2023-01から

2023-6 ( ♪♪  今だから 違いが分かる 人目指す )         何気なくプレーを続けていても、あなたが基本を忘れることがなければ、確実に上達の道を歩んでいけると確信しています。今の筆者は、あなたにちょっとした違いを見抜く力を見出す機会に巡り合えれば、進歩の度合いが一段とアップするのではないかと考えています。しかし自分のプレーでその違いを確認するのは至難の業だと筆者は考えていて、メディアを駆使することにより、その確認ができる機会を持てないかと模索しています。HPで動画をご覧になっている方が沢山おられるようですが、その動画の主役は言ってみればTBGの達人です。あなたが主役となって動画に登場する機会を作ることで上達の機会が得られます。そして、その動画に現れる違いを見抜く眼(目ではありません)をあなたが持てれば、もう怖いものなしになるのではないでしょうか。自分のプレーはさておき、色々な方のお力をお借りしながら、その違いを見抜くプレーの際のお手伝いや、違いを見抜くためのポイントを押さえた教科書風のものを作れないか等、コース内で大風呂敷を広げようとしているところです。   

2023-5 ( ♪♪ そこここに 段差に躓く 人がいる )         AH!私もだ、という声が聞こえてきました。加齢とともに、何でもない段差で躓いてしまうのです。この原因の一つは、足腰の筋肉の低下により、歩く際に足が上がらなくなってしまう事でのすり足状態の歩行にあるといいます。躓いた際踏ん張ることが出来ずに転倒し、骨折を起こし寝たきりの生活になってしまうこともあります。ここでの段差は、TBGにも通じるものがあることをご存知でしょうか。一段上の実力をつけてきた友が籠入れの練習をしていました。いつものようにうまく籠入れが出来ないと悩んでいるのです。ダフリショットを続ける友のマットの下には芝がなく、ライに問題があるようにみえました。声をかけてみると、原因が分からないという答えです。そこでその友に、少し離れたところからマットをよく見たらと勧めました。その友がジッとマットを見つめると、シャトルの少し後ろにコブがあることを見つけました。もうお分かりのように、その友は「毎回そのコブにクラブのリーディングエッジを当ててダフッていた」のです。そこでその友は、クラブの立て方とリーディングエッジの入れる場所を調整し いつもの籠入れができるようになりました。コースでマットを敷く時のライへの注視が必要だと痛感した友でした。加齢による注意点が増えるのと同様に、TBGにある程度慣れてきた際のコースに出た際の注意点の確認も大事だと知りました。 

2023-4 ( ♪♪ 好き嫌い あなたの基準は どこにある? )      半世紀まえになる頃、ベターハーフに決めたポイントを思い出してみました。お互いの親戚のお宅で知り合った二人でしたが、不謹慎だとお叱りを受けるかもしれませんが、婚約に至る決定的なポイントを思い出せません。ノーと答える点がなかったということになるのかもしれません。それが、なんとこの5月に金婚式です。わからないことだらけです。こんな書き出しですが、なにを言いたいかというと、「好き嫌いのメカニズム」なる文面に出くわしたからです。そこには、このような感情的な判断基準である「要因・原因」を知ることには非常に大切だと言っています。あるお笑い芸人が好きな理由は何ですか?と問われた時、単に「面白いから」というのは、ネタが面白いという人もいるのでしょうが、どの部分がどう面白いのかと、どんどん掘り下げていくと、意外と答られなくなってしまうケースが多いというのです。一方、芸人の側では、自分のネタが受けた場合でも受けなかった場合でも、その理由がなぜかと徹底的に掘り下げる習慣を持つか否かが芸人として伸びるか否かの差になるというのです。「要因・原因を論理的に考える」ことができると芸に再現性が出てきてどんな場面に出くわしても調子の波が少なくなり、常に力を発揮できるようです。では、私達「TBGの愛好者」はどうでしょうか?籠入れに失敗しても、それが偶然のなせる業だったとしたら、あるいは、熟慮した結果の偶然のミスだったとしたらどうでしょうか?良い結果が出ることで満足しますか?意図したとおりのスウィングをしたのに結果が出ないことに不満を覚えますか?つまりそこに論理的な分析があるか否かということになるでしょう。この一点が隣でプレーしているライバルに差をつけることになるのです。あなたが初心者の頃、ご指導を受けられていた時のことを思い出してみましょう。「このようにクラブをスウィングしていくと、シャトルはこのように弧を描いてあなたの意図するとおりに飛んでくれる(飛ばすのではない)のですよ」といわれたのではないでしょうか。その根本に流れているのが論理的な説明を受けたか否かになります。今のあなたには、この論理を自分独自の技術に昇華して欲しいのですが、時々は、原点である理論を思い出し、自分なりに深堀してみると、この先の進歩が一段と速いものになること必定ですよ。     

