しがちなメンタル面の弱さに関係なく、プレッシャーにも強くなるようです。では、体幹を重視したスウィングとはどんなものかですが、ポイントは、籠入れ時のような小さなスウィングでも「腕を使わないバックスウィングののもと、インパクト時に左のお尻で引く(右のお尻で押す)イメージを持つ」ことにあるということです。筆者が現在コースの練習場で試しているところです。まだ会得の域には達していませんので、あなたも是非ご一緒に挑戦してみませんか。どなたでも歓迎いたします。お声がけいただけるのを楽しみにしています。 

2024-06 ( ♪♪ アドレスは 腰に両ひじ 向けること ) 

 完璧なアドレスが作れれば、スウィングも自然と良くなるといわれます。更にアドレスのポイントはその人特有の骨格を基準にすることにあるというのです。アドレスを取る際には、関節の向きがあるべき位置にセットできているかどうかにかかっているのです。関節が正しいポジションにあれば脇が自然と締まるようになり、クラブの動きを邪魔しない自然なスウィングが保証されるのです。プロゴルファーのHSさんのアドレス時のひじがどうなっていたでしょうか。肘から手首までがくっついるのではないかというほど寄っているのはなぜでしょうか。それはHSさんの腕が「猿腕」だということです。肘が上に折り曲げることが出来るようにするにはあのように両ひじを寄せる必要があるのです。HSさんは、アドレスの要点でもある「両肘を両腰骨に向ける」ようにして両ひじを寄せた理想的なアドレスを実現しているのです(筆者はHSさんほど寄せなくても肘の裏側を腰骨に向けることが出来ます)。この肘が締まった感じをキープできれば、スウィングするとき体幹部の回転に連動し腕が自然に同調することになり、クラブが正しい軌道に乗りやすくなるのです。このひじの正しい位置のセットと、股関節から上体を前傾し膝を軽く曲げることでアドレスのポスチャーの完成になります。 

2024-05 ( ♪♪ プレーには 肩から足の 連携を )

 TBGを上手にプレーするには、肩、腰、膝そして足の連携をスムーズに行えることが必要不可欠です。そのためには、筋肉の伸びとの連携を伴って、それぞれの関節が柔らかく、大きく動かなければなりません。そこで私達に求められるのが、スタート前に関節を柔らかく、筋肉の伸びをよくするストレッチを粉うことを忘れないでください。それはケガの防止にもなります。そこで勘違いしないでいただきたいのは、スウィングに大きな力はいらないということです。正確さや再現性の高さをたかめ、筋肉の持久力を高める必要があります。しかし、さいわいTBGを謳歌するには大幅な筋力強化は不要で、クラブよりも若干重いダンベルで肩の周りの筋肉がやや張りが起こる程度の負荷を与える事で十分なようです。私達の年齢を考慮すると、重すぎると筋肉を傷めてしまうようです。ではあなたのクラブはどれほどの重さがあるご存知ですか。それは、巾はありますがわずか350gほどのようです。これだけですので、ペットボトルに半分程度の水を入れたものを二つ作り両手に持って定期的に振り回すだけで十分なので簡単に筋力強化できそうですね。くれぐれも中身は水ですよ。決してお酒を入れないようにしましょう。  

2024-04 ( ♪♪ 赤ちゃんに 教わる姿 自然体 )

 元気に動き回る赤ちゃんや2、3歳の幼児を見ていると、体を動かす際に無駄な動きをしていないように見えます。例えば、遠くのおもちゃを取ろうとするとき、腕は本来伸びる所までしか伸ばしておらず、それで取れないときは足を自然に動かしていく等で、それぞれの部分が繋がりを持って動いているのです。傍にいる犬や猫がのびのびと四肢を伸ばしてリラックスして寝ている姿を見てください。一見すると無防備に見えますが、決して無駄に寝転んでいるわけではないのです。いたずらしようとすると無駄な動きを見せずに素早く反応し、ひっかれてしまった経験を持たれた方も多いことでしょう。それぞれ「自然体」でいるのです。では、普段の私達のTBGの籠入れの際の動きを思い出してください。籠入れをしようとして、お辞儀をするようにスウィングしている人が多いと思いませんか?なぜ頭を下げてしまうのでしょうか。そんなにシャトルをにらみつけ頭を下げる必要があるでしょうか。身体の不要な箇所に力が入っていたり、頭を下げてしまうとクラブの通り道を阻害し、その結果スウィングの際体を起こしたり、左右に身体を動かすように無駄な動きをしていることがお判りになるでしょう。クラブを適度に開いて適度なスピードでマットを擦れば、シャトルはクラブフェース上を滑りあがって籠に収まって(入れる意識ではありません)くれるものを、フェースを腕で持ち上げるような無駄な動きをすると、再現性の高さを維持してシャトルが高く舞い上ることが期待できません。つまり、自然な動きを邪魔してしまうのです。スウィングの際「クラブが自然に動ける」ように体が動いていますか。多くの方が、素晴らしい素振りをしています。シャトルをを前にした時その素振り通りにスウィングできているか検証してみることが一つの判断基準になります。仲間の方の手を借りるのはさらに良い方法だといえます。 