2023-3 ( ♪♪ 籠入れと 風に楽しみ 極まれり )          ターゲット・バードゴルフの楽しさを表現しようとすれば、筆者は「老若男女誰でも楽しめるゲーム」であり、「籠入れと風を楽しむゲーム」だということです。筆者もそれなりに嗜んできたゴルフでは、アプローチショットがOKパットの距離に近寄った回数が増えるたびに、日頃の努力が身についてきたことを実感したものです。ところがどうでしょう、ターゲットでは、アプローチショットがゴルフのホールに相当する篭に近ければOKとはいきません。セカンドホールからマット一枚より近くに寄せたくないというのが本音で、ここに一つの大きな楽しみ方があります。残り15mは直接篭を狙わないというプレーヤーが身近におられましたが、敢て刻むもよし、直接篭を狙うも良しという選択肢があるのです。もう一つは、羽根がついたシャトルであるだけに風の影響を強く受けますので、その風を読み切るといった楽しみがあるのです。屋外の自然の下でのゲームが主体ですので、常に一定の強さ・方向に風が吹くわけではない風を読み切って、いかに味方につけられるかです。この二つの楽しみを本当の楽しみにできる位の確たる実力をつけ、メジャーになりつつあるTBGをいつまでも楽しみましょう。      

2023-2 ( ♪♪ 打つ前に シャトルの泥は 拭き取ろう )       例年2年ごとに行われていたうが、2023年に「R&A USGA ゴルフ規則」が改訂されました。G社から発売された同規則は、今までになく読みやすいものに改訂されていました。是非皆さんもTBGというゲームの理解を深める意味からも一読されることをお勧めします。その中で、この季節に気になることとして、シャトルに霜柱が溶けかかった泥などが付着した場合の処置について触れてみたいと思います。同規則14.1cにあるのですがパッティンググリーンで拾い上げた球は常に吹くことができる」とあります。この規則により、パッティンググリーン以外では例外となる一定の場合以外を除き球を拭くことができないということになります。なぜこんな規則があるのでしょうか。ゴルフでは、これも規則9.1aに「コース上に止まっているプレーヤーの球はあるがままにプレーを進めなければならない」となっているからです。なぜなら、泥のついた球はどこに飛んでいくか想定することが難しいのです。打球に通常のスピンがかからず、球がターゲット方向にまっすぐ飛ばなくなってしまうのです。ではTBGの場合はどうでしょうか。幸い、シャトルをふくことを禁じる規則はありません(生涯スポーツということを考えればこれでいいと思います)ので、普通は常備していないため雑巾でふくことはできないでしょうが、もし泥が付着した場合はきれいにふき取ってプレーしましょう。あなたが気遣により泥が拭き取られ綺麗になったシャトルはターゲットに向かって気持ちよく飛んでくれますよ。

2023-1 ( ♪♪ クラブにも 言いたいことが あるのです )      令和5年を迎えたところで、ゴルフクラブからのお願いをお伝えすることにしました。それは私達がスウィングする時には、「クラブが動きたいようにお手伝い役に徹する」ということです。なぜかというと、ゴルフクラブには様々な技術が凝縮されて今のL字型の形態になっていることにあります。ところが、多くのプレーヤーは自分の手や腕を使って「クラブやシャトルをコントロールしようと四苦八苦し、挙句の果てはミスショットを繰り返している」のが現実だからです。年が改まったところで、これからは私達はぜひクラブが動きたいようにしてお手伝いすることをお勧めしたいのです。多くのスポーツで道具を使いますが、その中でもなぜゴルフクラブ全体はシャフトからまっすぐ伸びているのではなく、フェースが「L字型」に曲がっているのかを考えてほしいのです。ここには物理学のエキスが凝縮されているのです。シャフトの延長線上に重心がないことで、遠心力・向心力を利用するように設計されているのです。手や腕の使い方を誤ると力を殺してしまいます。またフェースは平面となって空の方向を向いていることから、地上に鎮座ましましているシャトルをインパクト以降空中に舞い上げてくれるようになっているのに、私達がインパクトでクラブを上げてしまうことでゴロとまではいかないまでも、低い弾道を打ってしまいます。そうです、ゴルフクラブからは、私達の手や腕は体との接点の役目をすることだけにとどめて、無駄な動きをしないようにしてほしいとの切実な願いの声が聞こえてきます。野球では、打ち出されたボールの飛距離はせいぜい140mどまりで、90度の広角の飛びでもヒットです。ところがゴルフではドライバーの飛距離は300mを超え、フェアウェーの狭さといったらありません。TBGは、一本のクラブしか使えないことから、色々な場面で小細工をしようとしてしまいがちですが、これからは必要最小限の工夫にとどめていきましょう。余計なことに気を遣わず、メンタル面を重視するという観点からコース攻略という高次の面に頭(脳)を使っていきましょう。まだまだ私達のスコアを短縮できる余地があるのです。頭の使い方といえば、今回の箱根駅伝では、コロナ感染開けにもかかわらずK大のエースが、監督の勇退を飾ってあげたいという想いで花の二区に手を挙げて三大会制覇に貢献しました。監督の采配も二区だけに「ニクイ」と感じたのは筆者だけでしょうか。多くの方から寒くなるといわれますが、今年も駄洒落を飛ばしていきたいと思っています。よろしくお願いします。