2024-03 ( ♪♪ あの頃の 夫婦の会話 取り戻す )

 TBGの愛好者の方にはこんな方はおられないと思いますが、「あれ、それ」が毎日の会話であったり、少し上だといっても「飯、風呂、寝る」となっているようでは悲しいものがあります。しかし世の中にはペットの存在が絡むだけで、「ネコはかすがい」とばかりに癒されて会話が弾むようになるといわれます。更に結婚記念日・家族の誕生日等にお祝いをしたり、旅行に出かける等、マンネリ化した毎日の生活にメリハリをつけること等が大事だといわれます。夫婦と言えども、少し距離を置いた方が新鮮だと言わんばかりに、同じ趣味を持たない方がいいという方もおられます。しかし、敢て筆者がおすすめするのは、夫婦そろってTBGの愛好者になることです。技術の習得の段階であれば理解度の確認ができ、二人だけの反省会も開けます。ある程度の経験を積んでくると、その日の成果(風読み、コース取り、バーディ・イーグル等)を披露することで誉めあうなどを契機に、TBG以外のことにまで会話の輪が確実に広がります。いつの間にか健康の維持向上が出来るようになり良いこと尽くめです。あなたのご主人・奥様をぜひコースにお招きしご一緒にゲームを楽しみましょう。     

2024-02 ( ♪♪ 難題も 克服する道 すぐそこに )

 福島からの東北道上での帰り道、予定していたとはいえ過去の経験をはるかに上回る量の雪に見舞われました。それは視界80mを下回るほどでした。初めはサービスエリアに飛び込むことも考えましたが、次善策を模索しながら時速60kmくらいで走行しながら対策を練ることになりました。そんな時に役に立ったのが、車線上の白線とその間についた線状に続く雪です。この線状の雪を跨ぐようにしての安定走行に徹してみました。初めての経験とはいえ大変役に立ちました。次に見つけたのが前車のテールランプです。その車にはどんな方が運転しているかわからないことから、全幅の信頼を置くのはいかがなものかとの考えも浮かびましたが、暫く注意深く観察して追随するには足る方だと判断しました。二つの補助員のお陰で30分を超える難関を突破でき、久しぶりの疲労感を感じながらも無事帰還しました。今私達が楽しんでいるTBGのゲームにおいても応用が利くといえます。特に初めてラウンドする荒天の下でのコースでのスコア作りには、そのコースを熟知されている方のラウンドを参考としたり、得意のコントロールショットに徹したりといった策を見つけるのも楽しみになりそうです。どんな難題にぶつかっても、冷静な判断をすれば道は見つかるものだと突然の「雪」に感謝しています。どうでもいいことかもしれませんが、今回の一日の移動に当たり、我が家の10歳の娘(😸:ユキ)を自宅に置いて行ったところ、帰宅してみると機嫌を損ねたようでしばらくそばに寄ってこなかったのですが、策を練り好物のチュールを与えたところ暫くして膝に乗ってくるようになりました。シメシメといったところです。  

2024-01 ( ♪♪ ラウンドは クラブ目線を 心掛け )

 ゴルフでは複数のクラブを駆使してラウンドします。そこには、ボールが置かれた状況等を吟味の上14本のクラブの中から次のショットに最適な番手のクラブを選択し、クラブ自体が気持ちよくスウィングされることがポイントになります。そしてスウィング時にクラブによりつけられたスピン量が難しさを増すとともにそれをコントロールすることに面白さがあると感じます。ところが幸いなことにTBGでは終始1本のクラブの使用のみ認められているので、クラブ選びの時間は不要です。その代わりに、1本のクラブを立てたり寝かせたり、はたまたクラブを持つ際シャフトの長さを変えたり、スウィングの大きさを調節するなどの決断が求められることになります。それには、シャトルが置かれているライを細かく観察することからのスタートとなります。ゴルフに比べてコントロールショットを要求されることが極めて多くなってきます。しかし、発案者がそこまで深く考えてのことか確認のしようがありませんませんが、選択肢を少なく抑えるためにショットマットの使用を考えたのではないかと筆者は考えています。私達愛好者としては、これだけ緻密に考えられているゲームを楽しむためには、利点と欠点とを理解したうえでクラブを自由に操れるようになれればゲームがより楽しいものにできるのではないかといえそうです。操れるといっても、所詮は活躍するのはクラブであることを無視してはしっぺ返しを食うことになってしまいます。クラブの特性を十分知ったうえでクラブの通り道を作ってあげましょう。私達が置かれた状況によりどんなショットをすればターゲットに向けて正確にシャトルを運べるのかという判断は、クラブではなくあなたがしなければなりません。私達に求められているのは、そのクラブの意に沿ったアドレスをいかに早く・正しく採れるかの練習をしておけばいいことになりそうです。これからはクラブを信じればいいのです。